ビジネス英語の必須イディオム(慣用句)20選~ネイティブが使う表現を厳選~

「PR」

ビジネス英語のイディオムを使いこなせますか?

ネイティブは、会議の議論や交渉の場で「on the same page」「get the ball rolling」などのイディオムをよく使います。

 

イディオムを覚えておくと、ビジネスのコミュニケーションが円滑になり、相手から一目置かれたり、同僚から尊敬の目で見られたりします。これらのイディオムを知らないと、英語力が高くても相手が言っていることが分かりません。

 

しかし英語には、多くのイディオムがあるので、「とても覚えられない......」と感じる人も多いかもしれません。

とはいえ、実際のビジネスの場で使われるイディオムは、それ程多くありません。この記事では、ビジネスでよく使われるイディオム20個を厳選して紹介します。

 

大和博
イディオムはとっつきづらい印象がありますが、覚えてしまうと結構便利です。

 

なぜ、ビジネス英語のイディオムを学ぶ必要があるのか?

 

イディオムは慣用句とも呼ばれ、特有の意味を表す定型表現です。日本語にも多くのイディオム(慣用句)があります。たとえば、「肝に銘じる」「対岸の火事」などです。

慣用句を知っていると、コミュニケーションが円滑になるメリットがあります。たとえば、「肝に銘じる」はビジネスシーンで、学びや反省があったときに使いますが、他の言葉で説明しようとすると、長い説明が必要になります。「強く心にとどめて、けっして忘れないようにする」みたいな意味合いです。

「肝に銘じる」は様々なニュアンスを含みますが、慣用句を使うと一言で表すことができます。

 

逆に、相手が慣用句を知らないと、いちいち意味あいやニュアンスを別の言葉で説明しないといけなくなり、コミュニケーションに多くの時間がかかってしまいます。

 

英語も同様で、ビジネスでよく使われるイディオムを知らないと、相手とのコミュニケーションが難しくなります。実際、ネイティブはよくイディオムを使うので、知らないと会話についていけなくなってしまいます。下手をすると、「この人は、全然話が分からない人だ」と思われかねません。

 

英語のイディオムは数多くありますが、ビジネスシーンでよく使われるイディオムは限られています。よく使われるイディオムを厳選して覚えておけば、各段にコミュニケーションが取りやすくなります。

ここから、ビジネス英語でよく使われるイディオムを紹介していきます。

 

ビジネスでネイティブが使う英語イディオム20選

イディオム意味
#1ballpark figure概算、おおよその見積もり、だいたいの数字
#2get off the groundビジネスを立ち上げる
#3on top of状況をコントロールしている
#4touch base連絡する
#5on the same page他人と同じ意見を持っている
#6meet (someone) halfway妥協する
#7get the ball rollingことを始める、軌道に乗せる
#8start over from scratch作業を最初からやり直す
#9on the right track順調にいっている
#10on target目標に向かって
#11blow (someone) away見たり経験したものが、その人をびっくりさせる
#12get down to business仕事に取り掛かる、本題に入る
#13cut corners手を抜く
#14keep (someone) posted常に最新の情報を共有する
#15keep (someone) up to date常に最新の情報を取り入れる
#16cut the chaseささいな点を飛ばし、重要な点に集中する
#17talk into人を説得して何かをしてもらう
#18talk out of人を説得してやめさせる
#19up to speed期待通りの速さ、水準で
#20on boardチームに参加する、チームと一緒に働く

 

大和博
例文とセットで解説するので、覚えるのに役立ててくださいね。

 

ballpark figure

「ballpark figure」は、「概算やおおよその見積もり、だいたいの数字」といった意味あいです。

Ballparkは、野球場などのスタジアムを表し、球場内のどこにボールが飛んだとしても大して変わらない(球場内という想定からズレない)との意味から派生したと言われています。

「Could you tell us a ballpark figure of the estimate?」
(見積もりの大まかな数字を教えていただけますか)

 

大まかな価格や概算の数字を尋ねるときなどに使います。

get (something) off the ground

「get (something) off the ground」は、「ビジネスを立ちあげる」という意味です。

「My friend had a great idea for a VR-powered education service, and he got it off the ground last year.」
(私の友達は、VRを利用した教育サービスに関するアイディアを持っていました。彼は昨年、ビジネスを立ち上げました。)

on top of

「on top of」は「上に乗る」や「~に加えて」という意味がありますが、ビジネスシーンで使うときは、「うまく対応したおかげで、ある状態を完全にコントロールしている」という意味になります。

