
「瞬間英作文」という英会話トレーニングを聞いたことがありますか?
英語学習業界では、「独学で英会話がスラスラできるようになる」と評判のトレーニングです。
「瞬間英作文って何? どんな効果があるの?」
「正しいやり方とコツを知りたい」
「以前、試したことがあるけど続かなくて挫折してしまった。」
この記事は、このような方に向けて書いています。
私は以前、「瞬間英作文がスピーキング力アップに効果がある」と聞いて独学で勉強しました。しかし、学習を続けられず挫折してしまいました。
その後、プログリットを受講して、瞬間英作文トレーニングを2ヵ月間、毎日1時間続けた結果、スピーキング力を大幅に伸ばすことができました。
私の経験も踏まえ、この記事では以下について説明します。
- 瞬間英作文の効果~英会話がスラスラできるようになるトレーニング~
- 瞬間英作文のやり方のコツを詳細に説明
- 私が独学で瞬間英作文に取り組み挫折した理由
- なぜ、プログリットで瞬間英作文を続けられたのか
この記事の目次
瞬間英作文の効果
瞬間英作文トレーニングとは?
瞬間英作文とは、日本人の英語スピーキング力向上のために作成したトレーニングです。
中学レベルの英文法と単語で、大半の会話は成立します。そのため、学生時代に習った簡単な文章を瞬時に英訳できるようになると、格段にスピーキング力が上がります。
瞬間英作文は、中学レベルの文章が瞬時に口からついて出るようにするトレーニングです。
下の写真のように日本語例文と英語訳がセットになっており、日本語を見て瞬時に英語で発声できるようになることが目標です。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
瞬間英作文トレーニングをすると、英会話がスラスラできるようになる
実際、このトレーニングの効果は抜群です。
「英語がスラスラ口から出てくるようになった」
「英語で使う文法やフレーズが瞬間的に頭に浮かぶようになった」
など、独学でも英語スピーキング力を鍛えられるとの定評があります。
タイトルの通り「瞬間的に英作文」ができるようになります。
瞬間英作文はスピーキングの「文章化」を鍛えるトレーニング
ここで英語スピーキング力について簡単に説明します。
英語スピーキング力は3つの要素からなります。
要素2|文章化(言いたいことを、正しい文法や単語で瞬時に英語化する力)
要素3|音声化(正しい発音や英語らしいイントネーションで発話する力)
この図を見ていただくと分かりますが、瞬間英作文は「文章化」を鍛えるトレーニングです。
ちなみに英会話のレッスンは「概念化」のトレーニングです。そのため、英会話のレッスンを受けるだけでは、文章化と音声化が鍛えられず、英会話力が伸びません。
瞬間英作文トレーニング、発音と併せて取り組むことでスピーキング力が向上します。
瞬間英作文と英会話レッスンに対する私のイメージは以下の通りです。
野球に例えると、瞬間英作文は素振りや守備練習、英会話レッスンは練習試合です。
ピアノに例えると、瞬間英作文はハノン、オンライン英会話はピアノの先生に曲を披露する練習。
スポーツや音楽をやったことがある人は、上達には基礎練習が欠かせないと肌に染み付いているでしょう。
瞬間英作文トレーニングは、英語スピーキングにおける基礎練習です。
瞬間英作文の効果的なやり方のコツ5ステップ
次に瞬間英作文トレーニングの具体的なやり方を説明します。
瞬間英作文は以下の5ステップでトレーニングをします。
この5ステップを守って練習をすると、瞬間的に英語が口から出てくるようになります。
ステップ1|日本語を見て英文を暗唱(1文ずつ)
ステップ2|英文を見て、文法と単語をチェック
ステップ3|英文を見ながら3回音読(1文ずつ)
ステップ4|日本語を見ながら英文を3回暗唱(1文ずつ)
ステップ5|1ページ(10文)を終えたら、日本語を見ながら通して1文ずつ暗唱
日本語を見て英文を暗唱(1文ずつ)
左側のページに日本語の例文が書かれています。この日本語を見ながら、英訳をしてみます。このとき、英語を口に出してみるとよいでしょう。
簡単な文章でも、意外と英語化できないことに気づきます。
たとえば、このページの1文目。
「家族の中では母が一番早起きです」
すぐに英訳できますか?
私は、「あれ、“早起き“ってなんていうのかな?」と戸惑いました。
右側のページを見ると英文が載っています。
“My mother gets up earliest in my family.”
