

「一般教育訓練給付制度」を知っていますか?
この制度を利用すると、英会話スクールの受講料を最大10万円抑えることができます。
この記事では一般教育訓練給付金制度の概要、対象スクールとコース、注意点、おすすめスクールを紹介します。
少しわかりづらいですが、多くの会社員は制度の対象となりますので、「英語スクールに通いたいけど、料金が高いな......」と思っている方は必見です。

タップできる目次
一般教育訓練給付制度の概要
「一般教育訓練給付制度」を聞いたことがない方も多いかと思います。まずは、簡単に概要を説明します。
一般教育訓練給付制度とは?
教育訓練給付制度とは、一定の条件を満たす人に対し、厚生労働大臣の指定する講座を受講し修了した場合に、費用の20%(最大10万円まで)がハローワークから支給される制度です。
ビジネスパーソンのスキルアップやキャリア形成を支援し、雇用の安定と再就職の促進を目的とした制度。
教育訓練給付制度には、「一般教育訓練給付金」と「専門実践教育訓練給付金」があり、英語スクールは一般教育訓練給付金が当てはまります。

大手の英会話スクールや英語コーチングスクールの中にも、この一般教育訓練給付制度の対象となっているコースがあります。後ほど詳しく紹介します。
ご参考:
⇒Wikipediaの解説
一般教育訓練給付金の給付条件
一般教育訓練給付金の給付条件は、以下の通り。
- 初めての制度利用者:雇用保険への加入期間が通算1年以上
(※離職された方も、離職後1年以内であれば対象) - 2回目以降の制度利用者:前回の支給開始日から3年以上 かつ、雇用保険加入期間が通算3年以上
大抵の会社員は雇用保険に加入しています。
より具体的には、1年以上勤めている会社員であれば、一般教育訓練給付金の給付対象である可能性が高いということです。
詳細はハローワークに問い合わせてみて下さい。
一般教育訓練給付制度の対象英語スクール12社の比較
続いて一般教育訓練給付制度の対象スクールを比較します。
スクール名 | 対象コース | 受講期間 | 通常料金 (入会金含む) | 一般教育訓練給付金適用時の料金 |
プログリット | ビジネス英会話コース | 3ヶ月 | 599,500円 | 499,500円 |
イングリッシュカンパニー | 90日間パーソナルトレーニングコース | 3ヶ月 | 599,500円 | 499,500円 |
トライズ | 英語スピーキング本科 | 6ヶ月 | 607,300円(*) | 507,300円 |
ライザップイングリッシュ | TOEICスコアアップコース | 3ヶ月 | 635,800円 | 535,800円 |
スパルタ英会話 | TOEICコース | 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 | 424,600円 594,000円 729,000円 | 350,680円 494,000円 629,000円 |
ベルリッツ | マンツーマン80回 | 10ヶ月 | 677,600円 | 577,600円 |
GABAマンツーマン英会話 | マンツーマン75回 | 12ヶ月 | 561,000円 | 461,000円 |
ミライズ英会話 | ビジネス英会話コース TOEIC対策コース | 12ヶ月 | 361,400円 | 290,120円 |
ECC外語学院 | マンツーマン | 12か月 | 704,000円 | 604,000円 |
イーオン | 少人数英会話 | 8か月 | 379,500円 | 303,600円 |
日米英語学院 | マンツーマン75回 | 12ヶ月 | 742,500円 | 642,500円 |
ワンナップ英会話 | マンツーマン | 12ヶ月 | 469,230円 | 369,230円 |
(*)2022年5月31日までのキャンペーン料金
一般教育訓練給付制度3つの注意点
次に一般教育訓練給付制度を利用する際の注意点を解説します。
スクールごとに修了資格が異なる
一般教育訓練給付制度を利用するには、スクールが定める修了資格を満たす必要があります。教育訓練が実施されたという証明が必要だからですね。
一般的には、「レッスン出席率80%」が修了条件となっています。しかし、スクールにより細かな条件が異なります。たとえば英会話スクールのGabaの場合、以下の条件があります。
② 修了時にGabaレベル4以上に達していること
③ 各レベル終了時のアセスメントで一定の成績を収めること
事前にスクールに直接確認することをおすすめします。

