英語が話せない真の理由!メンタルブロックを取り除く4つの方法

・会議で英語を話そうとしても、同僚の目が気になってしまい口から言葉が出てこない。

・外国人と会話していても「あれ、この文法で合っているのかな?」と気になり、話せない。

このようなに感じる人は、メンタルブロックが原因で英語が話せなくなっているかもしれません。

反対に、メンタルブロックを取り除くと、英語を話せるようになったりします。

 

実際、私がビジネス英語コーチとしてサポートしていると、基礎力はあるのにメンタルブロックのせいで英語を話せない人が多いことに気づきました。

 

この記事では、メンタルブロックの6パターンと、4つの対処法を紹介します。

この記事の目次

メンタルブロックが原因で、緊張して英語が話せない

日本人は英語を話すのが苦手と言われますが、メンタルブロックが原因となっているケースが多くあります。

なぜなら、日本人は失敗を恐れる完璧主義の傾向や、人の目を気にして「恥」を感じる傾向が強いからです。

 

完璧主義だと英語を話せなくなる

学校教育にも原因があります。

学生時代を振り返ると、英語を話す流暢さよりも、英単語や文法を間違えないことが重視されていたと思います。

たとえば、「来週まで待つよ」というとき”We will wait by next week.”と言っても意味は通じるでしょう。

実際には上の英文の文法は間違っています。(正しくは”We will wait until next week”)。

 

しかし、文法を間違ってはいけないと思い、話す前に「あれ、untilだったかな、byだったかな」と悩んでいるうちに口に出せなくなってしまいます。

 

私のメンタルブロック|恥ずかしい体験

実際、以前は私もそうでした。

あるとき英語で行う会議に呼ばれました。TEOICの点数は比較的高かったためです。同僚は私が会議をリードすることを期待していました。

 

しかし、いざ会議が始まるとほとんど英語を話せませんでした。

まず、同僚の目が気になりました。「こいつはTOEICの点数が高くても、英語の発音も文法もめちゃくちゃだ」と思われるのではないかという不安を感じました。

 

また、相手のアメリカ人の反応も気になります。相手から「この人は何を話しているのかわからない」と思われるのでは、と何も話さないうちから恥ずかしさを感じていました。

 

さらに、相手が言っていることが聞き取れなくても、聞き返すことができませんでした。「こんなことも理解できないのか」と相手や同僚に思われるのではないかと恐れたからです。

 

その結果、思ったことも口にできず、聞きたいこともきけず、会議でほとんど話ができず非常に悔しい思いをしました。

英語力が足りないだけでなく、自分のメンタルブロックが英語を話すのを邪魔をしていたのでした。

 

緊張して英語が話せなくなる6のメンタルブロック

6つのメンタルブロック
  1. 発音や文法を間違ってはいけないと感じる(完璧主義)
  2. コミュニケーションに失敗してはいけないと感じる
  3. 同僚に下手な英語を見られたら恥ずかしいと感じる
  4. 反対に英語らしい発音は笑われると感じビクビクする
  5. 相手から変な英語だと思われるのでは、との疑念が出て思うように話せない
  6. どうせ自分は英語が苦手、と自信がない

 

英語のメンタルブロック1|発音や文法を間違ってはいけないと感じる(完璧主義)

完璧主義に陥り、発音や文法を間違ってはいけないと感じると英語が話せなくなります。

なぜなら、口にする前に「この話し方で合っているのか」と気になってしまうからです。

学校教育は減点方式で、英単語や文法を間違えると点数が引かれます。

間違ってはいけないとの思い込みを持つようになります。

その結果、ミスを過剰に恐れるようになり、話せなくなってしまうのです。

 

実際、私も完璧主義に陥っていました。

ある会議に参加したとき、「この課題について議論したいです」と言おうとしました。

とっさに、”discuss”の使い方がわからなくなり、以下2つの文章で迷ってしまいました。

 

We would like to discuss about the issue.

We would like to discuss the issue.

 

正しくは、後者(aboutを入れない)ですが、実際にはどちらでも通じます。

しかし、間違ってはいけないとの思い込みがあったため、言葉にできないまま話題が移ってしまい、結局必要な議論ができませんでした。

英語のメンタルブロック2|コミュニケーションに失敗してはいけないと感じる

毎回、完璧に通じる英語を話さなくてはいけない、コミュニケーションミスがあってはいけないと感じていると、英語を話せなくなります。

なぜなら、完璧なコミュニケーションなどありえないからです。

いくら表現に気を遣おうと、よい発音で話そうとコミュニケーションに失敗することはあります。

 

たとえば、日本語でも「相手に誤解されてはいけない」と感じていたら、コミュニケーションをとるのが怖くなるでしょう。

 

英語でも同じです。

 

あるとき、パートナー企業の重役と英語で話す機会がありました。

しかしこのとき、私は「大事な相手だから、コミュニケーションミスがあってはならない」と強く感じていました。その結果、ぎこちない話し方となってしまい、低いパフォーマンスしか出せませんでした。