英文を見ると、「なんだ、簡単じゃないか」と感じるかもしれません。このように難しい構文や単語は使っていなくても、意外と瞬時に英語が出てきません。
英文を見て、文法と単語をチェック
英文を見て、文法と単語を確認します。わからないものがあれば、辞書で調べます。
先ほどの例文であれば、最上級にあたる”earliest”が使われているのがポイントです。
英文を見ながら3回音読(1文ずつ)
次に英文を見ながら1文ずつ、3回音読をします。
英文を口になじませるイメージです。
日本語を見ながら英文を3回暗唱(1文ずつ)
左ページの日本文を見ながら、英文を暗唱します。1文につき3回暗唱を繰り返します。
ここでのポイントは、英文を暗記するのではなく、毎回英作文するイメージで取り組むことです。
瞬時に英文を作る練習をするためです。
1ページ(10文)を終えたら、日本語を見ながら通して1文ずつ暗唱
1ページ全ての例文の暗唱を終えたら、最後に全て通して1文ずつ暗唱します。
左ページの日本文を見ながら、英訳します。
ここまでの5ステップで1ページ分のトレーニングは終了です。
慣れてくると1ページを3分くらいでできるようになります。
一日に6~10ページを目安にトレーニングするとよいでしょう。
瞬間英作文をくりかえし練習する
瞬間英作文トレーニングの目標は、日本文を見て瞬時に(3秒以内に)英訳できるようにすること。
大半の人は、本を一度通して練習しただけでは、瞬時に英訳できるようになりません。
そのため、一冊の本を2周、3周とくりかえし取り組むことが重要です。
実際、私もプログリット受講中に1冊を2周くりかえして練習しました。
私が独学で瞬間英作文に挫折した理由
瞬間英作文の効果は抜群、しかし・・・
先ほど、瞬間英作文トレーニングは、英語スピーキングの基礎練習と説明しました。また、このトレーニングの効果も口コミで検証されています。
このように瞬間英作文の効果は抜群です。
しかし現実には、独学で瞬間英作文トレーニングを続けて英語が喋れるようになる人は多くありません。
その理由は、このトレーニングがつまらないからです。2~3ページやると飽きてきてしまいます。
そのため、いくらスピーキング上達に効果があるとわかっていても、独学で続けられる人は多くありません。
なぜ、瞬間英作文が続かなかったのか?
実際、私も以前から瞬間英作文トレーニングの効果は知っていましたし、書籍も購入していました。
何度か思い立ち、トレーニングをやったことがあります。しかし、毎度数ページで挫折してしまいました。
簡単な文章をひたすら英訳して暗唱する。しかも、全ての文章を3回くりかえし暗唱する。
1ページ終わることには疲れを感じ、数ページ進めると、めんどくさくなり投げ出してしまう…
このくりかえしでした。
なかには、野球の素振りや、ピアノのハノンの練習が好きで苦にならない人もいるでしょう。
しかし、大半の人は素振りやハノンを一人で続けるのは苦痛に感じるのではないでしょうか。
瞬間英作文も同じです。効果があるのはわかっているけど、なかなか一人で続けられない…
少なくとも私は挫折してしまいました。
期待する英語力の伸びと、実際の英語力の伸びのギャップ
上の図は、瞬間英作文の学習時間と英語力の伸びの関係を表しています。
横軸が、瞬間英作文に取り組む日数で、縦軸が英語力です。
図中の青色の点線は「期待する英語力の変化」です。たいていの人は学習時間に比例して英語力が伸びていくと期待します。
一方で、赤色の実線は「実際の英語力の変化」です。
学習初期は、トレーニングをしてもほとんど英語力は伸びません。
しかし、1か月程度トレーニングを続けると一気に英語力が伸び始めます。
つまり、英語力の伸びはトレーニング時間に比例しません。
そのため、学習初期は「期待する英語力の伸び」と「実際の英語力の伸び」に大きなギャップが生まれます。
その結果、「いくら勉強しても成長している気がしない」と感じ挫折してしまうのです。
実際、私もまさにこのパターンにはまっていました。
いまなら分かりますが、1か月程度トレーニングを積むと、成長実感が得られ始めます。すると、勉強するだけ英語力が伸びるため、自分の成長が楽しくなりトレーニングを継続しやすくなるのです。
すなわち、成長実感を得にくい最初の1か月程度をいかに乗り切るか? が瞬間英作文トレーニングで英語力を伸ばすポイントです。
プログリットで瞬間英作文を続けられた理由
その後、私は仕事で英語を使う必要が生じたため、プログリットを受講しました。
学習プランの詳細はプログリット(Progrit)のカリキュラムと内容【スケジュールも公開】にまとめましたが、瞬間英作文トレーニングも重要な学習内容の一つ。
過去に挫折したことがあるので、「効果があるのはわかるけど、ほんとに瞬間英作文をやりきれるかな…」と不安を感じていました。
しかし、プログリットでは違いました。なんと、2ヵ月間に3冊も瞬間英作文トレーニングをこなすことができたのです。
その結果、スピーキング力が大幅に伸び、英語で仕事ができるようになりました。もちろん、他のトレーニングの効果もありましたが、私が苦手だった「瞬時に英語を口にする」ことができるようになったのは、瞬間英作文の効果が大きいと感じています。
では、なぜ独学では続かなかった私が、プログリットでは瞬間英作文をやり切り、英会話力を伸ばすことができたのでしょうか?
