TOEIC800点というと「英語ができる人!」というイメージがあるのではないでしょうか。
実際TOEIC800点を持っていると、就職・転職や昇進など、さまざまな場面で有利になるというメリットがあります。
なので、英語を武器にしてキャリアアップを狙うなら、TOEIC800点はぜひ目標としたいスコアです。
とはいえ、990点満点中の800点は高いスコアなので、こう思い諦めかけている人もいるかもしれません。
- 自分には無理
- 頑張っているけど到達できない
たしかに一朝一夕では突破できませんが、きちんとポイントを抑えて戦略を練れば、TOEIC800点は必ず達成できます。
この記事では、TOEIC800点のレベル感を説明した上でTOEIC800点を取るためのポイントや戦略、具体的な勉強法についても解説します。
おすすめの参考書やアプリも紹介するので、学習に取り入れてスコアアップを目指してくださいね。
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TOEIC800点のレベルと難易度をデータで解説
そもそもTOEIC800点を取るのは、どのくらい難しいのでしょうか?
前提知識として、TOEIC800点がどの程度レベルなのかチェックしておきましょう。
TOEIC800点以上の人の割合
過去10年以上にわたって、年間150万人以上がTOEICを受験しています(公開テスト、IPテスト合計)。
そのうちどれくらいの人が800点のスコアに達するのでしょうか。
TOEICを運営するIIBC(一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会)が受験者数と平均スコアをまとめた「TOEIC Program DAA2021」によると、2020年のTOEIC(L&R)公開テスト受験者のうち795点以上を取った人の割合は17.4%。およそ6人に1人が800点以上ということになりますね。
なお、学生の受験者のみだと14.35%、社会人だと20.9%です。社会人では5人に1人以上が800点以上を取っているので、意外と珍しくないスコアであることがわかります。
とはいえ、平均点は毎回600点前後なので、やはり800点以上になると上級者といえます。
TOEIC800点は英検準1級レベル
英検など他の英語試験を受けてきた人は、TOEICのスコアを聞いてもいまいちピンとこないかもしれません。
文部科学省の「英語の資格・検定試験に関する基礎資料」によると、TOEIC785点〜944点の英語力は英検準1級に相当します。
英検だと、高校英語がほぼ頭に入っていれば2級が取得できます。履歴書に記載できるのも一般的に2級からと言われているので、準1級にあたるTOEIC800点は普通よりやや高いレベルだと考えられます。
企業の評価〜就職や転職に有利〜
就職や転職の際に、志願者のTOEICスコアを参考にする企業はたくさんあります。
TOEIC公式サイトによれば、TOEICを活用している企業・団体は160カ国に約14,000あり、日本だけでも約2,900以上にのぼります。
さらに、採用時にTOEICスコアを要件・参考にしている企業は44.9%。将来的に要件・参考とする可能性がある企業も含めると、全体の半数以上にもなります。
最近はグローバル化が進んでいるので、直接的に英語に関わる仕事でなくても、TOEICは受験しておいて損はないですね。
TOEIC800点を取れば海外部門でも即戦力に
企業が社員に期待するスコアの平均は、新入社員で535点、中途社員で560点。最も英語力が求められる海外部門では690点です。
英語力をアピールポイントにするなら最低でも700点は取っておきたいですね。
800点が取れれば、海外部門でも即戦力となれる英語力の持ち主だとみなされますから、他の候補者と差をつけることも可能です。
転職を経験した筆者の実感としても、800点以上のスコアなら外資系企業でも書類選考を通過できます。
TOEIC800点を取るために必要な英語レベル
点数だけでは、TOEIC800点がどのくらいの英語レベルなのか具体的にイメージがわかないかもしれません。
どの程度の英語力があればTOEIC800点が取れるのか、語彙力、リスニング力、リーディング力に分けて解説していきます。
語彙力のレベル
TOEIC800点を取るために必要な単語数は、約8,000〜8,500語程度と言われています。
8,000語は、英語ネイティブだと、小学校に上がるくらいの年齢の子どもが知っている単語数です。
