【代表取材】NLPE英語コーチングスクール|英語学習法より大事なこととは?

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あなたは英語習得のために何が大事だと思いますか?

勉強量や学習法が重要だと考える人が多いのではないでしょうか。

 

しかし勉強量や学習法よりも、もっと重要なことがあります。

 

それは「信念」や「思考」です。

いま持っている「思考」や「信念」を手放さないと、いくらスパルタ式で英語学習をしても身につきません。反対に、「思考」や「信念」を変えると、自然と英語学習を継続して英語力を伸ばすことができるようになります。

 

「え? どういうこと? なんか胡散臭そう......。」って思いますよね。

実は私もそうでした。

今回、NLPE英語コーチングスクールの南山代表に、英語習得のために重要なことについて教えていただきました。最初は「なんか怪しくない......?」と思っていましたが、お話を伺ううち「なるほど!」と思うようになりました。

  • これまで色々な英語学習法を試したけど、英語を話せない
  • 過去に英語学習に挫折(ざせつ)してしまった

    という人は必見です。

     

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    タップできる目次

    NLPE英語コーチングスクール南山紘輝代表のプロフィール

    南山代表のプロフィール

    NLPE英語コーチングスクール代表。NLPE英語コーチングプログラム開発者、翻訳家、マルチリンガル(日本語、英語、フランス語、スペイン語)。米国認定NLP上級プロフェッショナルコーチ、TESOL上級過程修了。

    世界15か国で、「人間がどのように言語を習得するのか」についての研究や、言語学、音響学、脳機能、記憶のメカニズムに加え、NLP(神経言語プログラミング)を学ぶ。

    その後、TESOL(Teaching English to speakers of other languages)の理論や脳機能に適した英語の勉強法を多数学び、日本で初めて世界基準の内容を詰め込んだプログラムを完成させた。

    著書に『日本人が“英語脳”になる、たったひとつの方法(大和出版)』がある。

     

    3000時間勉強しても英会話ができなかった

    7か国語を話す担任の先生との出会い

    -南山さんは英語、フランス語、スペイン語を話せるんですよね? 最初から外国語が得意だったのですか?

    (南山さん) いえ、そんなことは全くありません。高校3年生まではスポーツ一筋で、ほとんど勉強をしてこなかったんですよ。

    それで、「進路をどうしようか?」と思ったときに特技がないことに気づきました。

    「これからどうやっていこう?」と悩みましたね。

     

    そんなとき当時の担任の先生が7か国語を話すマルチリンガル(多言語話者)だという話を聞きました。英語、フランス語、アラビア語、ドイツ語などを話せるというのです。

    このとき私は大きな衝撃を受けました。「私も先生のように、多数の言語を身につけて世界中を回ってみたい!」と思うようになったのです。

    1年間3000時間英語を勉強

    -マルチリンガルの先生との出会いが外国語に触れるキッカケだったのですね。

    (南山さん)そうなんです。それで、英語を身につけようと必死で勉強をしました。

    もともとスポーツ系だったので、スパルタ式の気合と根性で学習を続けました。授業中はもちろん、学校が終わった後にマクドナルドや図書館で勉強をしました。

    単語帳や文法書を使って音読や暗唱の練習をしましたし、映画やドラマを使ってリスニングの練習もしました。

    毎日8時間は英語の勉強をしていたと思います。

    このペースで1年間学習を続け、1年で3000時間を英語学習に費やしました。

    学習量にフォーカスしてもうまくいかない

    -すごいですね。その結果、英語を話せるようになったのですか?

    (南山さん) いいえ、まったくでした。3000時間も勉強したのにまったく英語を話せない。

    一般的に、日本人が英語を習得するには2200時間が必要だと言われています。それなのに、私は3000時間勉強しても、英語を話せるようになりませんでした。

    これはアプローチが間違っていると考えざるをえませんでした。このまま同じ学習を続けてもうまくいくはずがありません。

    つまり、「学習量」にフォーカスしてもダメだということを悟りました。

     

    英語習得に成功した人の特徴を調べた

    (南山さん) そこで、アプローチを変えることにしました。

    英語習得に成功している人たちの特徴を調べることにしたのです。

    7カ国語を話す先生も含めて、英語を話せる人たちにインタビューをしました。すると、いくつか共通点があることがわかってきました。

    英語を話せる人の共通点
    • どのように英語と向き合っているのか?
    • どのような精神状態で英語を学んでいるのか?
    • 何を信じているか?

      これらのパターンを見つけて、自分の中に落とし込んでいきました。

      私は彼らの考え方や行動の仕方を徹底的にマネすることにしました。「英語を習得した人なら、どのように行動するだろうか?」という風に。

       

      たとえば、単語学習をするときには「英語を習得した人なら、どのように単語学習をするだろうか?」と考えました。あるいは、学習が思うように進まないとき、「あの人なら、どのように対処するだろうか?」と問いかけました。

      こうするうちに、徐々に自分の学習スタイルが確立され英語を話せるようになっていきました。

       

      外国語習得のメソッドをマスター

      -そうだったのですね。フランス語やスペイン語も同じように身につけられたのですか?

      (南山さん) そうですね。大学の第二言語でフランス語を選択していたので、「フランス語を話せるようになりたい」と思うようになりました。

      そこでフランスのモンペリエという街に語学留学に行きました。最初はフランス語のアルファベットが読める程度で、まったく話せませんでした。しかし、このときには外国語の学習スタイルが身についていたので、7か月後にはフランス語を話せるようになり、一番上のクラスを卒業することができました。

       

      このときコロンビア人の友人がいたんですよね。コロンビアは南米の国でスペイン語が使われています。それで、「よし、スペイン語を身につけよう!」と思い立ったのです。

      コロンビアにスペイン語を学びに行き、同様の方法で学習をしてスペイン語を話せるようになりました。

       

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      学習法も英語習得のキーではない

      -すごいですね。南山さんが体得した方法を教えたら、多くの人が英語を話せるようになるのではないですか?