対象スクール、対象コースが定期的に変わる
一般教育訓練給付制度の対象スクール、対象コースは定期的に変わります。
つまり、新たに制度の対象となるスクールや、以前は制度の対象だったのに今は対象でないスクールがあるということです。
たとえば、英語コーチングスクールのプログリットは2019年10月に一般教育訓練給付制度の対象スクールとなりました。反対に英会話スクールのEnglish Villageは、以前は制度の対象でしたが現在では対象外です。
制度の対象か、直接スクールに確認する
一般教育訓練給付制度の対象スクールは、厚生労働省の検索システムから調べられます。
しかし、検索システムに掲載されていても、現時点では対象外となっているスクールもあります。
たとえば、English Villageやシェーン英会話は、厚労省のHPに一般教育訓練給付制度対象スクールとして掲載されていますが、2022年5月現在、対象外となっています。
そのため、直接スクールに確認することをおすすめします。
一般教育訓練給付制度の対象でおすすめ英語スクール4選
次に、一般教育訓練給付制度の対象でおすすめのスクール3選を紹介します。
先ほど紹介したように、一般的に給付金を受け取るためには、80%以上の出席率が必要となります。
受講期間が長いコースの場合、生活環境の変化などにより出席できなくなるリスクがあります。そのため、3ヵ月〜6ヶ月の短期集中コースで制度を利用することをおすすめしています。