「I'll stay on top of our social media posts.」
(私は、ソーシャルメディアの投稿を担当します。)

他にも「I’m on top of it」(任せてください)などように使うことがあります。

touch base

「touch base」は、「誰かに連絡する」の意味です。「contact」と似た意味で使われます。

「I'm just touching base with you about the next meeting's agenda.」
(次のミーティングのアジェンダについて、連絡をしています。)

相手に電話やメールをした要件を伝えるときに使う表現です。

on the same page

「on the same page」は直訳すると、「同じページに乗っている」となりますが、「自分が他人と同じ見方や情報を持っている」という意味で使われます。

「Do you think we are on the same page about the proposal for the next meeting?」
(次の会議の提案について、私たちは同じ意見を共有していると思いますか?)

「on the same page」はビジネスの会議で、ネイティブがよく使います。

meet (someone) halfway

「meet (someone) halfway」は、「妥協する、妥協してもらいたいことを伝える」ときに使います。

「I will meet you halfway on the contract terms that we've been negotiating.」
(私たちが交渉してきた契約条項について、妥協しようと思います。)

交渉の場で使う表現です。

get the ball rolling

「get the ball rolling」は、「ことを始める」、「軌道に乗せる」などの意味です。何かをすることで、別の何かを始めたり実現させたりというときに使われます。

「We are going to hire new employees to get the ball rolling on this marketing strategy.」
(新しいマーケティング戦略を始めるために、新しい従業員を雇おうとしています。)

start over from scratch

「start over from scratch」は、「ある作業を最初からやり直す」という意味です。ミスがあって上手く進まなかったり、完成したけれどよくない結果になったりしたときなどに使います。

「We need to start the experiment over from scratch.」
(実験を一からやり直す必要がある。)

on the right track

「on the right track」は、「順調にいっている」、「うまくやっている」という意味です。「誰かがしている行動が、成功する見込みがある」というニュアンスがあります。

「We are on the right track with the new program.」
(私たちは新しいプログラムを順調に進めている。)

上司や取引先への報告などの場で使われます。

on target

「on target」は、「目標に向かって」という意味で、計画通りになりそうだというニュアンスを持ちます。物事が予測通りに進んでいるときに使います。

「We are on target to finish the task by Friday.」
(その仕事を金曜日に終えるように計画通りに進んでいます。)

「on target」は、上記例文のように具体的な納期とセットで使われることが多いです。

blow (someone) away

「blow (someone) away」は、「見たり経験したりした物事が、その人をびっくりさせ感動させた」という意味です。

「The beautiful scenery just blew me away.」
(美しい景色が、私を感動させた。)

get down to business

「get down to business」は、「仕事にとりかかる」、「本題に入る」という意味で、やるべき事柄に取り組み始めるよう促すときに使います。

「There are lots of agenda items to cover today, so if everyone is ready, let us get down to business.」
(今日は議論すべきアジェンダが多くあります。なので、皆さんが準備できていれば、早速始めましょう。)

会議の冒頭などに使われます。

cut corners

「cut corners」は、「手抜きをする」という意味です。品質への悪影響が出たとしても、できるだけ速く安いコストでやる、というニュアンスを含みます。

「If we cut corners and compromise on environmental protection, then our reputation will fall.」
(もし、手抜きをして環境保護に対して妥協すると、私たちの評判は地に落ちるだろう。)

keep (someone) posted

「keep (someone) posted」は、「常に最新の情報を共有する」という意味です。

「Could you keep me posted on the status of your tasks?」
(仕事の情報を常に共有してもらえますか?)

上司が部下に情報共有をするように伝えるときなどに使えます。

keep (someone) up to date

「keep (someone) up to date」は、「常に最新情報を取り入れる」という意味です。「keep (someone) posted」と似た意味でも使います。

「Could you keep me up to date on the progress?」
(常に進捗の最新情報を共有してもらえますか?)

cut the chase

「cut the chase」は、「ささいな点を飛ばし、最も重要な点に集中する」という意味です。

「We don't have much time for today's presentation, so let me cut to the chase and focus on technological innovations.」
(今日のプレゼンテーションはあまり時間がありません。なので、ささいな点を飛ばして技術イノベーションの話題に集中させてください。)