      英会話講師として自分のメソッドを伝えた

      (南山さん)それが、そう簡単ではありませんでした。

      帰国後、私はしばらく英会話講師として自分が3カ国語を習得したメソッドを生徒さんたちに教えていました。「こういう風に学習すれば上達するよ」と言ってね。

       

      生徒たちは素直に学習をしていたんですが、なんと誰一人成功しなかったのです。いくら勉強しても英語を話せるようにならない。

      学習量、学習法はキーではないと悟った

      -3カ国語をマスターした学習法を教えても、英語力が伸びなかったのですか。

      (南山さん) このとき私は思いました。「これは何かがおかしい!」と。

      過去の私の体験から「学習量」は英語習得のキーではないとわかっていました。今回、さらに「学習法」もキーではないと判明したわけです。

      やり方を抜本的に変えなければいけないと痛感しました。

       

      20年間英語力が伸びない日本人

      私の生徒だけでなく、日本人全体を見渡しても、ここ20~30年間英語力が伸びていないんですよね。実際、国際的な調査で日本人の英語力は世界ランキング55位で「英語力が低い」と判定されています。

       

      この20~30年の間にスパルタ的な学習法が広まったり、多くの教材が世に出たりしました。それでも、日本人の英語力はまったく伸びていない。

      一方で私の留学先のコロンビアでは、多くの人が英語を話していました。日本と比べて教育が行き届いていないにも関わらず。

      これは、何かがおかしいと言わざるをえません。

       

      行動や環境にフォーカスしてもダメ

      -とはいえ、英語を習得するのに勉強量とか勉強法は大事ではないのですか? 一般的にも英語を身につけるには時間がかかると言われていますし。

      (南山さん) もちろん勉強量や勉強法が重要ではないということではありません。ただ、もっと本質的なことがあるはずだということです。

       

      多くの方は、英語力を上げようとするとき、行動や環境を変えようとしますよね?

      • 今年こそは英語学習を続けよう
      • このスクールに入って環境を変えよう

        という感じで。

         

        それで、「こういう方法で英語を身につけた人はどれくらいいますか?」という話です。もし、この方法がうまくいくのなら、多くの日本人は既に英語を話せるはずです。

        ですが、現実にはそうではない。だとすると、勉強量や勉強法よりも、もっと大切なことがあるはずです。

         

        海外に出て多くの学問を調べた

        -勉強量や勉強法よりも大切なことがあるのですね。

        (南山さん) それを知るために様々な学問を探求しました。

        最初に目を引いたのは心理学です。特にNLP(神経言語プログラミング)と呼ばれる分野に惹かれました。神経回路を変える方法や自信を持って話す方法などを研究する学問分野です。

        さらに海外で様々な分野の専門家の話を聞き、神経学、脳科学、催眠言語、呼吸法、生物細胞学などの知見を深めました。

        このときに学んで気づいたことは、これまで日本で行われている英語学習法とはまったく別物でした。

         

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        「思考」や「信念」が英語習得成功の本質

        -なるほど。勉強量や勉強法が英語習得のキーでないとすると、本当に重要なのは何なのでしょうか?

        (南山さん) 結論を言ってしまうと、「思考」や「信念」そして「人格」が本質です。

         

        -え? どういうことですか?

         

        結果を生み出すまでのプロセス

        (南山さん) まず、皆さんが何らかの結果を出すまでのプロセスを考えてみてください。たとえば「英語を話せるようになる」という結果に至るプロセスです。

        結果に至るプロセスは次のようになります。

        「思考→選択→行動→経験→感情→結果」

        少し具体的に説明します。

         

        結果を出すまでのプロセス

        思考:英語を話せるようになりたい
        選択:スマホを見るのはやめて、英語の勉強をしよう
        行動:テキストを開く
        経験:会議で使えそうな英語表現を発見する
        感情:次の会議でこの表現を使おう! と思いワクワクする
        結果:実際に会議で新しい表現を使う

        このような流れの繰り返し結果が出るわけです。

        つまり、結果を出すために一番重要なのは「思考」です。「行動」でも「環境」でもありません。

         

        -マザーテレサの格言に似ていますね。

        思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから。
        言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
        行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
        習慣に気をつけなさい、それはいつか人格になるから。
        人格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

        -思考が大事だとすると、「英語を話せるようになりたい」と考えればよいのでしょうか? でも、こういうことって、みんな考えているのではないでしょうか?

         

        大人は「無意識」に生きている

        (南山さん) 人間は1日に6~7万語の言葉を自分にかけていると言われています。これを「内部対話」と呼びます。

        たとえば次のようなものです。

        • 眠い、でも会社に行かなきゃ。
        • お腹すいたな。
        • あの人、ムカつく!

           

          大人になると内部対話の90%以上が前の日とまったく同じ内容になるんです。毎日、同じようなことを考えていて、ある意味プログラム化されているわけです。

          特に35歳以上の場合は、95%以上を無意識に過ごしていると言われています。何も考えなくても毎日を過ごせてしまうわけです。

          過去を基準に思考をしている

          -そう言われると、そうかもしれません......。前日に食べたごはんも覚えていませんし。

          (南山さん) それで、ここからが重要です。

          無意識の思考は、過去を基準にしています。

           

          「過去を基準に思考するってどういうこと?」って思いますよね。具体例を挙げて説明します。

           

          たとえばヤカンを触ってやけどした人は、次からヤカンを触るのを、気を付けますよね? 

          なぜなら過去に痛い目にあったからです。

          これは、人間が自分の生命を守るために発達させてきたメカニズムです。サバンナに住んでいたころ、人間は常に危険と隣り合わせでした。過去にライオンが出た場所には近づかないようにするなどして、人間は生き延びてきたわけです。

           

          このメカニズムが現代人にも働いているため、脳は安心安全を確保しようとします。予想外のことや危険だと感じることは避けようとします。言い換えると、脳が予想できる範囲内にとどまろうとするわけです。

           

          脳は行動の結果をリハーサルする

          一方で脳は自分が起こす行動の結果を予想しています。

          たとえば、好きな料理を思い浮かべてみてください。一番好きな料理のレシピです。思い浮かべましたか?

