英単語を覚えられなくてストレスを感じる理由|なぜ覚えられないのか?

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英単語をなかなか覚えられなくて泣きたくなる......。どうやったら英単語を覚えられるか教えてほしい。
  • 英単語を何回やっても覚えられなくてイライラする
  • 英単語を覚えてもすぐに忘れてしまい泣きたくなる

このような悩みを持つ人に向けて書いています。

 

筆者自身も、さまざまな方法で英単語を覚えようと試行錯誤を繰り返してきました。英単語帳を使ったり、ごろ合わせを使ったり、書籍や英字新聞に出てきた単語を覚えたり、などです。

 

筆者がビジネス英語コーチとしてサポートする中でも、「結局のところ、どのように英単語を覚えるのが効果的なのでしょうか?」と聞かれることがあります。

 

結論を言うと、英単語を効率的に覚えるには、「脳をだます」のがポイントです。

大和博
脳科学の仕組みと併せて、英単語の効率的な覚え方を解説します。

 

英単語を覚えられなくてストレスを感じる4つの理由|なぜ覚えられないのか?

まず英単語を覚えられない4つの原因を解説します。

 

     

      英単語を「覚えよう」としている

      逆説的ですが、英単語を「覚えよう」とすると、なかなか記憶することができなくなってしまいます。

      なぜなら、人間の脳は「覚えよう」とするときより、「思い出そう」としたり「使おう」とするときに、記憶に定着するからです。

       

      人が物事を記憶するプロセスは3つあります。

      記憶の3つのプロセス
      1.  覚える
      2. 覚えておく
      3. 思い出す

      これら1.~3.は互いに関連しあっています。

      特に重要なのは「3. 思い出す」プロセスです。思い出そうとすることで、記憶に定着するからです。

      たとえば、目をつむって思い出す、口に出してみる、誰かに話すなどをして「思い出そうとする」ことで、英単語を覚えやすくなります。

       

      英単語を「使う」とさらに覚えやすくなる

      さらに、英単語を「4. 使う」プロセスは「3. 思い出す」プロセスと密接にかかわっています。覚えた英単語を使うとき、必ず思い出すプロセスを経るからです。

      覚えたい英単語を積極的に使うと記憶に定着しやすくなります。

      たとえば、英語ライティングに使ってみる、英会話で使ってみるなどです。

       

      大和博
      「覚えよう」とするだけでは、英単語は記憶に残りづらいんです。

       

       

      英単語を1回で覚えようとして復習をしない

      2つ目の原因は、1回で覚えようとして復習をしないことです。なぜなら人は忘れるものだから。そのため復習が欠かせません。

      下の図でその理由を解説します。

       

      エビングハウスの忘却曲線

      上の図の左側は、心理学者のヘルマン・エビングハウスが提唱した「エビングハウスの忘却曲線」です。意味のないランダムな文字を覚える記憶力テストの結果をもとに、人の記憶の時間変化を調べた研究です。

       

      グラフの横軸は日数、縦軸は記憶の「節約率」です。記憶の節約率とは、一度覚えた単語を再度覚えるのにどのくらい時間が短くなったか? を表す指標です。

      たとえば、最初に単語を覚えるのに30秒かかったとします。節約率50%のときは、30秒×50%=15秒で覚えらるということです。簡単に言うと、「節約率=記憶への残り方」です。

       

      グラフを見るとわかるように、時間が経つほど節約率が下がっていきます。つまり一度覚えた単語を忘れてしまい、再度覚えるのに時間がかかるようになります。

      そのため、節約率が高いうちに復習して記憶にとどめておくことが重要となります。

       

       

      海馬(かいば)をだまして記憶に定着させる

      人の記憶には短期記憶と長期記憶があります。

      短期記憶と長期記憶
      • 短期記憶:数秒~1日くらいの短い記憶。電話番号を聞いて覚えておくこと、一夜漬けなど。
      • 長期記憶:何年も続く記憶。小学校の頃のエピソードなど。