このように、コミュニケーションに失敗してはいけないと感じていると英語を話せなくなります。

英語のメンタルブロック3|同僚に下手な英語を見られたら恥ずかしいと感じる

同僚に下手な英語を話すのを見られると恥ずかしいと感じ人もいます。

このように他人の視線が気になると英語を話せなくなります。

なぜなら何かを話そうとしても、「こいつは英語が下手だな」と思われるのではないかと考えてしまい、自然に振舞えなくなるからです。

 

たとえば、野球のバッティング練習のとき。

チームメイトから「バッティングフォームが変だと思われているのではないか」と感じていたら、よいバッティングはできません。

恥の感覚があまりに強いと、バットを振ることすらままならなくなります。

 

英語も同様です。

実際、私も会議に参加しても、同僚の視線が気になり英語を話すのに気恥ずかしさを感じていました。

「TOEICの点数は高くても、たいしたことないな」と思われるのではないか。

このような恥ずかしさを感じれば感じるほど、英語が口から出てこなくなっていたのを覚えています。

英語のメンタルブロック4|反対に英語らしい発音は笑われると感じビクビクする

先ほどとは反対のケースです。

ある程度発音のトレーニングを積んでいる人の場合。

 

英語らしい発音をすると、笑われるのではないかとビクビクしてしまい、話せなくなることがあります。

なぜなら、学生時代に英語らしい発音をすると笑われた経験があるからです。

 

たとえば、学生時代に”Apple”の発音が妙にうまい生徒がいたとします。学生時代を思い出すとイメージできると思いますが、英語の授業できれいな発音で英語を話す人は、クラスの笑いものになってしまいます。

その結果、英語らしい発音をすると笑われるとの感覚が身体に染み付いてしまうのです。

 

実際、私の知人に大人になってから発音を矯正して英語の発音が上手になった人がいます。

しかし、発音を矯正したあとでもミーティングの場になるとスムーズに話せないと言っていました。

なぜなら、妙に英語らしい発音で話すと同僚から笑われるのではないか、と感じるからだそうです。学生時代の記憶がよみがえるのでしょう。

せっかく発音が上手でも、このようなメンタルブロックがあると実力を発揮できなくなってしまいます。

 

英語のメンタルブロック5|相手から変な英語だと思われるのでは、との疑念が出て思うように話せない

外国人を目の前にすると、緊張してしまい話せなくなる人がいます。

「相手に自分の英語が理解されなかったらどうしよう」「相手から変な英語だと思われるのではないか」と疑念を持ってしまうからです。

このように緊張してしまうと、英語を話せなくなります。

 

たとえば日本語でプレゼンテーションをするとき。

「相手に内容が理解されなかったらどうしよう」「相手から変なプレゼンだと思われるのではないか」と疑念を持っていると、自然体で話せなくなります。

疑念や不安が声や態度に表れ、いかにも自信がなさそうに見えるでしょう。
そして、実際に相手に伝わりづらくなるのです。

 

実際、私も街中で外国人に話しかけられたとき、「相手に理解されなかったらどうしよう」と思い、うまく話ができないまま会話が成立しなかった経験があります。

英語のメンタルブロック6|どうせ自分は英語が苦手、と自信がない

英語のレベルが高い人の中にも、自信がない人はいます。

実際にはジェスチャーを交えながらコミュニケーションをとれば、意外と相手に話は通じます。

しかし、あまりに自信がない人はそもそも話そうとしないので、コミュニケーションできるようになりません。

 

学生時代に英語の成績がよくなかった、過去に外国人と話をして通じなかった、同僚から英語の話し方について笑われた、など過去の記憶のせいで自信をなくしているケースが多いです。

 

学校の試験やスポーツでも、実際には高いスキルを持っているのに自信がないという人がいます。

試験やスポーツの場合は自信がなくても、試験や練習に取り組みます。すると、スキルがある人は相応の結果を出すため自信がなくてもそれほど問題ありません。

 

しかし、英語の場合は違います。なぜなら、自信がない人はそもそもコミュニケーションをとろうとしないからです。

そのため、英語が苦手と自信がない人は、英語が話せるようになるのに時間がかかってしまいます。

 

ここまで、英語が話せなくなるメンタルブロックを説明してきました。

次にメンタルブロックへの対処法を解説していきます。

緊張して英語が話せないメンタルブロックへの対処法

メンタルブロックへの4つの対処法
  1. メンタルブロックが邪魔していることに気づく
  2. 自分がどうみられるか、ではなく目的にフォーカスする
  3. 英語に頼らずコミュニケーションしてみる
  4. 小さな失敗を繰り返してみる

     

    メンタルブロックが邪魔していることに気づく

    まずはメンタルブロックが邪魔していて、英語が話せなくなっているのに気づくことです。

    そして、具体的にどのようなメンタルブロックがあるか把握できるとよいでしょう。

    なぜなら、原因がわかれば対処もできるからです。

     