そう聞くとあまり多くないように思うかもしれませんが、6歳くらいの子は生活に必要な日常会話は問題なくできますよね。
専門用語はわからないけれど、身の回りのものはだいたい英語で言える
上記のレベルと考えていいでしょう。
ちなみに、2022年現在の学習指導要領では、高校卒業までに学ぶ英単語数はおよそ5,000語。TOEICでは600点レベルの単語数になるので、800点には足りませんね。
また、TOEICでは、ビジネスの現場で実際に使うような会話が頻出するので、学校教育で習う日常の単語ではカバーできない語彙を補う必要があります。
リスニング力のレベル
海外旅行での日常会話なら、ほぼ困ることはないでしょう。
ビジネスシーンでも、自分の専門分野の話だったり、時々相手に聞き返すことができる状況だったりすれば、基本的には理解できるはずです。
映画やテレビ番組でも大まかな内容は把握できますが、字幕なしでジョークまで楽しむのは難しいです。
リーディング力のレベル
多少わからないところがあっても、前後の文脈からだいたいの内容は推測できます。
ビジネスメールや英語の資料にもそれほど抵抗を持たないと思います。
基礎的な文法知識が備わっているので、辞書があれば専門書も読み解くことができるでしょう。
TOEICの問題も時間をかければ全問正解できるレベルですが、900点台の人と比べると読解スピードが足りない傾向にあります。
TOEIC800点は「ビジネスレベルの英語力」の目安になります。詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
⇨ビジネスレベルの英語力を詳細に解説|TOEICの目安と最短で習得する方法
社会人がTOEIC800点を取るための3つの戦略
では、実際に忙しい社会人がTOEIC800点を取るにはどうしたらいいのか見ていきましょう。
まず、800点を取るために知っておきたいポイントや戦略を解説します。
TOEIC800点を取るために必要な勉強時間を知る
TOEIC800点を取るためには、どれくらいの勉強時間を割けばいいのでしょうか。
オックスフォード大学出版の資料によると、現在のスコアを100点伸ばすには、およそ200〜300時間の勉強が必要です。
750点の人が850点を取るまでには、275時間かかるとされています。
275時間の場合、1日3時間を毎日続けて約3ヶ月。1日1時間だと約9ヶ月になります。
当然ですが、現在のスコアが800点から離れていればいるほど、達成までに時間がかかります。
たとえば、600点から800点まで上げるにはおよそ500時間必要です。
もちろん人によって差はありますが、一朝一夕でのスコアアップは難しいので、長い目で見て計画を立てるのがおすすめです。
「得意を伸ばす」よりも「苦手をつぶす」
目標のスコアが600点までであれば、得意なパートを伸ばせば達成できます。
極端な話、リーディングが満点なら495点取れるので、リスニングをほとんど捨ててもいいわけですね。
しかし800点となると、全体的にバランス良く得点しないと到達できません。
苦手なパートがあるなら、集中的に訓練して克服しましょう。少なくとも6〜7割は正解できるようになれば、足を引っ張られることはありません。
筆者はどちらかというとリスニングよりリーディングが苦手です。初めてTOEICを受験した時には、長文読解で時間が足りなくなり、回答にもミスが目立ちました。
そこで読解演習を積みつつ、
- 先に問題文に目を通す
- ポイントになるところ以外は読み飛ばす
といったスピードアップのコツも実践することに。
次の受験ではリーディングの点数が伸び、結果として全体のスコアも上昇しました。
苦手意識のある部分は勉強する気分になりづらいですが、苦手をつぶせば効率よくスコアアップできます。
TOEICは出題形式の決まっていて対策が立てやすいので、弱点克服のチャンスだと思って取り組みましょう。
問題を解くスピードを意識する
TOEICの問題は、ひとつひとつを見れば、それほど難易度の高いものではありません。
高校レベルの知識がしっかり定着していれば、満点も目指せるテストです。
リーディングの長文も、ページ半分に収まる程度なので、英語で小説を読むのに比べればだいぶ簡単ですよね。
ところが、回答時間に対して問題数が多いので、時間が足りなくて最後まで解けなかったり、焦って間違えてしまったりということが起こります。
なので、「正確に、かつ速く解く」ことを意識しましょう。
意識してもすぐにできるものではないので、基本的にコツコツ練習を積むしかありません。