        エビングハウスの研究は主に短期記憶に関するものでした。

         

        復習が重要な2つめの理由は、短期記憶から長期記憶への移行に関わるものです。

        人間の脳には「海馬(かいば)」と呼ばれる組織があります。

        インプットした情報を短期記憶にストックし、長期記憶にふりわけるか、捨てる(忘れる)かを判断する司令塔の役割です。

         

        短期記憶と異なり、長期記憶に移動した情報は簡単には忘れません。

        テスト直前に一夜漬けで覚えたもの(短期記憶)は翌日にはすぐに忘れてしまうけれど、小学校の頃に家族で行った旅行の光景を大人になっても覚えている(長期記憶)ことを考えると、イメージしやすいと思います。

         

        つまり、英単語を短期記憶から長期記憶に移動させることが、記憶に定着させるポイントになります。

        では、どのようにしたら長期記憶に移管できるのか?

        海馬が「重要!」と判断した情報は長期記憶に移管されます。

        大和博
        海馬を騙して長期記憶に残すのが大事です。

         

        では、海馬はどのような情報を「重要!」と認識するのか?

        人が生きる上で必須な情報を、海馬は「重要!」と判断します。これは人間が野生の暮らしをしていたころにできた仕組みです。

        たとえば狩りにでかけるときに、安全な道か危険な動物が出る道かを覚えておかないと、自分の身を危険にさらすことになるからです。

         

        脳をだまして英単語を記憶する

        もちろん英単語が生きるのに必須であるケースはほとんどありません。しかし、この海馬の特性を利用し、脳をだまして英単語を長期記憶に移動しやすくすることは可能です。

         

        海馬は繰り返しインプットされる情報や、強い感情を伴う情報を「生きるために重要」だと判断するからです。

         

        したがって、何度も繰り返し復習したり、イメージや感情をこめて覚えたりすると、長期記憶に移行しやすくなります。その結果、英単語を覚えやすくなるのです。

        反対に、英単語を1回で覚えようとして、復習しないと覚えられません。

        これらの理由から英単語を覚えたいなら、復習を利用しない手はありません。

        大和博
        復習することで、脳をだまして記憶させることができるわけです。

         

        「英単語を覚られない」「記憶力が低い」と思っている

        「英単語を覚えるのが苦手」「生まれつき記憶力が低い」と思い込んでいる人は、実際に英単語を覚えるのが苦手になります。

        以下でその理由を説明します。

         

        「記憶力」は遺伝するが、他のスキルより遺伝の影響は小さい

        たしかに「記憶力」は遺伝することがわかっています。

        双子の性質を比較して遺伝の影響を研究する「行動遺伝学」と呼ばれる学問分野で、様々なスキルがどの程度、遺伝の影響を受けるかが調べられています。

         

        これらの研究結果によると、記憶力の35~50%程度は遺伝で説明がつくとわかっています。残の50~65%は「環境」によって決まります。

         

        35~50%が遺伝と聞くと、とても大きいように感じるかもしれません。しかし、他のスキルと比べると記憶力の遺伝率は低い方です。

        たとえば、数学、音楽、スポーツのスキルは約80%が遺伝で決まります。IQもだいたい80%は遺伝です。

         

        このように考えると記憶力は遺伝の影響が少ない部類だとわかります。つまり、よい環境に身を置き努力すれば記憶力を高められるということです。

        ※詳細を知りたい方は日本人の9割が知らない遺伝の真実 を読んでみて下さい。

         

        「記憶力を伸ばせる」と考える人は、実際に記憶力が高まる

        心理学者のキャロル・ドゥエックは、人のマインドセットと実際のスキルとの関係を調査しました。

        マインドセットとは、「自分の能力をどうとらえているか?」に関する価値観です。

        この研究によると、マインドセットの持ち方により、以下のような違いがあります。

         