    たとえば、発音や文法を完璧にしなければいけないと感じている場合。

    自分が完璧主義に陥っていることに気づき、このメンタルブロックのせいで英語が話せなくなっていることを自覚すれば対処が可能です。

    具体的には「完璧でなくてもよい」と考え、間違えてもよいから積極的に話してみるのです。

    最初は不安になったり怖いと感じたりするでしょう。しかし、何度か繰り返すうちに完璧主義が薄らいでいきます。

     

    自分がどう見られるか、ではなく目的にフォーカスする

    同僚の目が気になり恥ずかしさを感じたり、相手の外国人の反応が気になったりしているとき、フォーカスが「自分」に向いています。

     

    なぜなら、「自分」は他人からどのように見られるか、ばかりを気にしているからです。

    自分は傷つきたくない、恥をかきたくないと感じているのです。

     

    しかし、英語を話す目的を思い返してみましょう。

    「英語をうまく話すこと」や「英語がうまい姿を他人から認めてもらうこと」は目的ではありません。

     

    英語はあくまでコミュニケーションのツールです。

    本来の目的は、言語が異なる相手とコミュニケーションをとることです。

    仕事の場合は、相手とビジネスを進めることです。

     

    この目的に立ち返ると、上述したメンタルブロックは些末なものに思えるでしょう。

    目的に立ち返り、視点を広げることで囚われていたメンタルブロックから解放されます。

     

    英語に頼らずコミュニケーションしてみる

    英語に頼りすぎず、ジェスチャーなどを交えながらコミュニケーションする方がうまくいくことがあります。

    なぜなら、人はコミュニケーションの際に視覚から55%の情報を受け取っているからです。

    つまり、外国人とのコミュニケーションのうち英語力は、たった35%しか影響していないわけです。

     

    たとえば、身振り手振りを交えて感情表現することで、相手の話に賛成なのか反対なのか伝えることができます。

    あるいは、白板や紙に伝えたい内容を図や数字を用いて書くことで、英語に頼らずコミュニケーションをとることもできます。
    図や数字は世界共通言語だからです。

    旅行中に行先がわからなくなったとき、地図を取り出し、指をさしながら会話をするでしょう。
    ビジネスの場面でも同じことです。

     

    実際、私も会議中に複雑な内容を英語で説明しようとして、相手に伝わらなかったことがあります。

    このとき、ホワイトボードに表と数字を書き、ジェスチャーを交えて説明したところ相手の理解を得ることができました。

    そして英語に頼らずジェスチャー、図、数字を用いてコミュニケーションをとる経験を積むことで、完璧主義や自信のなさが改善されていきます。

    小さな失敗を繰り返してみる

    外国人とのコミュニケーションで、小さな失敗を繰り返してみるのもメンタルブロック解消に有用です。

    なぜなら、多少コミュニケーションに失敗してもよいとの感覚が腑に落ちるからです。

     

    たとえば、街中で外国人から道を聞かれたとき。

    英語に自信がないと、その場を離れたくなってしまいますが、こういうときこそチャンスです。

    うまく伝わらなくてもよいのです。ジェスチャーを交えて話をしていると1割くらいは通じることがあります。

    このような経験を繰り返すうちに、英語がうまく話せなくても何とかなると気づきます。

     

    実際、私は海外旅行をした際に何度も小さな失敗を繰り返しました。

    あるとき、ホテルの朝ごはんのメニューにスクランブルエッグがありました。

    私は「ソーセージなどのサイドディッシュはいらない。スクランブルエッグの具は入れてほしい」と英語で伝えました。

    10分ほど後、運ばれてきた料理を見て唖然としました。

    私の目の前には、ソーセージやマッシュポテトなど大量のサイドディッシュと具のないスクランブルエッグが並べられたからです。

    最初は驚きましたが、こんなこともあるのかと自分で自分を笑ってしまいました。

     

    大きな問題が起きない場面で小さな失敗を繰り返すことにより、自然とメンタルブロックが外れていきます。

    反対にいきなり大きな失敗につながる可能性があるビジネスの重要な打ち合わせや交渉に臨むと、失敗したときのリスクが大きすぎます。

    そのため小さな失敗を繰り返して、メンタルブロックを外してから、重要な場面で英語を使えるようになるとよいでしょう。

    まとめ|メンタルと同時にスキルも伸ばそう

    ここまで英語が話せない原因になるメンタルブロックと、対処法を解説してきました。

    メンタルブロックを外すことで、自分が持っている英語スキルを最大限に発揮できるようになります。

     

    しかし、メンタルブロックを解消するだけでは英語を話せるようになりません。

    もともとのスキルが足りなければ、いくらメンタルブロックを外しても英語を話せないからです。

    自分のメンタルブロックを解消するのと同時に、英語のスキルを伸ばすことをおすすめします。

     

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