楽しく英語を勉強する方法を探しているなら、おすすめしたいアプリがあります。
それは『英語物語』。
ゲームで遊びながら英語を学べるという夢のようなアプリです。
そう言われても、簡単には信じられませんよね。
私も始めは「どうせ英語は身にならないし、ゲームとしても中途半端なんじゃない?」と疑っていました。
ですが思いのほか楽しく、英語の勉強にもなるので、すっかりハマってしまいました。
この記事では、英語物語を使った勉強法やおすすめポイントを紹介します。
どんなアプリなのか気になる人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
タップできる目次
英語物語とは?
そもそも英語物語とはどのようなアプリなのでしょうか?
まずは特徴を見ていきましょう。
英語クイズで敵とバトル
クイズ形式の英語学習アプリは、『Duoling』や『mikan』など他にもあります。
英語物語の特徴は、クイズを解くと敵を倒せるバトルゲームになっているところです。
単語や文法の4択クイズが出題され、正解すると敵にダメージを与えられます。
「4択だと簡単ですぐ飽きそう」と思うかもしれませんが、英語物語はゲーム性も高いんです。
回答スピードやミスの回数、敵と味方のキャラクター属性、選ぶ問題のタイプなど、さまざまな要素によってダメージの大きさが変わります。
バトルやガチャで新しいキャラクターを手に入れ、合成で進化させれば、味方チームが強力になっていきます。
もちろん手軽に遊ぶこともできますが、戦略を立ててやり込めるつくりなので、ゲーム好きの人も長く楽しめますよ。
日本列島を旅するRPG
さらに、単なるクイズバトルではなく、全体がストーリー仕立てになっています。
兄妹がパラレルワールドの日本列島を旅するという設定で、バトルに勝つと新しい都市に進めます。
ストーリーはかなりボリュームがありますが、全て日英バイリンガル表記で音声付き。
しかも読み上げ機能は、スピードだけでなくアクセント(アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語)まで選択できるんです。
ストーリーもユーモアがあって退屈しません。
全てセリフのやりとりで進んでいくので、マンガ感覚でサクサク読めます。
TOEICや英検に対応
ただのゲームとしても十分楽しめますが、英語学習機能も充実しているのが嬉しいポイント。
クイズで出題される範囲を指定すれば、目的に合わせて学習できます。
たとえば単語レベルは「小学生」から「難関大学」までの8段階、英会話レベルは「基礎的」「日常的」「本格的」の3段階。
さらにTOEIC、英検、センター試験に対応しており、目標スコアや級に合った出題範囲を選べます。
目標を明確にすると、漠然と勉強するよりも効果が出やすいので、最初に設定しておきましょう。
英語物語で得られる効果
私が実際に英語物語を使って感じた効果は、次の3つです。
ひとつずつ説明します。
英語学習を習慣化できる
英語学習において何より大切なのは「継続」です。
とはいえ、毎日机に向かって勉強するのは辛くありませんか?
私は仕事が忙しい時など、5分程度で終わる「スタディサプリENGLISH」のレッスンですら、「めんどくさいなぁ......」と思ってしまいます。
でも英語物語は不思議と続けられました。
というのも、ついついプレイしたくなる仕掛けがたくさんあるからです。
プレイすればするほどキャラクターが育ちますし、行動範囲が広がります。始めは関東地方のステージでしか遊べなかったのに、九州や北海道まで行けるようになりました。
また、起動するだけで「ログインボーナス」としてアイテムがもらえたり、期間限定イベントで海外ステージが解放されたりします。
これがただのゲームなら時間の浪費になりかねませんが、英語物語は英語の勉強にもなっています。
「英語を勉強するんだ!」と意識しなくても、自然と英語に触れている感じです。
こうして、苦労せずに英語学習が習慣化できました。
英語物語で毎日英語に触れていれば、少しずつ他の勉強法をプラスしていくのも難しくありませんよ。
生きた英語表現が身につく
真面目な参考書で勉強していると、「こんな会話、実生活では聞いたことがないな」と思うことはありませんか?
教科書にはいわゆる「正しい日本語・正しい英語」しか載っていないので、学校の成績が良い人でも、意外と日常表現を知らなかったりします。
一方、英語物語のストーリーを読んでいると、生きた英語表現が身につきます。
キャラクターが現代的な若者言葉で会話をしているからです。
たとえば「調子にのる」を英語にできますか?
私は知らなかったのですが、登場人物の英子ちゃんがこう言っていました。
I got carried away!
(調子のりました!)