          -はい。カボチャのグラタンを思い浮かべました。

           

          このとき、脳は無意識レベルで100%結果を予想しています。どういうことかというと、好きな料理を食べた結果が食べる前にわかっているのです。事前にリハーサルしているわけです。これは、好きな料理の味を知っているから起きる現象です。

          反対に、人は味が予想できないものを食べようとしません。たとえばコロンビアではアリをおつまみに食べるのですが、大抵の日本人は食べようと思いませんよね? 味が予想できないからです。予想できないものは危険だと認識するわけです。

           

          英語ができなかった過去を基準にする思考

          -話をまとめると、脳は過去を基準として、未来をリハーサルするということでしょうか。

          (南山さん) そうですね。英語学習するときも同様のメカニズムが働きます。

          仮に過去に次のような経験があったとします。

          • 英単語を記憶できなかった。
          • 英語学習を続けられなかった。
          • 英語を続ける根性がなかった。

            すると、脳はこれらの英語学習に失敗した過去を基準にして未来をリハーサルします。

            言い換えると「英語学習に失敗する」というのが予想可能な未来であり、脳にとっては安心安全のコンフォートゾーンになるわけです。

            その結果、英語学習に失敗する状態にとどまり続けてしまうわけです。

             

            人は今の信念を強化する行動をとる

            -口では「英語を習得したい」と言いつつ、脳は「英語学習に失敗する」と思いこんでいるわけですね。

            (南山さん) このような脳の働きにより、人は過去の失敗パターンを繰り返してしまうのです。

            なぜなら、大人は無意識に生きているからです。

             

            過去に英語学習に失敗した経験がある人は、「失敗している自分」を予想しています。脳内で失敗を体験し続けているわけですね。

            そうすると、自然と英語学習に失敗するパターンに合う情報を入手し、行動をとってしまいます。失敗するのがコンフォートゾーンだからです。

             

            たとえば、「自分は根性がない」という信念をもっていると、スパルタ式のスクールを選んでしまったりします。その結果、挫折して「やっぱり自分は根性がないんだ」と信念を強化することになります。

             

            あるいは、「英語学習=難しい」という信念を持っている場合。「1日5分」とか「聞き流すだけでOK」などの、楽をして英語を身につけることを売り文句にした教材に飛びついてしまいます。

            しかし、これらの教材に取り組んでも英語力は伸びないので、「やっぱり英語は難しいんだ」と信念が強化されます。

             

            成功する人=成功が当たり前

            -負のスパイラルにはまってしまうわけですね……。英語習得に成功する人は、どのように違うのでしょうか?

            (南山さん) 英語習得に成功する人は、成功している自分しか予想していません。つまり成功が当たり前、成功がコンフォートゾーンなのです。

            なので英語習得に成功する人は、失敗を気にしません。一見、失敗に見えることでも「失敗」と認識しなかったりします。

            「よし! 課題が見つかった! どうしたら乗り越えられるだろうか?」という感じですね。

             

            まとめると次のようになります。

            • 失敗する人は成功が「予想外」なので怖い、避けたいと感じ失敗する行動を繰り返す。
            • 成功する人は成功が「予想内」なので自然と成功しやすい行動をとる。

               

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              スパルタ系の学習がうまくいかない理由

              -自分に対する思考や信念のせいで、失敗を繰り返してしまうのですね......。このような思考や信念を持ったままで、英語を身につけることはできないのでしょうか?

              (南山さん) かなり難しいと言わざるをえません。

              ダイエットがリバウンドする理由

              たとえばダイエットすることを想像してみてください。

              スパルタ系のジムに通い、65kgの体重を3ヵ月で10kg落とし55kgにしたとします。たしかに3ヵ月間、食事や運動をコントロールすれば痩せることは可能です。

              しかし、しばらく時間が経つとリバウンドして65kgに戻ってしまうことはよくあります。この体重がコンフォートゾーンになっているからですね。身体が安定状態を保つ作用を「ホメオスタシス」と呼びます。

               

              スパルタ式だと続かない

              -英語にもスパルタ系のスクールがあるようですが、どうなんでしょうか?

              (南山さん) 「英語学習に失敗する」との信念を持ったまま、スパルタ式の学習をしてもなかなか続きません。

              なぜなら、身体が「もうやめてくれ!」と叫んでいる状態だからです。高いストレス状態です。

              いくら英語を詰め込んでも身体が拒否をしているので、非常に辛くなってしまいます。

               

              もちろん3ヵ月などの短期間であれば、スパルタ式でもなんとか学習を続けられるかもしれません。しかし、卒業後に学習を続けるのは困難です。

              英語は3ヵ月で習得できるものではありません。

              信念を変えずにスパルタ式の学習に取り組むと卒業と同時に燃え尽きてしてしまいがちです。

              ストレス状態にあると英語が身につかない

              -無理やりスパルタ式で学習をしても英語を習得するのは難しいのですね。ストレスを感じていると英語が身につきづらい、ということもあるのでしょうか?

              ストレスを受けると脳の働きが鈍くなる

              (南山さん) そうですね。ストレスを受けた状態だと脳の働きが鈍くなり、英語が頭に入らなくなります。

              ストレスを受けると脳はハイベータと呼ばれる脳波を出す状態ます。このときストレスホルモンのコルチゾールが分泌され、大脳新皮質の働きが鈍くなります。

              大脳新皮質は論理的思考、分析、情報収集をつかさどる脳の領域で、英語学習においても重要な役割を果たします。

               

              また、ストレスを受けて怒りや不快などの感情が生まれると、側頭葉と呼ばれる言語、記憶、聴覚などを制御する器官が機能不全に陥ります。

              つまり、長期記憶に情報を移せなくなってしまいます。

               

              さらに、恐怖心が生まれると人は“fight or flight (闘争・逃走反応)”の状態になります。目の前にトラが表れたときに、トラと闘うか逃げるかを瞬時に判断する状態です。トラを目の前にして英語学習はできませんよね?