TOEICの出題形式に慣れることも重要
TOEICの場合は、出題形式に慣れることも大切です。
リスニングなら「ここまで聞けば答えがわかる」、リーディングなら「全部読まなくても答えがわかる」など、効率的に回答することもできます。
あまりテクニックに頼りすぎるのは良くありませんが、問題演習を繰り返していくと、だんだん正しい答えを導き出すためのポイントがつかめてくるはずです。
社会人がTOEIC800点を取るための具体的な3つの勉強法
前の章では、TOEIC800点を取るために何が大切なのか、ポイントと戦略をお伝えしました。
次に、具体的な勉強法をジャンル別に紹介します。
語彙力:頻出単語集を活用して強化
リスニングセクションもリーディングセクションも、知っている単語が多ければ多いほど、正答の可能性が上がります。
「話の内容に全く関係ないけど、正解と形が似ている単語」がひっかけで出ることもよくあります。なのでスコアアップのために語彙力強化は必須です。
TOEICに限らず、英語力を伸ばすためには単語の暗記が役立つので、筆者も常にボキャブラリーを増やすことを意識しています。
自分で単語帳を作っても構いませんが、TOEICによく出る単語を集めた単語集がいくつも発売されているので活用しましょう。
単純ですが、コツは何度も何度も繰り返して覚えること。人間なので時間が経つとどうしても忘れてしまいます。
何冊も手を出すと混乱してしまうので、「これ」と決めた1冊を使い倒すのがおすすめです。
最近はアプリもたくさん出ているので、通勤中や家事の合間のスキマ時間にスマホで学習するのもいいですね。
語彙力アップには地道な努力が必要なのでつらいかもしれませんが、メリットが大きいので頑張ってください。
記事の後半で、おすすめの単語帳を紹介しているのでチェックしてみてくださいね。
リスニング:ディクテーションで正しい発音に慣れる
リスニングの訓練にはディクテーションが効果的。
ディクテーションの詳しいやり方は「英語ディクテーションの正しいやり方|効果的な学習法を紹介」の記事で紹介していますが、簡単に言うと聞こえた音声をそのまま書き取る学習方法です。
聞き取れなかった部分を復習したり、シャドーイングや音読を組み合わせたりすることで、大きな効果が期待できるので、初心者も上級者も取り入れることをおすすめします。
ディクテーションで英語の音の変化が身に付く
TOEIC600点以上取れている人なら、文字を見ながらゆっくり聞けば、だいたいのリスニング問題に正解できると思います。
そこから800点に辿り着けず伸び悩むのは、実際の発音と英文の意味が結びついていないからです。
たとえば「What’s your name?」を「ワッツ・ユア・ネーム?」と言われればわかるけど、「ワッチャネーム?」だとわからない感じですね。
英語は文になると音がくっついたり抜け落ちたりするので、ひとつひとつの単語の発音がわかっているだけでは聞き取れないんです。
ディクテーションを正しく行うと、このような単語と単語がつながって起こる音声変化がわかってきます。
正しい発音に慣れれば、TOEICリスニングのナチュラルな会話にもついていけるようになりますよ。
TOEICのリスニング対策については、以下の記事にも詳しく解説しているので参考にしてみてください。
⇨【社会人向け】TOEICのリスニング点数を伸ばす勉強法と対策のコツ
リーディング:多読でスピードアップ
リーディングは語彙力とスピードの勝負です。
単語集で語彙力を強化しつつ、たくさんの英文を読んでスピードアップを目指しましょう。
英文読解のスピードを上げるには、とにかく多読をすることです。遠回りに見えるかもしれませんが、やはり「慣れ」が大切です。
読んだ英文を理解する時のプロセスを分解して考えてみると、次のようになっています。
スポーツの訓練では、反復動作を繰り返すとだんだん速くできるようになりますよね。それと同じで、多くの英文を読み続ければ、一連のプロセスにかかる時間が短縮できるようになるんです。
学習教材としては、「ゆっくり読めばだいたい理解できるレベル」の英文が適しています。
量をこなす必要があるので、興味を持てるもののほうが継続はしやすいですね。
筆者はTOEICの問題集を使いつつ、自分が好きなアートや旅行関連のネット記事を英語で読んだりしていました。
記事の後半には、多読におすすめのアプリを紹介しているので、チェックしてみてくださいね。
読解演習のつもりで英文を読んでみる
