- 会議で英語を話して、上司や同僚に聞かれるのが恥ずかしい
- オンライン英会話のレッスンを、家族に聞かれたくない
- 英会話スクールのレッスンで、他の生徒に下手な英語を聞かれるのが嫌だ
この記事は、このような方に向けて書いています。
人前で英語を話すのは恥ずかしいですよね?
何を隠そう、筆者自身も以前は人前で英語を話すのが嫌でたまりませんでした。
具体的には、次のような痛い経験があります。
- 上司や同僚に英語を聞かれるのが嫌で英語の会議の前日に眠れなかった
- 英会話スクールのグループレッスンで下手な発音を聞かれるのが恥ずかしくて思うように会話ができなかったりした
ですが、4つの克服法を実践した結果、今では恥ずかしさを感じなくなり、年間53回の英語のWEB会議をこなせるようになりました。
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英会話が恥ずかしいと感じる5つの理由
そもそも、なぜ英語を話すのを恥ずかしいと感じるのでしょうか?
以下5つの理由があります。
英語を間違えるのが恥ずかしい
「文法、単語、発音などを間違えるのが恥ずかしい」という理由です。
たとえば、好きな飲み物について聞かれに、「コーラが好きです」と言いたいとき。
「“I like coke.”って言えばいいのかな。あれ、ネイティブなら“I love coke.”って言うのかな?」 という思いが頭をめぐります。
そうなると、「正解はどっちなんだろう」ということが気になり、「間違ったら恥ずかしい」と感じてしまいます。
あるいは、発音。
“right”と言うときに“r”と“l”の発音をうまくできないのが気になってしまうことがあります。「あれ、“r”の発音はこれで良かったかな?」と思い始めると、間違えるのが恥ずかしくて、うまく英語を話せなくなってしまいます。
上記は極端な例ですが、「正解を言わねば」という意識でいると間違えるのが恥ずかしいと感じてしまいます。
英語らしく発音するのが恥ずかしい
「英語はリズムや抑揚をつけて話すのが大事!」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。
⇒ご参考:【一撃で!】英語はリズムが大事!ネイティブに伝わる5つのコツと法則
英語らしく発音するのは素晴らしいことですが、恥ずかしさを感じてしまうこともあります。なぜなら、学生時代に英語らしい発音をするとバカにされた経験があったりするからですね。
筆者の中学校時代のこと。授業で“Apple”の発音練習をしました。
英語では「アップル」ではなく「アポー」のように発音するということを勉強していました。英語らしく発音しようと思い「アポー」と発音したのです。
しかし、他のクラスメートには、そんな筆者の姿がおかしく映ったようで、「アポーとか言ってる 笑」とバカにされてしまいました。
このときに、クラスメートからバカにされて恥ずかしい思いをしたので、「英語らしい発音をするのは恥ずかしいことだ」との思いを持つようになったのです。
結果的に、カタカナ英語で間違った発音をするのも恥ずかしいし、英語らしく抑揚をつけて話すのも恥ずかしいという状態になってしまいました。こうなると、そもそも人前で英語を話すこと自体が恥ずかしくなってしまいます。
他人に英語を聞かれるのが恥ずかしい
自分が英語を話している姿を、他人に見られると恥ずかしいと感じます。
「英語が下手なのがバレバレだ。他の人が見たら変だと思われたり、バカにされたりするんじゃないか」と思うわけです。
何を隠そう、これはかつての筆者です。
TOEICのスコアは多少高かったので、周囲の同僚からは「英語が話せるんだろう」と思われていました。しかし、実際にはマトモに英語を話せませんでした。あるとき英語の会議でアメリカ企業とディスカッションをすることになったとき、「あぁ、英会話が下手なのがバレでしまう。同僚に聞かれたら、バカにされる。」と思い、とても恥ずかしくなったことがあります。
実際、その会議では思うようにディスカッションができず、「やっぱりダメな姿を同僚に見られてしまった......。悔しいし恥ずかしい」と思い、いっそう英会話が恥ずかしいと思うようになってしまいました。