        マインドセットと能力の伸び
        • 硬直マインドセット=自分の能力は固定されて伸ばせないと信じている ⇒ 実際に能力を伸ばしにくい
        • しなやかマインドセット=自分の能力は伸ばせると信じている ⇒ 実際に能力を伸ばしやすい

           

          つまり「自分の能力は固定されていて伸ばせない」と考える“硬直マインドセット”の人とくらべ、「自分の能力は伸ばすことができる」と考える“しなやかマインドセット”の人は実際に能力を伸ばしやすいということ。

          ご参考:マインドセット「やればできる! 」の研究

           

          つまり、「英単語を覚えるのが苦手」「自分は記憶力が低い」と思っている“硬直マインドセット”の人は、実際に記憶力が低くなってしまうのです。

           

          以上をまとめるとポイントは2点です。

           

          遺伝、マインドセットと記憶力の関係
          1. 確かに記憶力は遺伝するものの、他のスキルと比べると遺伝の影響は小さい
          2. 一方で「英単語を覚えるのが苦手」と思い込んでいると、実際に覚えるのが苦手になる

            したがって、英単語を覚えるのが苦手と思っている人は、文字通り英単語を覚えられなくなってしまいます。

             

            大和博
            たしかに記憶力に遺伝や才能は影響しますが、「自分は英単語を覚えられる!」という前向きなマインドが大事ということですね。

             

            英単語の勉強を長時間やろうとする

            英単語の勉強に取り組むことを思い立ち、「よし! 英単語の勉強を毎日2時間やろう!」と気合を入れる人も、英単語を覚えられません。

            なぜなら、人の集中力は15~30分程度しか続かないからです。

            疲れた状態で勉強を続けても頭に入ってこないことは、誰しも経験したことがあるはず。英単語の勉強を2時間ぶっ通しでやっても、ほとんど記憶に残りません。

            長時間、英単語の暗記をやるのは脳の性質に反しているからです。

             

            脳科学に基づく英単語の覚え方|勉強法7つのコツ

            ここまで、脳科学や心理学の知見をもとに、英単語を覚えられない原因を分析してきました。

            つぎに、英単語の勉強法のコツをお伝えします。

             

            覚えた直後から「思い出す」

             

            さきほど、記憶のメカニズムから「覚えよう」とするより「思い出す」「使う」方が記憶に定着しやすいと説明しました。

            なぜなら、「この英単語は重要!」と脳をだまして、長期記憶に定着させやすくなるからです。

             

            では、どのタイミングで思い出す作業をするのがよいのでしょうか?

            それは英単語を覚えた「直後」です。英単語を覚えた直後は、まだ短期記憶に保持されているから。

             

            英単語を覚えた直後に、目をつぶって思い出す、口に出してみる、誰かに話すことで、「思い出す」と記憶に定着しやすくなります。

            さらに1日後、1週間後、1か月後を目安に思い出すプロセスを試すと効果的です。

             

            繰り返し復習する

            先ほど、繰り返し復習することの重要性を説明しました。繰り返し同じ英単語に触れると、海馬(かいば)が重要な情報だと勘違いをして長期記憶に移管しやすくなるからです。

            つまり何度も同じ単語に出会うことが重要なのです。

            復習するとき、単純に英単語を見るだけではなく、思い出そうとすると更に効果的です。

             

            英単語を覚えるときは脳に刺激を与える

            英単語を覚えるときに、脳に刺激を与えるのも効果的です。

            具体的には2つの方法があります。

             

            資格、聴覚、運動と組み合わせる

            1つ目は視覚、聴覚、運動を組み合わせることです。なぜなら、視覚、聴覚、運動は脳の違う部位を使うからです。

            違う部位を使うと、脳の神経につながりが生まれ記憶が強固になります。

            たとえば、英単語を見ながら音で聞く、口に出してみるなどです。

             

            覚えるときに感情をこめる

            2つ目は覚えるときに感情をこめることです。

            海馬が「重要!」と判断して長期記憶に移動しやすくなるからです。

            英単語を文字や音声で覚えるだけでなくイメージをしてみる、などです。

             