ただ読むだけでもいいですが、短期間で成果を出したいなら「なんとなく読んで終わり」ではなく、読解演習のつもりで取り組むのがおすすめです。
少し速いと感じるくらいのスピードで時間を区切って読み切り、内容を簡単にまとめてみましょう。
そのあとでゆっくり読み直し、正しく理解できていたか確認します。間違っていたら「どうして間違えたのか?」を分析すれば完璧です。
復習が大切なので、知らなかった単語や文法はきちんと調べて、次に活かしてくださいね。
TOEIC800点を目指す社会人におすすめの参考書やアプリ
TOEIC対策として最も重要な教材は公式問題集です。
なぜなら、TOEICは出題形式や傾向が決まっており、本番に近い形で演習を積むのがスコアアップの近道になるからです。
TOEICに向けて勉強したことのある人ならすでに使っているかもしれませんが、もし持っていなかったらすぐ買ったほうがいいです。
でも800点を目指すとなると、公式問題集だけでは物足りなかったり、苦手なジャンルに集中的に取り組みたかったりしますよね。
そこで、今回紹介した勉強法を実践するために、おすすめの教材を3つ紹介します。
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ(書籍)
TOEICによく出る単語というのは決まっていて、色々な人や会社が分析をしています。
なので、単語はやくみもに覚えるのではなく、既存の単語集を使うのが効率的です。
TOEICに特化した単語集としては、「金フレ」の愛称で親しまれているこちらの書籍がおすすめ。
初心者から上級者まで使えるテッパンの単語集ですね。
2017年の発売以来、高い人気を誇っているだけあって、効率的に語彙を増やせる構成になっています。
各単語を使ったフレーズが掲載されているので、ぜひ例文ごと暗記しましょう。
典型的な短い例文を覚えておくと、単語だけでなく文法も自然と頭に入って一石二鳥です。
English Central(ウェブサイト)
「English Central」は、1万本以上の動画を使って自習ができるサイトです。
1本数分程度の短めの動画で、
- 見る(リスニング)
- 学ぶ(単語を学習)
- 話す(セリフを音読)
- チャット(動画について語る)
という流れで学習できるので、総合的に英語力を伸ばすのに役立ちます。
筆者はTOEIC対策としてだけでなく、日常的な英語学習に使っています。
※「English Central」のリスニング学習画面
TOEIC800点に向けたリスニング対策としてぜひ試していただきたいのが、こちらのサイトの動画を使ったディクテーションです。
英語字幕と日本語字幕の表示をそれぞれ切り替えられるうえ、知らない単語があったらクリックすれば調べられるので、効率的に学習できます。
初級・中級・上級のレベル別や、ビジネス、日常、アカデミックなどのカテゴリー別に動画を検索することもできるので、興味のある動画を探してみてください。
TOEIC800点レベルだと、最終的には上級の動画を聞き取れるのが望ましいですが、初めは無理なく楽しく見られるものからで大丈夫です。
まずは「英語を聞く習慣をつける」ことを目標に、少しずつ難しい動画のディクテーションにもチャレンジしてみましょう。
レシピー(アプリ)
「レシピー」はパーソナル英会話でも人気の「ポリグロッツ」が提供するアプリ。
毎日英語のニュースがアップされるので、多読の教材としてぴったりです。
「レシピー」がリーディングの練習におすすめなポイントは、読む速度を設定できる点です。
上の画像の下部に「152 WPM」と出ていますが、これは「1分間に152単語読める速さ」を表しています。
(WPM=Words Per Minutes。1分間に読む単語数を表します)
細かく指定したWPMで音声を流したり、画面を自動スクロールさせたりでき、実際にかかったタイムも自動測定してくれます。
日本人が英文を読む平均的なスピードは100WPM程度ですが、TOEICを制限時間内に全問解き終えるには150〜200WPM必要です。
150WPMに達していない場合は、少しずつWPMを上げて訓練してみましょう。
ちなみに、「レシピー」はリーディングだけなら無料ですが、プレミアムメンバー(1,300円/月)に登録すると読解クイズも利用できます。読んだ内容についての質問に4択で答える形式なので、TOEICのPart7の練習になりますよ。
よくある質問
最後に、TOEIC800点についてよくある質問をまとめました。
社会人がTOEIC800点を取るメリットはありますか?
