「英語を読めるけど話せない!」を卒業する3つの克服法を解説

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「英文を読めばわかるけど、外国人と話せない。」

「TOEICのスコアはそれなりだけど、一向に話せるようにならない」

 

あたなは、このような悩みを持っていませんか? 

実は、英語を「読めるけど話せない」のは当たり前なのです。なぜなら脳の構造から考えても、「読む」と「話す」はまったくの別物だからです。

 

英語を読める人は、適切なトレーニングを積めば必ず英語を話せるようになります。

 

私が英語コーチとしてサポートする中、「英語を読めばわかるのに、話せない」と悩む人が、この記事で紹介したトレーニングを積み話せるようになる姿を見てきました。

あなたにも、「英語を読めるけど話せない」状態を卒業してほしいと思い、この記事を書きました。

 

英語を読めるけど話せない理由【脳の構造で理解】

読むと話すはまったく別物

英語を「読む」と「話す」のはまったく別物です。

スポーツにたとえてみましょう。あなたがテニスをやることをイメージしてみてください。「ラケットの握り方やスイングの仕方」を知ることと、「実際にテニスボールを打って相手のコートに正確に入れる」のは、まったく別物ですよね?

英語を「読む」と「話す」も同じくらい違います。

「読む」と「話す」は脳の違う場所を使う

実際、「読む」と「話す」では使われる脳の部位が違います。「読む」ときはウェルニッケ野と呼ばれる脳の部位が活性化します。ウェルニッケ野は、他人の言葉を理解するときに使われます。

一方、「話す」ときはブローカー野という脳の部位が活性化します。ブローカー野は「運動性言語野」とも呼ばれ、身体を動かしたり道具を作ったりする行為と関係があります。

 

このように、「読む」と「話す」は異なる脳の部位を使います。だから、「英語を話す力」を鍛えるときは、「英語を読む力」とは違ったトレーニングをする必要があります。

英語を読めるけど話せない2つの原因

では、「具体的に英語を読めるけど話せない」のには、どのような原因があるのでしょうか?

2つの原因
1. 英語が「使える」状態にない
2. 英語の「型」が身についていない

 

英語が「使える」状態にない

1つ目の原因は、英語が「使える」状態にないことです。英語の文法や表現を「知っている」けど、「使えない」という意味です。

多くの日本人は中学、高校時代に英語の文法や単語を習ってきました。「現在完了形」、「SVOC」などの構文を「聞いたことがあるな」という人は多いはずです。しかし、それだけでは実際に使うことはできません。

 

なぜなら、「知っている」と「使える」には大きなギャップがあるからです。テニスのラケットの振り方を知っているけど、実際にボールを打てない状態と似ています。

このようなケースでは、既に持っている英語の知識を「使える」ようにするトレーニングが必要となります。

 

英語の「型」が身についていない

日本語は最初に背景や理由を説明し、最後に結論を述べるのが一般的です。「起承転結」は、その代表例です。

 

一方、英語では最初に結論を述べ、そのあとに理由や根拠を示します。

たとえば、会議で反対意見を述べるとき。以下のように結論を示してから理由を述べます。

 

“I have a different opinion, because~~.”
「私は違う意見です(反対です)、なぜなら~~。」

 

このように、結論を先に述べる英語の型を「結論ファースト」と呼ぶこともあります。

 

日本語は△、英語は▽

文学者の故・外山滋比古氏は日本語の「型」と、英語の「型」の違いを次のように表現しています。

「日本語は△、英語は▽。」

 

日本語は結論が最後に来るのに対し、英語は最初に結論が来る様子を表しています。

PREP法(プレップ)

結論ファーストを拡張したフレームワークにPREP(プレップ)があります。

 

PREP法のフォーマット
P : Point(結論) まず、結論を話す
R : Reason(理由) その後で、結論が正しい理由と、
E : Example(具体例) 具体例を伝え、
P : Point(結論) 最後に結論、要点を繰り返し伝える

 

PREP法を用いて、たとえば以下のように話します。

PREP法の例
P : 私は製品Aを海外展開すべきだと考えます。
R : なぜなら、海外展開すれば大きな売上が見込めるからです。
E : たとえば、中国とアメリカ市場において、製品Aに対するニーズがあるとの調査結果があります。
P : だから、私は製品Aを海外展開すべきだと考えます。