            たとえば、”promising” (有望な) を覚えるとき。新入社員の男性、初々しくて素直、仕事にも積極的で覚えも早い。こんな人をイメージしてみます。

            すると”promising”と有望な新入社員をイメージしたときの感情がセットで記憶に残ります。

            このように英単語を覚えるときに、イメージや感情の力を使うと覚えやすくなります。

             

            大和博
            イメージ化をすると、英会話で覚えた単語を使うときにパッと出てきやすくなるメリットもあります。

            記憶に残る「絵コンテ法」

            もっと強く記憶に残すには「絵コンテ法」が効果的です。

            絵コンテ法は「吉野式記憶術」を考案した吉野邦昭氏が開発したメソッド。

             

            絵コンテ法とは「語呂合わせ+イメージ化」をセットにした方法。ポイントは具体的な絵やシーンをリアルに思い浮かべつつ、語呂を合わせること。

             

            たとえば、remedy(療法)は以下のように覚えます。

            • 整骨院にいったら、先生が冷麺で(remedy)直す療法を行おうとしてきて驚いた!

            「え? 冷麺で? どういうこと?」と感情が動き、冷麺を背中に乗せようとするイメージが湧いてきませんか?

            参照:【超効率】長期記憶のしくみをわかりやすく解説!忘れない脳をつくる方法|ブレインノート

             

            こうなればしめたもので、忘れようとしても忘れられなくなります。

             

            以下の動画では、絵コンテ法のやり方を吉野邦昭氏が解説しています。漫才のように語るストーリーが印象的で、嫌でも単語を覚えてしまうはず。

            「どうしても英単語が覚えられない......」という場合は、ぜひ見てくださいね。

             

            英単語帳は一気に二周以上回す

            英単語帳に取り組むときには、一気に進めるのが効果的です。

            たとえば、200ページある単語帳を、1日1ページ進めても終わるまでに200日かかってしまいます。そのころには前半に出てきた単語を完全に忘れてしまっています。

            たとえば、以下のように進めると記憶に定着しやすくなります。

             

            英単語帳の使い方の例
            1日目:1~20ページ
            2日目:1~20ページの復習+20~40ページ
            3日目:20~40ページの復習+40~60ページ
            ・・・

             

            このように復習をしながら一気に進めていきます。一度に覚えようとしなくてかまいません。何度も同じ単語に出会うことで覚えられるからです。

            単語帳を最後までやり終えたら、もう一度最初に戻り復習していきます。

             

            単語帳に取り組む二周目は、一周目よりも短い時間で進められるでしょう。記憶した単語が増えているからです。

            何度も復習することが最もパワフルな記憶術だからです。

            このプロセスを繰り返します。一つの単語帳をできれば5周、最低でも2周は繰り返し取り組むことをおすすめします。

             

            実際、私は英語コーチングスクールのプログリットを受講したとき、キクタンTOEIC800と990の二冊を、2ヵ月間でそれぞれ3周ずつ取り組みました。その結果、語彙力を短期間で高めることができました。

             

            以下に、筆者の体験談を書いたので、気になる場合は参考にしてみてください。

             

             

            1回15分程度の勉強を繰り返す

            まとめて1時間英単語の勉強をするより、1回15分程度の英単語の勉強を4回に分けるのがオススメです。

            なぜなら、人の集中力は15分程度しか続かないからです。

             

            また、人間の脳には勉強の始めと終わりは集中力が増す傾向があります。1時間続けて勉強しても、実際に集中しているのは最初と最後の5分程度。

            そのため、1回の勉強時間を15分程度に区切った方が高い集中力を維持できます。通勤時間や昼休みなどのスキマ時間を活用すると、ちょうどよいです。

             

            英単語帳で勉強しつつ生の英語に触れる

            英単語の学習法には大きく2つの考え方があります。

            英単語の2つの学習法
            • 効率的だから英単語帳を使って覚えるべき
            • 英単語は文脈で覚える方が頭に残る。だから生の英語の文章や音声から学ぶべき