TOEIC800点あると、転職や昇進に有利になる場合があります。
英語を使う仕事の求人では800点以上を応募条件にしていることも多く、800点あれば英語力が理由で門前払いされることはほぼありません。
現在勤めている会社でも、海外部門への異動や海外駐在のチャンスが巡ってくることもあります。
将来の可能性が広がるので、キャリアアップを目指す社会人にこそ挑戦してほしいスコアです。
1ヶ月〜3ヶ月の短期間でTOEIC800点を取れますか?
現在のスコアによりますが、勉強時間を確保できるのであれば可能ではあります。
すでに750点前後のスコアが取れているのなら、毎日3〜4時間勉強すれば1ヶ月でも目指せる範囲です。
3ヶ月で600点から800点まで上げるには、毎日5〜6時間みっちりやらないと厳しいと思います。
いくら効率的に勉強しても、短期間で急激なスコアアップは現実的ではないので、無理のない目標を設定して取り組みましょう。
もし、どうしても短期間でTOEICのスコアを飛躍的に伸ばしたい場合は、英語コーチングスクールを検討してみてください。
英語コーチングスクールでは、専属のコーチが一人ひとりに合わせたカリキュラムを作成し、日々の学習を徹底サポートしてくれます。
だから、独学や通常の英会話スクールではありえない効率で英語を身につけることができるんです。
実際、受講生には「3ヶ月でTOEICスコアが300点伸びた」という人もゴロゴロいます。
少しでも気になる場合は、チェックしてみてくださいね。
⇨TOEIC対策におすすめの英語コーチングスクールをまとめた記事はこちら
「TOEIC800点は大したことない」というのは本当ですか?
社会人受験者の5人に1人が800点以上を取っていることを考えると、それほど貴重なスコアではないと言えるかもしれません。
実際、「TOEICは800点以上だけど、ビジネス英会話は苦手」という人もたくさんいます。
それでも、平均(600点前後)よりかなり高く、「英語ができる」ことを客観的にアピールするには十分な点数です。
TOEIC試験の回答が終わらなくても800点を取れますか?
TOEIC800点の正答率は85%程度とされています。つまり、回答した問題の正答率が高ければ、全部回答できなくても800点は取れることになります。
とはいえ、数問残ってしまう程度ならまだしも、リーディングの長文で丸ごとひとつ手を付けられないくらいだと、800点突破はなかなか厳しいですね。
また、自信のない問題に時間をかけるよりは、どんどん進んで全問回答を目指すことをおすすめします。
まぐれで当たる可能性もあるので、とりあえず全てマークしておいたほうがいいですよ。
まとめ|コツを抑えてTOEIC800点を目指そう
TOEIC800点のレベル感や、800点を取るための勉強法などについて解説しました。
TOEIC800点は、「英語が得意」と言うための目安となるスコアです。
800点に達すれば、多くの企業でグローバル人材として認められるので、海外で活躍することも夢ではありません。
「自分は英語ができる!」という自信にもつながるので、ぜひ目標にしていただきたいです。
日本人にはなかなか高めのハードルで、英語初心者が到達するには道のりが長いですが、しっかり学習を続ければ誰でも到達できます。
途中で伸び悩む時期もあると思いますが、語学学習において努力は必ず報われるので、無理のない範囲でコツコツ続けてみてくださいね。
短期間でTOEIC800点を目指すならスクール活用もアリ
正直に言うと独学でTOEIC800点を取るのは簡単ではありません。
この記事でも紹介したように、TOEICスコアを100点伸ばすのに200〜300時間の勉強が必要と言われています。仮に、現在の点数が700点だったとしても、毎日1時間の学習を1年近く続ける必要があります。なかなか大変ですよね。
ですが、スクールに通うと、学習をショートカットすることができます。専属の講師が、あなたオリジナルのカリキュラムを作ってくれるので、無駄なくピンポイントな学習でTOEICスコアを伸ばせます。
実際、スクールの受講生は「2〜3ヶ月でTOEICスコア200〜300点アップ」など目覚ましい成果を挙げています。
以下の記事には、筆者が実際に体験したスクールを厳選し、コスパの良く質が高いTOIEC対策スクールを厳選しています。「効率的にTOEICスコアを上げたい!」という場合は、ぜひチェックしてみてくださいね。
⇨安いけど高品質なTOEIC対策スクール10選|初心者でもオンラインでスコアアップ