               

               

              このように英語の情報を処理するどころではなくなってしまうので、ストレス状態で英語を学んでも定着しづらいです。

              心臓と脳のつながり

              -なるほど。ストレスがあると学習効果が落ちてしまうのですね。

              (南山さん)そうなんです。ストレスや恐怖を感じると、心臓もバランスを崩してしまいます。

              メンタルの状態を整えるのに心臓は非常に重要です。アメリカのハートマス研究所の研究によると、心臓には脳と同じ細胞が4万個もあることがわかりました。

               

              脳と心臓は1つのシステムで連動しているのです。

              心臓が落ち着いた状態にあると、記憶力が促進されたり、寿命を司るテロメアが伸びたりすると言われています。反対にストレスを感じ心臓が緊張状態にあると、記憶力が低下して学習効果が下がってしまいます。

              ストレスは脳にも心臓にもよくない影響があります。

               

              出典:THINKING FROM THE HEART – HEART BRAIN SCIENCE

               

               

              ストレスの多い現代人

              -ストレスは心臓にも脳にも良くない影響があるんですね。

              その通りです。

              現代人は75~80%の時間をストレス状態で過ごしていると言われています。このような状態では、いくら勉強を頑張っても英語が身につかなくなってしまいます。

               

              感情が「できない!」と言っている

              ストレス状態で英語の勉強をしようとするのは、感情が「できない!」と言っているのにムチを打って無理やり学習しようとする状態です。

              たとえるなら、社長が「これをやれ!」と言っているけれど、部下が「もうこれ以上仕事をこなせない! やめてくれ!」と言っているのと同じです。

               

              あるいは、身体がボロボロの野球選手が無理をして練習を続けるのと同じようなものです。

              こんな状態では、英語を身につけることはできません。

               

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              信念や人格が生まれる2つのパターン

              -英語の勉強量や学習法よりも思考、信念、人格が重要ということは理解できました。大人になってからでも、これらを変えることはできるのでしょうか?

              (南山さん) もちろん、できます。まさしくNLPEがやっていることでもあります。

              まずは、信念や人格が生まれる2つのパターンについて説明します。

              信念や人格を変える2つの方法
              1. 子供のころの刷り込み
              2. 大人になってからの反復体験

               

                子供のころの刷り込み

                1つ目は子供のころの刷り込みです。6歳までの子供の脳波は主にシータ波です。シータ波はボーっとしているときに出る脳波です。大人であれば、寝る直前や起きた直後に表れます。

                シータ波が出ている状態だと情報をうのみにしやすく、洗脳されやすいことが知られています。

                寝る前にAmazonを見ると、ついつい購入ボタンをクリックしてしまう人もいるかもしれません。通販番組が深夜に流されているのも、シータ波が出やすい時間帯だから、とも言われています。

                 

                つまり幼い子供は周囲から言われたことを信じやすい状態にあります。なぜなら、子供は生きていくための情報を集めているからです。なので、親や周囲から言われたことを記憶し信念として定着させてしまいます。

                たとえば、親から以下のように言われて育った場合。

                • お前はスポーツができない
                • 記憶力が弱い
                • 気が弱い
                • 何も継続できない
                • お金は悪いものだ
                • 人生は山あり谷ありだ
                • 人間関係はすぐにダメになるものだ

                  これらの言葉を信じてしまい「信念」や「人格」になってしまうことがあります。

                   

                  大人になってからの反復体験

                  -なるほど。子供の頃に言われた言葉が信念や人格に繋がることがあるのですね。2つ目のパターンについて教えていただけますか?

                  (南山さん)大人になってからは、反復体験で信念や人格がつくられます。リピートや習慣ですね。

                  ポイントになるのは、物理的にリピートすることだけでなく、脳内でリピートすることも信念や人格を作ることです。

                   

                  「犬恐怖症」の人を例に挙げて説明します。犬恐怖症の人の大半は1回しか犬にかまれたことがないんです。

                  しかし、かまれたときの「痛い!」という感覚や「怖い!」という恐怖心を脳が記憶します。脳内に「偏桃体(へんとうたい)」という感情をつかさどる部位があります。犬にかまれると偏桃体が「これは危ない!」、「覚えろ!」という信号を発します。

                  そのため、1回犬にかまれただけでも強烈な記憶として定着します。

                  このように記憶に定着すると、次に犬を見たときに記憶がフラッシュバックします。自分が犬にかまれる姿を予想するわけです。

                   

                  脳は現実とイメージを区別できないという特性を持っているので、本人にとっては犬を見るたびに「嚙まれた」と感じます。もし1000回犬を見たら、1000回かまれたと感じるわけですね。

                  このように、強烈な感情を伴う体験をすると、脳内でリピートして信念や人格が作られていきます。

                   

                  人格や信念のほとんどは勘違い

                  -人格や信念が作られるプロセスを理解できました。では、どうやったら今の人格や信念を変えることができるのでしょうか?

                  (南山さん)そもそも、いま持っている人格や信念のほとんどは勘違いであることが多いです。

                  小さな頃に親から言われて作られた信念は正しいのでしょうか?

                  思い込みの信念
                  • お前はスポーツができない
                  • 記憶力が弱い
                  • 気が弱い
                  • 何も継続できない
                  • お金は悪いものだ
                  • 人生は山あり谷ありだ
                  • 人間関係はすぐにダメになるものだ

                    正しいかもしれませんが、単なる勘違いかもしれませんよね。

                    たとえば「何も継続できない」という信念を持っている場合。たしかに、英語学習を継続できなかった経験があるかもしれません。でも、過去を振り返れば学校を卒業できていたり、ギターを続けたりした経験があるかもしれません。

                     

                    つまり、一つや二つの失敗事例をもとにして、過度に一般化をしてしまっているわけです。

                    犬恐怖症の人も同様です。たしかに犬にかまれたのは事実ですが、全ての犬が噛んでくるわけではありませんよね?

                    「全部の犬が怖い」というのは勘違いです。

                     

                    -たしかに、言われてみるとそうですね。思い込みや勘違いが「信念」、「人格」を作っているということですね。

                    日本人の中には、思い込みの信念や人格が英語習得を妨げているケースが本当に多いです。逆に言うと、これらの信念や人格を変えることができれば、英語習得をしやすくなります。

                     

                    \本場アメリカのコーチングを体験/

                    最先端の心理学と脳科学

                    コーチングで人格や信念を変える2ステップ

                    -NLPEでは、これらの人格や信念をどのように変えていくのでしょうか?

                    (南山さん)2つのステップで人格や信念を変えていきます。

                    信念や人格を変える2つのステップ
                    1. メタ認知で勘違いを自覚
                    2. 呼吸法~瞑想を通じて信念と人格を書き換える~

                     

                      メタ認知で勘違いを自覚

                       

                      (南山さん)最初のステップは、「自分の信念は勘違いだ」と気づくことです。

                      犬恐怖症の例で説明すると、「全ての犬が怖いわけではない」という気付きです。

                       

                      このときに重要なのがメタ認知です。

                      メタ認知とは、普段の思考より一段高い視点で考えることです。「考え、認識している自分を認識する」という感じです。

                       

                      メタ認知をすると、次のようなことがわかります。

                      • どの思考、信念、人格が問題を引き起こしているのか?
                      • 自分は無意識レベルで何を考えているのか?