              結論から言うとどちらも正しく、メリットとデメリットがあります。

               

               

              単語帳を使うと一気に多くの単語に触れることができる一方、具体的な使われ方のイメージがつきにくいこともあります。

              もちろん、単語帳も例文とセットで単語を覚える形式になっていますが、実際にどんなケースで使われるのか分かりづらいこともあります。

               

              反対に英語雑誌、新聞、書籍を読みでてきた単語を覚える方法。あるいは、リスニング音声に出てくる単語を記憶していく方法。

              メリットとしては、文脈とセットで覚えられるため、イメージや感情が沸きやすい。

              デメリットとしては、英単語に出合う頻度が低く何度も同じ単語を調べることになりがち。

               

              このようにメリット/デメリットがあるため、「どちらか一方」と考えるのではなく「両方の勉強法を使う」とより効果的です。

               

              具体的には英単語の学習と並行して、英語の本を読む、英語ニュースなどの音声を聞く、英会話のレッスンを受けるなどです。

              単語帳に出てきた単語に、他の場所で出会うと忘れません。

               

              「単語帳×実際に使う」で英単語を覚える

              実際、私がキクタンTOEIC990に取り組んだとき。

              単語帳の中に”itinerary”という単語が出てきました。「旅行日程」「旅行計画」などの意味です。

              実のところ、この単語はなかなか覚えられませんでした。「こんな単語、ビジネスで使うことあるのだろうか?」と思っていたからです。

               

              この時期にアメリカから顧客が来訪しミーティングをしました。次回のスケジュールについて議論しているとき、相手がこう言ったのです。

               

              “Wait a minute. I’ll check my itinerary.”

              「少し待ってください。出張の工程を確認します。」

               

              このときはじめて、「この単語は、こういう文脈で使うのか!」と気づきとても印象に残りました。この単語は二度と忘れないと思います。

               

              英単語帳を見ていると、「こんな単語、本当に使うのかな?」と疑問に思うことがあります。しかし、実際には生の英語で使われているものばかり。本や雑誌を読んだり、英語ニュースを聞いたりしていると、意外なところ使われているのに気づくことがあります。

              私の経験からも、英単語学習と並行して生の英語に触れる機会を増やすと相乗効果があります。

               

              英単語の覚え方を「効率性」と「効果性」でマップ化

              ここまで英単語の覚え方のノウハウを紹介してきました。

              結局のところ、何が一番よい方法なの? と疑問に持つ方もいると思います。下の図に全体像をマップ化してみました。

               

              • 横軸は「効率性」|短期間に多くの単語を覚えられるか? を表します。
              • 縦軸は「効果性」|覚えた単語を自分で使えるようになるか? です。

               

               

              英単語の反復学習は効率性が高い

              効率性が最も高く、効果性はそれほど高くありません。

              英単語帳を使った学習では、一度に多くの語彙に出合える一方で、実際の使い方がイメージしづらいケースが多く、覚えた単語を自分で使えるようになるには時間がかかります。

              重要なのは、繰り返し単語帳に取り組むことです。1回の学習だけでは記憶に定着しないからです。

               

              また、英単語帳をノートに書き写して覚えようとする人もいます。たしかに、視覚野と運動野を同時に使うため、見るだけよりは覚えやすいです。しかし、書き写すのに時間をかかってしまうので、あまり効率がよいとは言えません。

               

              例文で覚える

              これも英単語帳を使った暗記法です。

              単語だけではなく例文を読むため、単語帳を進めるのに少し時間がかかります。

               

              しかし、単語だけで覚えようとするより、使い方のイメージが沸くため記憶にとどめやすくなります。

              英単語帳に取り組むとき、簡単に覚えられるものは単語のみで記憶し、覚えづらいものは例文とセットで記憶するようにすると効率性と効果性を両立できます。

               