外国人と話すのが恥ずかしい
筆者を含め人見知りな方は、日本人同士でも初対面の相手と話すのは恥ずかしいと感じることがあるはずです。なぜなら、何を話してよいかわからないから。
相手が外国人であればなおさらです。
道中で突然、外国人から道順を聞かれたとき。そもそも何を聞かれているかも、何を話したらよいかもわからなくなり焦ってしまいます。
あるいは、英会話スクールやオンライン英会話の講師と初めてあったとき。
“My name is......”と名前を言うことはできても、その後に何を言えば良いか分からない。講師から質問をされても、何と答えれば良いか分からない。あたふたしている自分を見せるのを恥ずかしく感じてしまいます。
恥ずかしいのは人目を気にしているから
ここまで、英会話を恥ずかしいと感じる理由を解説してきましたが、共通するのは「他人の目を気にしている」ということです。
- 間違った英語を話すと、相手の外国人から「何を言ってるんだ」と思われるに違いない
- 英語らしく抑揚をつけて話すと、周囲の日本人から変な目で見られるかもしれない
- 下手な英語を話すと、同僚からバカにされるのではないか
- 外国人との会話であたふたすると、相手の外国人から変に思われるのではないか
こんな感じで、相手の外国人や周囲の日本人の目を気にしているから「英会話が恥ずかしい」と感じるわけです。
ですが、恥ずかしいからといって、英語を話さないと英会話を上達させることはできません。なぜなら、英会話の上達にはアウトプット練習が欠かせないからです。練習のたびに恥ずかしいと思っていたら、なかなかアウトプットできなくなってしまいます。
とはいえ、「他人の目を気にしなくていいんだ!」と言われても、以前の筆者のように「それができたら苦労しないよ......」と感じるはずです。
次の章では、「英会話が恥ずかしい!」と克服する方法について解説します。
英会話が恥ずかしい!を克服する4つの方法
英会話の目的に立ち返る
そもそも英会話の目的は、「英語をカッコよく話す」ことではありません。自分が伝えたいことを、英語を通じて相手に伝えたり、外国人とコミュニケーションを取ったりするのが目的です。
つまり、英会話はあくまでコミュニケーションのツールです。
- 外国人と一緒に仕事をして成果を出したい
- 海外の企業と仕事をして収入を上げたい
- 外国人と仲良くなりたい
など、英会話の目的を見直してみることをおすすめします。
本来の目的を見直すと、「英会話が恥ずかしい」という思いが小さなことだと気づけるからです。
完璧な英語なくてもOKと知る
グローバルに仕事を出している人でも、英語が上手とは限りません。なぜなら伝えたいメッセージがしっかりしていれば、シンプルでカタコトの英語でも十分だからです。
たとえば、ソフトバンク元CEOの孫正義氏のプレゼンを見てください。
いわゆる「ジャパニーズイングリッシュ」ですが、人を惹きつける魅力があります。実際、孫正義氏は世界の大経営者を相手に交渉をしながら、ビジネスで大きな成果を挙げています。
ビジネスで成果を出したり、相手を惹きつける話をしたりするのに、ネイティブのような発音や英語力は必要ありません。言い換えると、「下手な英語でも伝わればOK」ということです。
マンツーマンレッスンを受けてみる
「そうは言っても、他人の目が気になる」という場合は、マンツーマンの英会話レッスンを受けてみることをおすすめします。グループレッスンの場合は、他の生徒の目が気になって英語を話すのを躊躇(ちゅうちょ)してしまうこともあるかもしれません。
ですが、マンツーマンレッスンなら、そのような心配はありません。
「外国人講師に下手な英語を聞かれるのも恥ずかしい」と感じるかもしれませんが、講師を固定してしまうと意外とすぐに慣れてきます。最初のレッスンは緊張するかもしれませんが、2回目以降は講師にこちらの英語力を把握してもらえています。なので、こちらのペースに合わせてレッスンを進めてもらえるわけです。
また、英会話レッスンの講師は、日本人の英語に慣れています。なので、思うようにしゃべれなかったり、カタカナ英語の発音であったとしても、変に思われることはありません。