                        現代人は「何かを変えなきゃ!」とか「行動しなきゃ!」と感じつつも、何を変えたらよいか、どう行動したらよいかわからない人が多いです。こんな場合にこそ、メタ認知が必要です。

                         

                        たとえば英語学習の場合。以前に英語習得に失敗していたとしても、過去に何かは成功したことがあるはずです。スポーツや音楽だったり、学校の勉強だったりするかもしれません。どんな小さいことでも構いません。

                        このことに気づくと、「自分は過去に成功した経験があるから、英語もできる」と考えられるようになります。

                         

                        NLPEのコーチングでは、無意識の勘違いを自覚してもらうために、専門的なトレーニングを受けたコーチが問いかけをしています。

                        呼吸法~瞑想を通じて信念と人格を書き換える~

                        2つ目は呼吸法と瞑想です。近年、海外では呼吸法や瞑想の重要性が認識されています。現状、アジアでは普及しておらず呼吸法に着目しているのはシンガポールくらいです。しかし、アメリカやヨーロッパではマインドフルネスと共に普及しています。

                         

                        呼吸法は信念や人格を変えるために重要な役割を果たします。

                        呼吸を落ち着かせると、脳波を落ち着かせることができます。

                        Fight or flight (闘争・逃走反応)の緊張状態にあるとき、脳はハイベータと呼ばれる脳波を出しています。これは、トラに追いかけられているときと同じ状態です。この状態では、英語を学んでも記憶に残しづらいです。

                         

                        ですが、深い呼吸を繰り返すと次第に脳波が落ち着き、ハイベータがアルファ波になり最終的にはシータ波になります。シータ波は寝る直前や起きた直後などボーっとしたときに出る脳波でしたね。

                        だいたい30分から45分くらい瞑想を続けるとシータ波が出現してきます。

                         

                        最初のうちは、瞑想をしていてもさまざまな思考が上がってきて邪魔をします。「もう瞑想をやめてもいいでしょ」という感じで。それでも続けていると、身体が諦めた状態になり脳波がシータ波まで下がっていきます。

                        こうなったら信念や人格を変えるチャンスです。

                        シータ波が出ている幼い子供が信念を作りやすいのと同様に、シータ波が出る状態で感情を伴う新しい体験をすると信念を書き換えやすくなるからです。

                         

                        NLPEでは生徒さんに瞑想を実践してもらっています。さらにウェビナーでは、私自身が皆さんを誘導しながら瞑想を行います。瞑想を続けることで、思い込みや勘違いに基づく信念や人格を変えるチャンスが生まれます。

                         

                        NLPEが実践する「真のコーチング」とは?

                        -NLPEで勘違いに基づくネガティブな信念や人格を書き換えるプロセスを理解できました。他には、どんなことをするのでしょうか?

                        (南山さん)一言で言うとNLPEは生徒さんに対して「真のコーチング」をしています。

                        -真のコーチングとは、何なのでしょうか?

                        40人いれば40通りの学習方法がある

                         

                        (南山さん)前提として、英語学習には「これが正解」というものはありません。一人ひとりに合った学習法が存在するだけです。

                        40人いれば40通りの学習法があるべきなんです。これは、第二言語習得論でもコーチングでも定説になっています。

                         

                        これまでの学校教育は、40人の生徒に対し画一的な一つの教え方を強要してきました。「全員同じ勉強法を実践しなくちゃだめ!」と言われます。

                        このせいで、大人になっても「正しい学習法を教えてください!」と言う人が多いんです。

                        ですが万人に合う正しい学習法は存在しません。

                         

                        学校教育で教えられる勉強法が合う人は成績を伸ばせますが、合わない人は成績が伸びません。そうすると「自分は勉強ができない」と劣等感を感じてしまうんですね。これは非常にもったいないことです。

                        なぜなら、学校教育の勉強法が合わない人でも、他の学習法を取り入れれば成績を伸ばせるはずだからです。

                         

                        英語学習でも同様で、一般的にはシャドーイングやディクテーションは効果的な学習法だと言われています。特にリスニング力を上げるのに有効です。

                        ※シャドーイング:英語音声を聞きながら後に続いて発声するトレーニング
                        ディクテーション:聞き取った音声を書き出すトレーニング

                         

                        しかし、私はシャドーイングもディクテーションもやったことがありません。なぜなら私には合わなかったからです。それでも私は英語を習得できました。

                        一方で、シャドーイングやディクテーションが合う人もいて、その人も英語を習得できます。

                         

                        つまり一人ひとり違う勉強法でOKなのです。重要なのは、自分に合った学習法を見つけることなんです。

                        とはいえ、「一人ひとり違う勉強法でOK」と言っても、なかなか納得できない人も多いです。なぜなら、学校教育で画一的な勉強法が正しいと教わってきたからです。NLPEでは一人ひとりが違う学習法で英語力を伸ばせることを実際に経験してもらっています。

                        モチベーションの上げ方も人により違う

                        -最近、英語コーチングスクールが増えています。スクールによっては「生徒一人ひとりに合わせたカリキュラムを作成する」と聞きます。NLPEでも生徒に合わせたカリキュラムを作成するということでしょうか?

                        単に学習カリキュラムをカスタマイズするだけでなく、より深いレベルで生徒一人ひとりに合わせています。

                         

                        たとえば、モチベーションの感じ方も人によって違います。

                        目標に向かうことにモチベーションを感じる人もいますし、問題回避にモチベーションを感じる人もいます。

                        両者の違いを理解していないと、やる気を高められません。

                         

                        仮に上司が目標に向かうことにモチベーションを感じる一方、部下は問題回避にモチベーションを感じるとします。上司は部下を鼓舞するため目標に向かうことの素晴らしさを説きます。

                        「ぜひこの目標を達成しよう」、「この目標を達成すれば、良い未来が待っている」みたいな感じですね。しかし、問題回避にモチベーションを感じる部下には上司の言葉がまったく響きません。

                        そうすると、上司が部下に命令してもまったく動かないという事態になりかねません。

                         

                        同様に英語学習においても、一人ひとりが何にモチベーションを感じるかを理解しないと、行動できなくなってしまうことがあります。問題回避志向の人に「英語を身につけて、海外で活躍しよう!」と言っても響きません。