プレゼンで要点のみを述べたいときなどに使います。

talk into

「talk into」は、「人を説得して何かをさせる」という意味です。

「I talked my boss into taking a day off.」
(休みを取れるように、上司を説得した。)

talk out of

「talk out of」は、「人を説得してやめさせる」という意味です。「talk into」と反対の意味ですね。

「I talked my boss out of assigning me additional work.」
(追加の仕事を振らないように、上司を説得した。)

「talk out of」を使うとき、説得してやめさせる行為は、具体的なものでなければなりません。たとえば、「厳しくしすぎないでほしいと説得した」というのは抽象的なので使えません。「大声を上げて怒鳴らないように説得した」は具体的なので使えます。

up to speed

「up to speed」は、「期待通りの速さ、水準で」という意味で、計画の進み具合について最新情報を得ている状態を示します。

「Could you get her up to speed on our current marketing strategy?」
(彼女にいまのマーケティング戦略について最新情報を共有してもらえますか?)

on board

「on board」は、「船や飛行機などに乗って」という意味ですが、ビジネスシーンで使うときは、「チームに参加する」、「チームと一緒に働く」という意味になります。この場合、「bring on board」とのカタチになることが多いです。

「I would like to bring a new employee on board.」
(新しい従業員に、このチームの仲間になってもらおうと思います。)

まとめ|実際に自分で使ってビジネス英語のイディオムを覚えよう

私たち日本人にとって、英語のイディオムは馴染みづらいものですが、ビジネスの会議や交渉をスムーズに進めるには欠かせない知識です。日本語で「対岸の火事」などのイディオムを使う場面をイメージするとわかりますが、イディオムを使わずに相手に説明するのは簡単ではないからです。

 

イディオムは複雑な意味合いやニュアンスを一言で表せるため、コミュニケーションコストを下げることができます。

実際、ネイティブは英語の会議でイディオムをよく使うので、知っていると議論がスムーズになります。反対に、イディオムを知らないと、せっかく英語力やビジネス力があっても、会話が成立せず、相手から「めんどくさい人だ」と思われかねません。

 

この記事には、ネイティブがよく使うイディオムをまとめたので、ぜひ活用してみてください。

 

ただ、「記事を読むだけではイディオムを覚えられない」という人も多いと思います。なぜなら、実際に自分でイディオムを使ってアウトプットしないと記憶に定着しづらいからです。

「実際に、アウトプットをしてイディオムをマスターしたい」という人にオススメなのが、HiNative Trekというスマホアプリのサービスです。1日1題、課題が出て英作文を提出し、ネイティブ講師に添削をしてもらえます。

ビジネスで本当に使える表現に絞った「量より質」の課題に毎日取り組むことで、自然とイディオムをマスターできます。ネイティブ講師の添削も超丁寧なので、復習もしやすいです。

 

ビジネスで使うイディオムなどの表現を身につけたい方にはオススメです。

 

⇒【評判】HiNativeTrekで実践的なビジネス英語が身につく【体験談】

 

⇒HiNative Trekの公式HPはこちら 

カテゴリー
ビジネスで成果を出せる英語力とは?

あなたは、こんな悩みを抱えていませんか?

  • TOEICの勉強をしても、ミーティングで外国人の発言を聞き取れず悔しい思いをした......
  • 英会話スクールに通っても、ディスカッションで発言が出せず情けなくなった.....

     

    あなたも薄々気づいているのではないでしょうか。いくら英語ができても、仕事で成果を出したり収入をあげたりできない真実に。

     

    いくらTOEICでハイスコアを取ったり英語が流暢になっても、”ビジネスで成果を出せる”英語力を身につけなければ、あなたの仕事での評価は下がってしまいますし、収入も上がりません

    反対にTOEICの点数が低かったり、英語が流暢でなくても”ビジネスで結果を出せる”英語力があれば、あなたの評価は高りますし、収入も上がります。

     

    もし、あなたが”ビジネスで結果を出せる”英語力を身につけたいと少しでも思うのであれば、「実践で使える英語」に絞って学習するのが近道です。この方法で学ぶと以下のようなメリットが得られます。

     

    メリット
    • 無駄な学習をしないので、最短で”ビジネスで結果を出せる”英語力が身につく。
    • 仕事相手の外国人の考えがわかり、コミュニケーションがスムーズになってストレスが減る。
    • 英語力アップが仕事の成果につながる。

       

      現在7通の無料メール講座を実施中です。今すぐ登録して、無料メール講座で”ビジネスで結果を出せる”英語力を身につけてください。

       

      \仕事で成果が出る英語力を最短で身につける/

      7通の無料メール講座
      おすすめの記事