反対の立場を想像してみてください。一生懸命、日本語を学んでいる外国人が、言葉に詰まっていたり発音がおかしかったりしたとき、あなたはどう感じますか? 「頑張ってるな」とは思っても、笑ったりバカにしたりはしないはずです。
これは、外国人講師も同じなんですよね。頑張って英語を学習している日本人の姿を見てバカにすることはありません。
「将来的に、仕事で使える英会話ができるようになりたいけど、英語を話すのが恥ずかしい......」という場合は、Gabaがおすすめです。講師がフレンドリーな雰囲気を作ってくれつつ、ビジネス英語を学べるからです。レッスンのシステムなども完備されており、「完成された英会話スクール」といえます。
無料体験レッスンもあるので、気になる場合は勇気を出して受けてみることをオススメします。
⇒ご参考:Gabaのレベルチェックを受けた結果~口コミと評判~【TOEIC900の英会話スコアは?】
英語の基礎を身につけて自信をつける
いきなり英会話にチャレンジするのではなく、英語の基礎力を身につけるのも良い選択です。
英語力に自信がない場合は、中学英語を復習するのがおすすめ。なぜなら、ビジネス英会話や日常英会話で使われる文法や単語の大半は中学英語でカバーされるからです。
「グロービッシュ」という言葉を聞いたことがありますか? グロービッシュとは、ノンネイティブのためのシンプルな英語です。“Global English”を略して“Globish(グロービッシュ)”と呼びます。
世界の英語スピーカーのうち70%以上がノンネイティブです。
このように、世界ではノンネイティブが主流派なので、グローバルにコミュニケーションをしたり仕事をしたりするのに、ネイティブのような発音や複雑な構文は不要です。英語はあくまでコミュニケーションのツールなので、相手に伝われば良いからです。
そして、この「グロービッシュ」は中学英語と似ています。たとえば、グロービッシュで使われる単語は「1500語+派生語」ですが、中学英語で習う単語数とほぼ同じです。
つまり、中学英語をマスターすれば、グローバルに使われる英語を身につけられるわけです。
以下に、中学英語を学び直すのにおすすめの教材を紹介しておきます。
基礎となる文法を学び直すのに最適な教材です。この本の著者の動画もあるので、書籍と併せてみると効果的です。
1つの例文に2~3個の重要単語を網羅した単語帳です。英単語は例文とセットで覚えると記憶しやすいですが、1つの例文で1つの単語しか覚えられないのは効率が悪いです。DUOは1つの例文で2~3単語を覚えられるので、効率よく重要単語を身につけることができます。
効率よく英語の基礎を身につけるなら、英語コーチングもあり
そうは言っても「何から勉強したらよいかわからない......」、「独学で勉強すると挫折(ざせつ)しそう......」というケースもあると思います。
そんな場合は、英語コーチングスクールを検討するのもありです。
- 専属のコーチが受講生一人ひとりのカリキュラムを作成
- 日々の学習をメールやLINEなどでフルサポート
- 週1 or 隔週 オンライン面談で、学習の進度や勉強のやり方をチェックしてフィードバック
一人ひとりにカスタマイズしたサービスなので、短期間で大きく英語力を伸ばすことができます。スクールによっては、卒業生が2~3ヵ月でTOEICスコアを200~300点伸ばしています。
「一気に英語力を伸ばしたい」という場合には、検討してみることをオススメします。
以下の記事では、筆者が厳選した英語コーチングスクールを紹介していますので、読んでみて下さい。
⇒ご参考:【保存版】英語コーチングスクール15社を比較~おす6めランキングあり~
まとめ|英会話の恥ずかさを克服しよう
この記事では、「英会話が恥ずかしい」を克服する4つの方法を紹介しました。
- 英会話の目的に立ち返る
- 下手な英語でOKと知る
- 他人の目が気になる場合はマンツーマンレッスンを受けてみる
- 英語の基礎を身につけて自信をつける
これらを実践すれば、恥ずかしさが減るはずです。もともと100あった恥ずかしさが、いきなり0になることはありませんが、60とか70くらいまでは下がるはずです。
少しずつ恥ずかしさげつつ、英会話にチャレンジしてみてください。