                        反対に目標志向の人に、「英語を身につけないと、将来の仕事がなくなるかもしれません」と言ってもモチベートされません。

                        このようにモチベーションの感じ方に合わせて目標設定をしたり、サポートの仕方を変えたりする必要があります。

                        五感の使い方も人によって違う

                        -なるほど。そもそもの目標設定の段階からパーソナライズする必要があるのですね。

                        他にも五感の使い方も人によって違います。視覚優位な人もいますし、聴覚、体感、嗅覚が優位の人もいます。

                        視覚優位な人は映像を記憶するのが得意で、聴覚優位の人は音声を聞くと記憶に残りやすかったりします。

                        そして得意な五感を使うことで、学習効率を高めることができます。学習計画を立てるとき、その人に合わせた学習法を見極めることが大切です。

                        毎日3時間学習が正解とは限らない

                        -人によって五感の使い方も違うのですね。他にもありますか?

                        (南山さん)色々な要素がありますが、大事なのは「その勉強法に本人の心が動くか?」ということです。

                        たとえば、毎日3時間の英語学習を推奨するスクールもありますよね。もちろん毎日3時間学習するのも悪くありませんが、これも人によります。

                         

                        私はコーチングの際、生徒さんに「毎日3時間した方が良い理由を3つあげて下さい」と聞いています。

                        そうすると、以下のような答えが返ってきます。

                         

                        毎日3時間勉強した方がよい3つの理由
                        • いっぱい情報に触れられる
                        • 勉強をやっている感がある
                        • 何となく英語力が伸びる気がする

                           

                          反対に「毎日3時間勉強しなくても良い理由を3つあげてください」とも聞きます。

                           

                          毎日3時間勉強しなくてよい3つの理由
                          • 30分集中すれば十分記憶できる
                          • 3時間の勉強をしても記憶できない
                          • 3時間も集中できない

                            これらの理由を挙げてもらって、どちらに心を動くかに注目します。なぜなら、心が動かないとモチベーションがわかず、継続できないからです。

                             

                            重要なのは、3時間勉強が合うか合わないかをコーチは判断できないということです。心が動くかどうかは本人しかわかりません。

                             

                            同様に、英単語学習の取り組み方も人によって違います。「単語帳を前から全部やるべき」と感じる人もいますし、「前からやらなくてもOK」という人もいます。

                            これは英語習得をした人に共通することですが、自分の心が納得することに取り組むのが大事なんです。あなたに合う学習法はありますが、全員にとって正解の学習法はないからです。

                             

                            「成功」の定義も一人ひとりに合わせる

                            NLPEでは生徒さんに毎日小さな成功体験を積んでもらうことを重視しています。なぜなら、成功体験を積むと「自分は英語習得ができるんだ」という自信につながるからです。

                            それで、この「成功」の定義も一人ひとりに合わせています。

                             

                            一般的には目標達成を測るために数字を入れた方がいいと言われますよね。

                            ですが、人によっては感覚だけでOKという人もいます。このような方の場合、自分の感覚として英語を上達したと感じたら成功です。数字を目標に入れると逆効果でモチベーションが下がってしまうからです。

                            反対に数字で成長を管理したいという人もいます。たとえば、英語メールの返信にかかる時間が短くなったら成功、という目標を立てる方もいらっしゃいます。

                             

                            他にも発音の上達を成功ととられる方や、一般的なスピーキングテストを成功の指標にする方もいます。

                            こんな感じで人それぞれに合わせて成功の定義を変えています。

                             

                            無理して頑張るとモチベーションが上がらない

                            -とことんパーソナライズしているのですね。なぜ、ここまでこだわるのでしょうか?

                            (南山さん)無理して頑張っているうちはモチベーションが上がらないからです。

                            やりたくないことを無理やりやると脳内物質のセロトニンが不足し、ドーパミンも不足します。ドーパミンは行動を促す作用があるので、ドーパミン不足になると行動できなくなってしまいます。

                             

                            なのでスパルタ式に無理やり勉強をしても、燃え尽きてしまったり学習内容が記憶に残らなかったりするわけです。

                            英語習得に成功した人たちは、無理をせず心が納得することをやっていました。それは、無理して頑張ってもモチベーションが上がらないとわかっているからです。

                             

                            \本場アメリカのコーチングを体験/

                            最先端の心理学と脳科学

                             

                            価値観レベルでカスタマイズするコーチング

                            真のコーチング=アドバイスをしない

                            私は本場のアメリカでコーチングを学びましたが、生徒に無理やり毎日3時間勉強させるのはコーチの役割ではありません。無理やり勉強させるだけでは、体育会系の部活のトレーナーと変わりません。

                             

                            そもそもコーチングの前提は、「相手が答えを持っている」です。だから、コーチは簡単にアドバイスをしません。

                            英語習得のために行動するのは本人です。コーチにできることは、英語習得を成功させるために、本人が持っているポテンシャルを引き出すサポートをするだけです。

                            世の中で正しいと言われる学習法を生徒に強要するのではなく、本人が「やりたい」と思う気持ちを引き出すことがコーチの役割。

                             

                            だからこそ学習法とか学習量といった表層的なレベルではなく、価値観など深いレベルで生徒一人ひとりにカスタマイズしています。

                            これが真のコーチングだと思っています。

                             

                            私自身、英語習得に苦労してきた経験があります。なので、生徒さんの立ち位置や悩みがよく分かります。「英語がなんとなくわかってきました!」という生徒さんがいるとき、その状態や気持ちがよく理解できます。生徒さんに共感できるからこそ、コーチを続けられているのだと思いますね。

                             

                            英語を学ぶ真の目的に気づくと自然体で学び続ける

                            -なるほど。真のコーチングでは、生徒に無理に勉強させようとしないのですね。

                            (南山さん)そうなんです。NLPEの生徒さんを見ていて感じるのですが、英語を学ぶ真の目的に気づくと、人は自然体で学び続けます。

                            言い換えると、英語習得に成功した人は、英語習得を目的に学習をしていません。

                             

                            -え? どういうことですか?