【第1位】プログリット
「英語力アップ=学習効率×投下時間」との考えから、圧倒的な学習量と科学的学習法にもとづく効率的な学習で、受講生の英語力を伸ばす定評があります。
プログリットの特徴はコンサルタントの丁寧なサポート。受講期間中は「恋人以上に連絡を取り合う」と言われるほど、密にサポートをしてくれます。
特にシャドーイング(*)の添削が秀逸。毎日、録音した音声に対して「良い点」「改善点」を的確にフィードバックしてくれます。
(*)シャドーイング:英語音声の後に続いて発声するトレーニング。リスニングとスピーキングに効果があり「最強のトレーニング法」とも言われる。
そのため、短期間でシャドーイングのやり方を改善でき、リスニング力とスピーキング力を伸ばすことができます。
プログリットのビジネス英会話コースには、2ヵ月プラン、3ヵ月プラン、6ヵ月があります。3ヵ月プラン、6ヵ月プランは一般教育訓練給付金の対象なので、しっかりビジネス英語を身につけたい場合はオススメです。
筆者もプログリットのビジネス英会話コースの2か月プランを受講し、短期間で飛躍的にビジネス英会話力を伸ばすことができました。
⇨ご参考:【人生激変】プログリットの評判と口コミ|2ヵ月でビジネス英語力が伸びた体験談と感想
【第2位】イングリッシュカンパニー
イングリッシュカンパニーは、科学的なトレーニングに徹底的にこだわったスクール。
イングリッシュカンパニーの多くの卒業生が3ヵ月でTOEICスコアを300点アップしています。
もちろんTOEICスコアだけでなく、英会話力も伸ばせます。なぜなら本質的な英語力が身につくからですね。
しかもトレーニングが効率的なので、生徒は少ない勉強時間で英語力を伸ばせます。
通常の英語コーチングスクールは1日3時間の勉強が基本ですが、イングリッシュカンパニーでは1日1~1.5時間程度。
一般的なスクールの半分の勉強時間で同等以上の英語力を伸ばせます。
イングリッシュカンパニーは人気が出すぎて、常に受講待ちが発生しています。気になる場合は、早めに無料体験に申し込まむことをおすすめします。
/無料体験レッスン/
【第3位】トライズ(TORAIZ)
トライズは初心者が半年〜一年でビジネス英会話をマスターするプログラム。スピーキング本科の6ヶ月コース、12ヶ月コースが一般教育訓練給付金の対象です(2022年5月1日に認定されました)。
トライズでは、英語コーチングに加えてネイティブ講師とのオンライン英会話が週3回あります。多くの英語コーチングスクールにはオンライン英会話がついておらず、インプット学習のみです。
その場合、アウトプットする場を作るために自分でオンライン英会話を契約する必要があります。
トライズであれば、英語学習に関することはすべてお任せできます。プランニングから自習のやり方の指導、オンライン英会話まですべて揃っているので、あとはコンサルタントのアドバイスに沿って学習すればOKです。これって、すごく楽ちんなんですよね。
なので、トライズの卒業生は実践的なビジネス英会話力を身につけています。
ただ、トライズの難点は料金が高いこと。受講期間が他社のコーチングスクールより長め(6ヶ月、12ヶ月)だからです。
今回、一般教育訓練給付制度の対象になったことで、お得に受講できるようになりました。ぜひチェックしてみてくださいね。
【第4位】ライザップイングリッシュ
ダイエットジムで有名なライザップが手掛ける英語コーチングスクールです。
ジムで培った生徒のサポート力を活かして、英語でも「結果にコミット」。
一般教育訓練給付制度の対象なのは、TOEIC対策コース。3ヵ月でTOEICスコアを伸ばすことができます。
一般教育訓練給付制度が使える長期の英会話スクール
短期集中スクール以外にも、一般教育訓練給付制度が使える英会話スクールがあります。
「英会話スクールに興味があるけど、料金が高くて躊躇(ちゅうちょ)してしまう......」という場合は、ぜひ一般教育訓練給付制度を活用してお得に受講してくださいね。
ここでは、一般教育訓練給付精度が使える本格派の英会話スクールを紹介します。
ベルリッツ
ベルリッツはビジネス英語特化の英会話スクール。世界中の20,000社と法人契約を結ぶ信頼と実績のあるスクールです(2017年末)。
ベルリッツの特徴は、英会話レッスンで「フルセンテンス」で話すトレーニングをすること。
単語やフレーズを並べて「なんとか相手に伝わったかな......」と冷や汗をかいた経験はありませんか?
プロフェッショナルを目指すのであれば、「なんとか通じる」レベルを脱して相手とスムーズにコミュニケーションが取れるレベルを目指すべき。
ベルリッツでは、歴史あるメソッドに基づくトレーニングで、受講生の英会話スキルを「ビジネスで通用するレベル」まで上げることを目指します。
このように、英語を使って仕事をしたい人にベルリッツはオススメなのですが、ネックは受講料金。質の高い講師がレッスンを行うため、どうしても料金が高くなってしまうんですよね。
一般教育訓練給付制度を使うと、受講料金が10万円オフになるので「これまでベルリッツが気になっていたけど、料金がネックで手が出なかった......」という人にもオススメできます。
無料体験レッスンを受けるだけでも、ベルリッツの質の高さが分かります。少しでも気になる場合は、まずは無料体験レッスンを受けてみてくださいね。
\ビジネス英会話が身につく/
Gabaマンツーマンイングリッシュ
Gabaはマンツーマン特化の英会話スクール。密度の高いレッスンを受けられます。
マンツーマンレッスンであるため、レッスン内容を受講生の希望に応じてカスタマイズすることができます。
- 教科書に沿ってレッスンを進めたい
- 仕事で使うプレゼン資料をチェックしてほしい
- ミスをしたらすぐに訂正してほしい
このように細かくレッスンをカスタマイズできます。
実際に体験した筆者からすると、Gabaは「英語の基礎力がある人(TOEIC800点以上)」がアウトプットする場として最適なスクールです。
Gabaは完成度の高い英会話スクールですが、ネックになるのはやはり料金。レベルの高い講師とのマンツーマンレッスンをするので、どうしても高額になりがち。
一般教育訓練給付制度を使えば、質の高いマンツーマンレッスンをオトクに受けることができます。
無料体験レッスンを受けると、Gabaの完成度の高さを実感できるはずです。ちょっとでも気になる場合は、無料体験を受けてみてくださいね。
まとめ|一般教育訓練給付制度をってお得に英語力を伸ばそう
「英語スクールに興味があるけど、料金が気になるな......」という場合は、一般教育訓練給付制度を使うのがオススメです。通常、スクールの割引があってもせいぜい数万円程度。
ですが、一般教育訓練給付制度を利用すれば、最大10万円オフになります。こんな制度を使わない手はありませんよね。ぜひ、制度をうまく活用してお得に英語力をアップさせてください。
短期集中の英語スクールが特にオススメ
特にオススメなのは、短期集中の英語コーチングスクール。
なぜなら、給付金の受給条件として「出席率80%以上」とするスクールが多いからです。
1年間のコースの場合、途中で転勤や異動、引っ越しなど生活環境が変わった場合、スクールに通えなくなるリスクが高いです。また、最初はモチベーションが高くても、1年間のうちにモチベーションが下がって通わなくなってしまうケースもあります。
そうすると、あてにしていた給付金を受けられなくなってしまいます。
3ヵ月の短期集中スクールなら、このようなリスクを抑えられます。
短期間で英語力を飛躍的に伸ばせるスクールばかりですので、少しでも気になる場合は無料カウンセリングや、無料体験レッスンを受けてみてくださいね。