このような英語の「型」が身についていないと、うまく英語を話せません。

「英語を読めるけど話せない!」を卒業する3つの克服法

3つの克服法
1. 「瞬間英作文」で使える英語表現を増やす
2. 英語の「型」で話すトレーニングをする
3. インプットとアウトプットのバランスに注意する

 

「瞬間英作文」で使える英語表現を増やす

瞬間英作文とは、日本語の文章を見て瞬時に英訳するトレーニングです。

具体的には下の図に示す5つのステップで行います。

 

瞬間英作文トレーニングの5ステップ
1.左ページの日本語を見て英文を暗唱する
2.英文を見て、文法と単語をチェック
3.英文を見ながら3回音読する(1文ずつ)
4.日本語を見ながら、英文を3回暗唱する(1文ずつ)
5.1ページ(10文)終わったら、日本語を見ながら通して10文を一つずつ英語で暗唱する

この練習を繰り返すと、日本語→英語の回路がつながるようになり、既に持っている英単語や文法の知識を使いこなせるようになります。

 

瞬間英作文トレーニングの効果と、詳しいやり方は以下の記事にまとめました。参考にしてみてください。

⇒ご参考:瞬間英作文の効果的なやり方のコツ|独学で続かない理由とプログリットで続けた結果

 

また、瞬間英作文はスマホアプリもあります。アプリの使用感やメリットをまとめたので、気になる方は読んでみてください。

⇒ご参考:英語学習アプリ「瞬間英作文」を使って感じた3つの長所~TOEIC900が解説~

 

英語の「型」で話すトレーニングを積む

英語の「型」を身につけるには、オンライン英会話がおすすめです。なぜなら、コストを抑えて話す練習ができるからです。注意するのは、スクールのプログラムに沿ってレッスンを受けるのではなく、自分でテーマを決めて端的に話す練習をすることです。受け身でレッスンを受けるだけでは、英語の「型」で話す練習にならないからです。

 

たとえばDMM英会話の「テーマ別会話」は、英語の「型」を鍛える練習になります。テーマ別会話とは、トピックに対して意見を述べる練習です。たとえば以下のような題材です。

 

「ソーシャルメディアに年齢制限を設けることにあなたは賛成ですか? 反対ですか?」

 

このようなお題に対して、「結論ファースト」や「PREP(プレップ)」を使って自分の意見を言う練習をすると、英語の「型」を身につきます。

DMM英会話の公式HPはこちら

 

インプットとアウトプットのバランスに注意する

「英語を話せるようになりたい!」とき、英会話のレッスンなどアウトプット中心の学習をしたくなりがちですが、注意が必要です。

 

第二言語習得論と呼ばれる学問分野があります。人が外国語(英語など)を身につけるプロセスを研究する分野です。この第二言語習得論の研究結果によると、最も効率よく英語力を伸ばす勉強法は、「大量のインプットと少量のアウトプット」のバランスです。

 

ここでインプットとは文法や単語の学習、リスニングやリーディングを指します。先ほど紹介した瞬間英作文トレーニングもインプット学習に当たります。アウトプットとはライティングやスピーキングなど、英語を生み出す学習です。

 

インプット:アウトプットの比率は7:3~8:2程度が理想と言われています。

 

インプットした英語表現をアウトプットすることにより、「あ、こんな場面で、こういう表現を使うのか」などの気づきがあり、さらに良質なインプットを促進する、という効果があります。このサイクルを回すことにより、話せる英語表現の幅が広がります。

 

ですので、「大量のインプットと少量のアウトプット」のバランスで、トレーニングを進めることをオススメします。

 

第二言語習得論に基づいた効率的な英語学習法については、以下の記事を参考にしてみてください。あなたの英語学習に、第二言語習得論の知見を取り入れることで、効率的に英語を話せるようになります。

⇒ご参考:第二言語習得論は役に立つ?英語学習者が知るべき理由とは【必見!】

 

【知らないと損!】科学的な英語勉強法5つのポイント|効率が変わる学習法

 

まとめ|正しいトレーニングで「英語を読めるけど話せない」を卒業しよう!

「英語を読めるけど話せない」人は、すでにある程度の英語の知識を持っています。この知識を使えるようにするだけで、話せるようになります。

この記事で紹介した「話せるようになる」ためのトレーニングを実践すれば、「読めるけど話せない」状態を卒業できるでしょう。反対に、これまでと同じ勉強法をいくら続けても、英語を話せるようにはなりません。

「自分のことかも……」と思った方は、ぜひこの記事で紹介した学習法を取り入れてみてくださいね。

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