                             

                            (南山さん)たとえば、「TOEICのスコアを上げたい」とか「英会話ができるようになりたい」という目標を掲げる人がいます。ですが、これは表面的な目標です。次のように、その先に何があるか? を、深堀して考えてみます。

                            表面的な目標
                            • TOEICのスコアを上げた結果、どうなりたいのか?
                            • 英会話ができるようになった先に、何が得られるのか?

                             

                            そうるすと、英語習得を通じて得たいことが見えてきます。たとえば、以下のようなものです。

                             

                            真に得たい結果
                            • 自己成長につながる
                            • 自分の可能性を見つめる
                            • 世界が広がる
                            • 自由を表現できる
                            • 自信を持って話している自分に出会える

                              このような価値観に気づくことができれば、英語習得を通じて「本当はどうなりたいか」、「真に得たいものは何か」を自覚できます。

                               

                               

                              このことに気づくと英語学習は、辛い勉強時間ではなくなり、次のような時間になります。

                               

                              • 本当の自分に出会える時間
                              • 価値観を満たせて幸せを感じる時間
                              • 自分の中にあった可能性に触れる時間

                                実際NLPEの受講生は、英語学習の時間を上記のように表現することがあります。

                                こういう状態になると、英語を学ぶと感情の高ぶりを感じるため、自然と学びが習慣になっていきます。「価値観を満たす時間」であって、「勉強する」という感覚はなくなっていきます。

                                生徒の学習内容に意味付けをする

                                -なるほど。だから真に得たいものが明確になると、自然と英語を学ぶようになるんですね。

                                (南山さん)生徒一人ひとりが真に得たいものを引き出すのもコーチの役割です。

                                たとえば、生徒さんから「オンライン英会話をやってみたい」との相談を受けたとします。そのときに、ただ「どうぞ、やってください」と言うだけでは生徒さんのためになりません。

                                 

                                なぜ、オンライン英会話をやりたいのか? を、深堀することが重要です。

                                 

                                • 自己成長を感じたい
                                • 人とのつながりを感じたい
                                • 可能性を見つめたい
                                • 世界を広げたい

                                  上記のように、生徒さんが真に得たいものとオンライン英会話の繋がりを引き出します。真に得たいものとオンライン英会話がリンクすると、強制しなくても生徒さんはオンライン英会話に取り組めるようになります。

                                   

                                  \本場アメリカのコーチングを体験/

                                  最先端の心理学と脳科学

                                  NLPEのコーチに対するこだわり

                                  エゴが少ない人でないとコーチングはできない

                                  -コーチは、生徒さんが持っているものを、かなり深いレベルで引き出すことが求められるのですね。NLPEでは、どのようにしてコーチの質を維持しているのですか?

                                  (南山さん)実はNLPEではコーチを募集していません。NLPEの卒業生で、受講中に英語力を一気に伸ばした方にコーチをやっていただいています。

                                  留学経験がある方を始め皆さん英語が堪能ですし、NLPEのコーチングに対する考え方を理解してくれています。実際に自分が「真のコーチング」を受けた経験があるからこそ、コーチングを熟知して実践できるわけです。

                                   

                                  コーチを採用するときに気を付けているのは、「エゴ的な要素が少ないか?」という点です。コーチは生徒の隣に立つ存在であり、相手を見下したりジャッジしたりしてはいけません。

                                  「私が生徒に教えるんだ!」というマインドの人に、コーチングをするのは難しいと言わざるをえません。なので、エゴ的な要素が少ない人であることが良いコーチになる前提条件です。

                                  どれだけ自己内省をしてきたか?

                                  -コーチにも適性があるのですね。他にも重要なことはありますか?

                                  (南山さん)コーチ自身が自己内省した経験を持っていることが重要です。なぜなら、コーチングをする際、「クライエントから出てくる課題は自分も取り組むべきもの」というスタンスで臨むことが求められるから。これまでに自己内省を繰り返してきた人でないと良いコーチになれません。

                                   

                                  コーチは人の心に関わる存在ですので、責任が大きいと感じています。自分自身をコーチングできない人が、他人にコーチングするのは無責任だと、私は思っています。

                                   

                                  最近は英語コーチを名乗る方が増えていますが、マーケティングやお金目当てであることも多いです。このような方が「真のコーチング」ができるかは疑問です。中には自分自身が怒りを抱えているコーチや、自分のモチベーションをコントロールできないコーチもいるようです。

                                  真のコーチングを実践するためには、自分自身が深く内省をする必要があると信じています。

                                  NLPE立ち上げ期の苦労

                                  -NLPEでは、かなり深いレベルでコーチングをされていることがよく分かりました。今では多くの生徒さんが、大きな成果を出されていますが、最初から順調だったのでしょうか?

                                  世間から認められなかった

                                  (南山さん)いえ、最初はなかなか世間から認めてもらえませんでした。

                                  スクールを始める前、本を出版しようと思い、出版コンサルティングを受けることにしました。そのときに、「これから、こういうスクールを始めようと思うんです」とNLPEのコンセプトを話しました。

                                  しかし、コンサルタントから完全に拒否されてしまいました。「そんな市場はないので、大手スクールがやっているのと同じようなことをやった方がいい」という感じで。

                                  まだ日本人のマインドが、NLPEのコンセプトについてきていないのだと感じました。

                                  1年目は生徒が10名くらいしかいなかった

                                  -たしかに、NLPEが実践されている内容は、かなり先進的だと感じます。

                                  (南山さん)あるとき、知人からこう言われたことがあります。「NLPEは世の中の5年から10年先を行っている」と。

                                  だから、最初は生徒さんを集めるのに苦労しました。

                                  どうアプローチすれば人に認めてもらえるのか、どのように宣伝すればよいか、まったく分からず手探り状態でした。

                                  1年間で10名くらいしか生徒さんが集まりませんでした。

                                  それでも、多くの人に支えられながら、徐々にNLPEの良さが広まって少しずつ生徒さんが増えていきました。

                                  ⇒NLPE英語コーチングスクールの公式HPはこちら

                                  NLPE英語コーチングのプログラム

                                  -立ち上げ期はかなり苦労されたのですね。最後にNLPEの具体的なプログラム内容について教えていただけますか?