後で調べたところ、get carried awayには「調子にのる、我を忘れる」という意味があります。
このように、使ってみたくなる便利な表現にたくさん出会いました。
ストーリーは繰り返し見られるので、丸ごと暗記するのもおすすめです。
弱点を把握できる
4択クイズは、「英会話」「TOEIC文法」「品詞」などタイプ別に分類されています。
復習方法については後半で詳しく説明しますが、間違えた問題が一覧で表示されるので、自分の弱点を把握するのに役立ちます。
私の場合、文法のミスが多く、中でも仮定法の問題を複数間違えていることが分かりました。
英語物語では学習範囲を設定できるので、苦手な問題が重点的に出題されるようにしましょう。
他の教材を使う時も、英語物語で見つけた弱点を優先してつぶしていけば、効率的に学習を進められます。
英語物語の使い方と勉強方法
続いて、英語物語の具体的な使い方と、効果的な勉強方法を紹介します。
目的に合わせて学習範囲をカスタマイズ
最初に学習範囲をカスタマイズしておきましょう。
「トップページ>学習>英語レベル・出題範囲を選択」と進むと、上の画面になります。
前述のように項目ごとに出題レベルを選べるので、自信のない人は「中学1年生」や「基礎的」から始めると安心です。
TOEICの場合は、「単語」と「文法(Part5)」ごとに目標スコアを設定できます。
いきなり難易度の高い問題にチャレンジすると、正解率が低くなってストレスがたまるので、まずは「自分のレベルと同じか、少し易しいかな」という程度にしておくのがおすすめです。
ストーリーの日本語と英語を比べる
英語物語のストーリーは、このように日英バイリンガルで表示されます。
日本語と英語を比べると、「これって英語ではこう言うんだ!」という発見があり、とても勉強になりますよ。
ただし、慣れるまでは全てを両方読む必要はありません。
ボリュームがあるので、最初から頑張りすぎると疲れてしまいます。
とりあえず日本語を流し読みして、どんどんストーリーを進めることを優先してください。
その中で、気になったところだけ立ち止まって読み比べましょう。
時間がある時に知らない単語や熟語を調べれば、さらに学習効果がアップします。
スクショで保存しておくと、後でまとめて見返せるので便利ですよ。
英語クイズ→復習を繰り返す
ストーリーを読み進めていくと、敵とのバトルが始まり、4択クイズが出題されます。
回答には時間制限があり、じっくり考えている暇はありません。
ここで間違えた問題をそのままにしておくとなかなか上達しないので、バトル終了後に復習しましょう。
復習の方法を説明しますね。
まず、各ステージの終わりに間違えた問題が表示され、ひとつひとつ確認することができます。
また、「復習」というページに今までのミスが全てまとめられているので、時間のある週末などに集中的に復習することも可能です。
各問題についている解説を読んで、「なぜ間違えたのか?」を確認してください。
それでも理解できない文法事項があれば、別の教材を併用してしっかり学び直すことをおすすめします。
英語物語のおすすめポイント
最後に、英語物語ユーザーの私が、特におすすめしたいポイントをまとめました。
英語物語がおすすめな人の特徴も紹介するので、参考にしてくださいね。
ご当地めぐりが楽しい
一番気に入っているのは、日本列島のご当地めぐりが楽しめるところです。
私は旅行が大好きなので、新しい都市ステージが解放されるたびワクワクしていました。
ご当地ごとのゆるキャラは、東京・浅草は雷門、大阪はたこ焼きなど、名物やランドマークがモチーフになっており、絶妙な可愛さと面白さなんです。
「大分は椎茸の産地なのか」「宮崎にはクルスの海っていう観光スポットがあるんだ」のように、新しく知ったこともありました。
バトルゲームに苦手意識がある人も、旅行感覚でゆるキャラ集めを楽しめますよ。
無料なのに広告が少ない
無料アプリの大半は、広告が多くてストレスがたまりますよね。
私も「広告のせいで勉強に集中できない!」とイライラした経験があります。
その点、英語物語は無料なのに広告が少ないので、とてもありがたいです。
ずっとFreeプランを使っていますが、広告が気になったことはありません。
一応、月額300円〜4,900円のサブスクプランで「広告スキップ」や「プレミアムガチャ無料」などの特典を受けられますが、特に必要は感じません。
もちろん、課金すればさらに使い勝手が良くなるだろうとは思いますが、お金をかけなくても十分満足できます。
英語物語がおすすめな人
英語物語は、以下の人に特におすすめです。
- 英語を楽しく勉強したい人
- 英語学習が続かなくて悩んでいる人
- スキマ時間で試験対策をしたい人
- ゲーム好きな人
- 旅行やゆるキャラが好きな人
とにかく無理なく続けられるので、「どうしたら英語が楽しくなるのかな?」と悩んでいる人に最適なアプリです。
空き時間にサクッと進められますから、少しでもTOEICや英検の勉強時間を増やしたい人にも役立ちます。
ただし、スキマ時間だけでのスコアアップは時間がかかるので、短期間で成果を上げたい場合は、他の教材も併用して学習に取り組んでくださいね。
⇨ご参考:【完全解説】初心者が最短でTOEIC600点を取る勉強法|レベルと難易度も紹介
また、単純にゲームとして面白いので、「どうせゲームをやるなら、ついでに英語にも触れられたらいいな」という人にもぴったりです。
まとめ|英語物語はゲームとしても英語教材としてもクオリティが高い
この記事では、私が愛用している英語物語の魅力をお伝えしました。
英語学習教材としてもゲームとしてもクオリティが高く、幅広い人におすすめできるアプリです。
「どうしても英語が続かない!」と悩んでいる人も、きっと英語を学ぶ楽しさを知ることができますよ。
無料で使えるので、少しでも気になったら、ぜひ一度ダウンロードしてみてくださいね。