その理由は、プログリットのコンサルタントの存在です。コンサルタントは生徒にマンツーマンでサポートをしてくれます。学習プランを作るだけでなく、学習進捗管理、生徒の不安へのサポート、学習方法へのアドバイスなど、2ヵ月間フルにサポートしてくれます。
特に最初の1か月程度、勉強しても英語力の成長実感が得られない時期をこえるため、コンサルタントのサポートはありがたいものでした。
トレーニングが苦しい時期の不安を解消する
学習を続けても成長実感が得られずモチベーション下がるとき、このやり方を続けて英語が話せるようになるのか不安なとき、コンサルタントに相談すると親身に話を聞きアドバイスをしてくれます。
実際、私も成長を感じられないとき、コンサルタントに相談をしました。
そんなとき、「ご自身では気づかないかもしれませんが、着実に英語力は伸びています。このまま続けていきましょう」とのフィードバックをいただいたため、安心して学習を継続することができました。
「承認欲求」をエンジンに使う
上の図はプログリットで瞬間英作文トレーニングを続けられた理由を表しています。
先ほど説明したように、学習によるスキルの伸びは、学習量に比例しません。一定量をこなした後で急にスキルが伸びます。
過去に挫折した経験から、学習初期はモチベーションの維持が難しいとわかっていました。
そのため、私はあえてモチベーションをすり替えることにしました。
どういうことかというと、コンサルタントに学習報告し、課題を着実な進行をほめてもらうことをモチベーションにしたのです。つまり、「承認欲求」をエンジンとして使うことにしたのです。
「承認欲求」とは、人から認められたい、ほめられたいと感じる欲求です。
承認欲求が強すぎると、他人からの評価に左右されることにつながります。しかし、うまく使いこなすと辛い学習やトレーニングを続けるモチベーションとして使うこともできます。
そのため、成果を感じずらい最初の1か月くらいの間、承認欲求をエンジンに学習を続けることにしました。
1か月ほど後、瞬間英作文によるスピーキング力の成長を実感できるようになり始めました。
仕事で英語の会議に参加しました。
以前は、「えっと、この文法でよかったかな?」と考え、頭の中で英文を完成させた後、発言していました。そのため、英語を話すまでにタイムラグがあり、かなりぎこちなかったです。
しかし、このときは違いました。自然と英語が口からついて出るようになっていたのです。
このとき、瞬間英作文トレーニングの効果を実感しました。
その後は、「学習する⇒成長を感じる⇒楽しくなりさらに学習する」というよいスパイラルが生まれました。
このころから承認欲求を手放し、「英語がうまくなるから、勉強をしたい」という内発的動機のエンジンに切り替えることにしました。
このように学習効果が出づらい時期をコンサルタントのサポートと、承認欲求をつかって乗り切り学習を軌道に乗せました。
その結果、2ヵ月で3冊分の瞬間英作文トレーニングを続けることができ、英語スピーキング力を大幅に伸ばすことができたのです。
まとめ|瞬間英作文で英会話力を伸ばすために必要なこと
この記事では、私の経験を踏まえて瞬間英作文トレーニングにより、スピーキング力の「文章化」スキル向上の効果があることを解説してきました。
瞬間英作文は、英語が瞬時に口から出てこない日本人に有効なトレーニングです。
しかし、野球の素振りやピアノ練習のハノンのように単調なトレーニングを続けられる人は少ないです。実際、私は何度も挫折しました。
一方で、プログリットではコンサルタントのサポートにより、最初の苦しい1か月を乗り切り、英語力を伸ばす軌道に乗せることができました。
その結果、仕事の会議でも瞬時に英語が口から出てくるようになり、「英語で仕事ができる」ようになりました。
以下に当てはまる人は、プログリットを検討してもよいかと思います。
- 独学で瞬間英作文を続ける自信がない人
- 過去に、瞬間英作文にトライして挫折したことがある人
瞬間英作文以外にも、英語力アップに効果的な勉強法を教えてくれます。
プログリットの体験談に興味がある方は以下の記事を参考にしてみて下さい。
↓↓↓筆者の体験記事
少しでも気になる人は、無料カウンセリングで自分に合うか試してみるとよいでしょう。
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(2022.02.22追記)
プログリットの岡田祥吾社長にお話しを伺いました。
- どのような想いでプログリットを創業したのか?
- プログリットの社名にこめた誓い
- プログリットを受講して、英語力だけでなく人生が変わったという人が多いのはなぜなのか?
詳しくお話していただきました。
筆者自身、インタビューをしながら、
「このような想い、視点でプログリットを運営されていたのか・・・」
と驚きの連続でした。
気になる方は、以下の記事を読んでみて下さい。
↓↓↓岡田祥吾社長のインタビュー記事
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