                                  プログラム内容

                                  (南山さん)NLPEでは以下のプログラムに取り組んでいただいています。

                                  NLPEのプログラム内容
                                  • コーチングセッション(週1回)
                                  • チャットサポート
                                  • 宿題、添削(毎日)
                                  • オンラインセミナー(月5回)
                                  • グループコーチング(月2回)

                                    コーチングセッション

                                    週1回、オンラインでコーチングセッションを実施しています。

                                    最初に生徒さん一人ひとりの問題を特定し、解決策を立案します。

                                    このとき、問題点は英語にあるとは限りません。英語習得を妨げる思考や信念がボトルネックとなっているケースも多いからです。

                                     

                                    次に一人ひとりの成功パターンを導き出します。過去の成功体験や、本人の特徴に合わせて、成功しやすいパターンを導き出します。

                                    その上で、学習のプランニングをします。このときに重視するのは、本人の納得感です。納得感がないとモチベーションがあがらないからです。日々、小さな成功体験を積めるようにプランニングをします。

                                    チャットサポート

                                    コーチングセッションに加えて、随時チャットでサポートをしています。

                                    英語学習に関する悩みや、感情への対処の仕方などをサポートします。たとえば「こんな怒りの感情が出てきた」という悩みですね。

                                    コーチは専門的な教育を受けているので、こういう場面でどのように質問や声かけをすればよいか分かっています。なので、チャットを通じて生徒さんのサポートができるわけです。

                                    宿題、添削

                                    NLPEでは毎日宿題を出しています。日々、小さな進歩が得られるようにするためです。宿題の内容は、一人ひとり違います。

                                    コーチは生徒さんが取り組んだ宿題の添削をします。発音の添削をすることもありますね。

                                    オンラインセミナー

                                    1回1.5時間のオンラインセミナーを月5回行っています。

                                    最初の20分~40分程度、私からお話をします。人格の話、脳の話、心臓の話など本質的な内容をお伝えしています。

                                     

                                    その後、45分~1時間程度、呼吸法と瞑想の練習をします。シータ波の状態になるように私が誘導していきます。先ほどお話したように、勘違いの信念や人格を書き換えるには、シータ波の状態を作ることが有効だからです。

                                     

                                    グループコーチング

                                    1回1.5時間のグループコーチングを月2回実施しています。

                                    グループコーチングでは、生徒さん同士がコーチングをしています。なぜ、こんなことをやるのかというと、NLPE卒業後に自立してほしいからです。セルフマネジメントできるように、コーチングの技術をすべてお伝えしています。

                                     

                                    -老子の格言「魚を与えるのではなく釣り方を教えよ」を実践されているのですね。

                                     

                                    最初に私からコーチングのマインドや技術についてお伝えします。その後、ブレイクアウトルームで生徒さん同士コーチングを実践してもらっています。

                                    コーチングで人生が変わる

                                    -本日のお話を伺い、NLPEでは表面的な学習法だけでなく、より深いレベルのコーチングを実践していると感じました。生徒さんには、どのような変化が起きるのでしょうか?

                                    (南山さん)さまざまな変化が起きます。もちろん英語力が伸びますが、それだけではありません。人生における全領域で結果が出ている人が多いですね。

                                    たとえば以下のような変化です。

                                    NLPEの受講生の変化
                                    • 会社の中での態度が変わり成果が出た
                                    • 健康に対する考え方が変わり、食事や運動に気を遣うようになった
                                    • 朝活を始めて一日の生産性が上がった
                                    • 新たな趣味としてギターを始めた
                                    • 無理だと思っていた留学を決めた

                                      大げさではなく、コーチングで人生が変わっているのだと感じています。

                                      抑圧していた可能性が解放される

                                      -すごいですね。なぜ、このような変化が起きるのでしょうか?

                                      (南山さん)これまで抑圧されていた可能性が解放されたからだと思います。

                                      物理学者アインシュタインが、以下の言葉を残しています。

                                      「その問題を作った思考で、問題を解決しようとしても不可能だ」

                                      -アルバート・アインシュタイン(物理学者)

                                       

                                      つまり、問題に気づいたらやり方を変えないと上手くいかないということです。

                                       

                                      反対に、思考を変えてやり方やアプローチを変えると、これまでには想像もできなかったような大きな成果を出せることがあります。

                                      行動だけを起こして無理に結果を変えようとしてもうまくいきません。これまでとは違う結果を得るには、根本的な思考や信念を変える必要があります。

                                       

                                      だからこそ、NLPEでは単なる英語学習法だけでなく、本質である思考、信念、人格にアプローチをしています。

                                      ⇒NLPE英語コーチングスクールの公式HPはこちら

                                      NLP英語コーチングスクールのコースと料金

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                                      (初級)

                                      コーチング時間(/回)

                                      ※全てオンライン

                                      60分60分60分
                                      コーチング回数20回(7か月)12回(3ヵ月)3回(3ヵ月)
                                      セルフコーチング上級中級初級
                                      他者へのコーチングありあり
                                      セミナー参加権ありあり
                                      通常料金

                                      68万円

                                      +入会金5万円

                                      =合計73万円

                                      48万円

                                      +入会金5万円

                                      =合計53万円

                                      18万円

                                      +入会金5万円

                                      =合計23万円

                                      体験レッスン受講者料金58万円38万円11万円

                                       

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                                      • TOEICの勉強をしても、ミーティングで外国人の発言を聞き取れず悔しい思いをした......
                                      • 英会話スクールに通っても、ディスカッションで発言が出せず情けなくなった.....

                                         

                                        あなたも薄々気づいているのではないでしょうか。いくら英語ができても、仕事で成果を出したり収入をあげたりできない真実に。

                                         

                                        いくらTOEICでハイスコアを取ったり英語が流暢になっても、”ビジネスで成果を出せる”英語力を身につけなければ、あなたの仕事での評価は下がってしまいますし、収入も上がりません

                                        反対にTOEICの点数が低かったり、英語が流暢でなくても”ビジネスで結果を出せる”英語力があれば、あなたの評価は高りますし、収入も上がります。

                                         

                                        もし、あなたが”ビジネスで結果を出せる”英語力を身につけたいと少しでも思うのであれば、「実践で使える英語」に絞って学習するのが近道です。この方法で学ぶと以下のようなメリットが得られます。

                                         

                                        メリット
                                        • 無駄な学習をしないので、最短で”ビジネスで結果を出せる”英語力が身につく。
                                        • 仕事相手の外国人の考えがわかり、コミュニケーションがスムーズになってストレスが減る。
                                        • 英語力アップが仕事の成果につながる。

                                           

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