              雑誌や本、リスニング音声に出てくる単語を覚える

              生の英語に出てくる単語を調べて覚える方法です。使われる文脈がイメージしやすいため、いったん覚えてしまえば自分でも使いやすくなります。

               

              一方で、同じ単語に出合う頻度が低い上、出会う単語数が少ないため効率性は高くありません

              英単語帳の勉強をしながら、生の英語に触れて単語を自分のものにしていくと効率性、効果性ともに高くなります。

               

              会話や文章で実際に使ってみるのは効果性が高い覚え方

              実際に自分で使うのが、最も英単語を自分のものにしやすいです。

              しかし、当然ながらこの方法だけでは語彙は身に着きません。

               

              そもそも見たこともない単語は会話や文章で使いようがないからです。

              そのため、英単語帳に出てきた単語や新聞を読んでいて出てきた単語を覚えた後、実際に使ってみると効果的です。

               

               

               

              まとめ|脳の仕組みに基づく効率的、効果的な英単語の覚え方

              この記事では記憶のメカニズムに基づき、どのようにすると英単語を覚えやすいかを紹介してきました。

              改めてポイントを繰り返します。

               

              この記事のポイント
              • 英単語は覚えようとするより、思い出そうとする。
              • 復習を繰り返す
              • 英単語帳で勉強しながら、生の英語に触れる
              • 15分のスキマ時間を使い、高い集中力の状態で覚える

              英単語を覚えるときに、これらの方法を取り入れてみて下さい。

               

              英単語の勉強だけでなく、科学的に効果がある方法で英語学習をすると、短期間でも飛躍的に英語力を伸ばせます。興味がある方は、以下の記事を参考にしてみて下さい。

               

              ⇒ご参考:英語の科学的な英語学習法5つのポイント|効率的な勉強法の秘訣

              独学だと厳しそう......という人へ

              「とはいえ独学だと英単語を集中して覚えるのは難しい......」という方も多いと思います。何を隠そう、私もそうでした。
              そんな場合は英語スクールを利用するのもアリです。
              最近人気の「英語コーチングスクール」は、受講生一人ひとりに専属コーチがついて英語学習をサポートしてくれます。
              短期間で英単語だけでなく総合的に英語力を伸ばす卒業生が続出しています。
              • 3ヶ月でTOEIC300点アップ
              • 3ヶ月でビジネス英会話を習得

              このような成果を出す卒業生は一人や二人ではなくゴロゴロいます。

               

              以下の記事には、筆者が実際に体験したおすすめスクールを厳選しています。少しでも気になる場合は見てみてくださいね。

              ⇨【保存版】英語コーチングスクール16社を比較~おすすめランキングあり~

               

              カテゴリー
              ビジネスで成果を出せる英語力とは?

              あなたは、こんな悩みを抱えていませんか?

              • TOEICの勉強をしても、ミーティングで外国人の発言を聞き取れず悔しい思いをした......
              • 英会話スクールに通っても、ディスカッションで発言が出せず情けなくなった.....

                 

                あなたも薄々気づいているのではないでしょうか。いくら英語ができても、仕事で成果を出したり収入をあげたりできない真実に。

                 

                いくらTOEICでハイスコアを取ったり英語が流暢になっても、”ビジネスで成果を出せる”英語力を身につけなければ、あなたの仕事での評価は下がってしまいますし、収入も上がりません

                反対にTOEICの点数が低かったり、英語が流暢でなくても”ビジネスで結果を出せる”英語力があれば、あなたの評価は高りますし、収入も上がります。

                 

                もし、あなたが”ビジネスで結果を出せる”英語力を身につけたいと少しでも思うのであれば、「実践で使える英語」に絞って学習するのが近道です。この方法で学ぶと以下のようなメリットが得られます。

                 

                メリット
                • 無駄な学習をしないので、最短で”ビジネスで結果を出せる”英語力が身につく。
                • 仕事相手の外国人の考えがわかり、コミュニケーションがスムーズになってストレスが減る。
                • 英語力アップが仕事の成果につながる。

                   

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