【体験談】英語の多読で得られた3つの効果|初心者にもおすすめのやり方と教材

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多読とは、英文をとにかくたくさん読む学習法。

簡単で楽しそうに聞こえますが、ただ読むだけで効果があるのでしょうか?

 

結論をお伝えすると、多読だけで英語力が伸びるわけではありませんが、普段の英語学習に多読を取り入れることで、大きな効果を得られます。

私自身の経験でも、多読がTOEICのスコアアップにつながりました。

 

この記事では、多読のメリットと効果を整理したうえで、効果的な取り組み方と注意点を詳しく解説します。

おすすめの教材とアプリも紹介しているので、

  • 多読をやってみたい
  • 多読の効果が出ずに悩んでいる

という人は、ぜひ参考にしてくださいね。

 

【体験談】多読に取り組んだ効果

はじめに私の体験談をお話しします。

私は学生時代は英語が得意なほうでしたが、社会人になってから英語力の伸び悩みを感じていました。

TOEICスコアも頭打ち感があったので、転職のためのスキルアップの一環として英語の多読に取り組んでみました。

 

 

実際に取り組んだこと

具体的にやったのは、簡単に言うと「読むものを全て英語に切り替える」ということ。

ほぼ毎日読んでいたネットニュースと小説を英語で読むことにしました。

また、仕事でリサーチをする時も、なるべく英語の資料や論文を探して読みました。

 

意識して多読に取り組んだ時間は、毎日1〜2時間×3ヶ月。

小説は「ハリー・ポッター」シリーズの原書など長編を含め、4冊読み終わりました。

 

成果:3ヶ月でTOEIC940点に

期間を3ヶ月と区切っていたのは、転職のためにTOEIC受験を予定していたからです。

結果として、もともと905点だったスコアが940点になり、35点のアップとなりました。

900点以上のスコアから35点伸ばすのは簡単ではありませんでした。

 

多読以外にもTOEIC対策をしていたので、多読だけの成果とは言えません。

ただ、いつもギリギリまでかかっていたリーディングパートを、この時初めて余裕をもって解き終えられたのは、多読のおかげだと思っています。

 

多読をやってみた感想

多読をやってみた感想を一言でまとめると、「楽しみながら英語力が伸びてラッキー」という感じです。

そもそも日本語で読んでいたものを英語に切り替えただけなので、内容に飽きることがありませんでした。

 

また、多読は精読と違って「細かいことは気にせず、とにかくたくさん読みましょう」という学習法なので、どんどん読み進められて楽しいです。

しかも読解が速くなった実感が持てたため、得をした気分になりました。

 

多読のメリットと効果

私が最も効果を感じたのはリーディングの速度でしたが、多読には他にもメリットがあります。

期待できるメリットや効果は次のとおり。

 

ひとつずつ解説していきますね。

 

英語を英語のまま理解できるようになる

多読を続けると、英語を英語のまま理解できるようになっていきます。

初心者の読解スピードが遅いのは、いわゆる「返り読み」をしているから。「返り読み」とは、日本語の語順で訳すために英語の文字を行ったり来たりしながら読む方法です。

しかし多読で英語の文章に慣れれば、いちいち頭の中で日本語に訳そうとせず、英語の順序のまま英語を理解する力が身につきます。

 

その結果、読解が速くなるだけでなく、リスニング力も向上します。

TOEICのスコアアップにも効果がありますし、英会話でも相手の話を素早く理解できるようになるでしょう。

 

語彙が増える

大量の英語をインプットすることによって、自然と語彙が増えます。

単純な「単語テスト」のための単語暗記であれば、多読よりも単語カードを使った学習のほうが早く効果が出るかもしれません。

でも、単語カードで覚えられるのは「りんご=apple」のような一対一の知識のみ。

 

一方多読では、より深いレベルで語彙を身につけられます。

英文を読んで何度も同じ単語や表現に出会う中で、「この単語はこういう場面で使うんだ」という実例が蓄積されていくからです。

そうやって染み込むように覚えた語彙は、なかなか忘れません。

 

教養が身につく

私自身が最も大きいと感じている多読のメリットは、「英語力を伸ばしながら、英語以外の教養も身につく」という点です。

多読を取り入れると、必然的に読書量が増えるからです。

私は「せっかくだから普段読まないジャンルも読んでみようかな」と思い、あまり親しみのなかったノンフィクションやミステリーにもチャレンジしました。

 

「ビジネスで成功している人は読書習慣がある」と言われるように、文章を読むこと自体が、情報を得て知識を増やすことにつながっています。

さまざまなジャンルの英文を読んで興味を広げるのもいいですし、得意分野にしぼって深堀りしてもOK。

英語力と同時に教養を身につければ、ビジネスパーソンとしての市場価値も高まることでしょう。

 

効果的な多読の取り組み方と注意点

多読の基本はシンプルで、「とにかく読むこと」。

ですが、最大限の効果を得るためにはポイントを押さえて行う必要があります。

多読に取り組む際には、次の3点に注意してください。

 

 

ひとつずつ解説します。

 

なるべく辞書を使わない

多読では、基本的に辞書を使いません。

わからない単語が出てくるたびに調べていると先に進まず、読むのがイヤになってしまうからです。

「何度も何度も出てくるキーワードがわからなくて、集中できない......」という場合は辞書を使ってもOKですが、できるかぎり無視して読み進めましょう。

 

日本語の文章を読む時にも、時々知らない言葉が出てきたり、何を言いたいのか曖昧な箇所があったりしますよね。

英文でも同じことが起こっているだけなので、内容を100%理解できないからといって気にする必要はありません。

大まかなストーリーについていければ十分だと考え、楽しくサクサク読むことを重視してください。

 

最低限の語彙と文法は必要

多読をしていて、知らない単語や表現が出てくるのは当然です。

とはいえ、わからない箇所が多すぎると、読み進めることが苦痛になります。

なので多読を始める前に、最低限の語彙と文法を学んでおくことが必要です。

 

目安としては、中学校で習う英文法の知識と1,500語程度の語彙があれば、辞書なしでも読書を楽しむことができるでしょう。

 

ただしこれは最低限のレベルなので、ニュースやビジネス書の英語は難しすぎると感じるかもしれません。

子供向けの物語や、背景知識があるジャンルのWebコラムなど、簡単で短い英文からチャレンジするのがおすすめです。

 

無理に完読しようとしない

多読の目的は英語をたくさん読むことであり、1冊の本を完読することではありません。

内容がつまらなかったり、英語レベルが合っていないと感じたりしたら、潔く読むのをやめてOKです。

別の本や記事など、興味を持って読み進められるものに移りましょう。

 

私は飽き性なので、常に2〜3つの読み物を用意し、気分や時間によって読むものを変えています。

途中でやめることも多いですし、気になる部分だけ拾い読みすることも。

「読み始めたから最後まで読み終えなきゃ......」というプレッシャーから解放されれば、長期間にわたって多読を続けられますよ。

 

多読におすすめの教材とアプリ

続いて、多読にぴったりの教材を3つ紹介します。

 

ラダーシリーズ

ラダーシリーズは、英語学習教材を得意とするIBCパブリッシングの多読用リーディング教材です。

有名な文学作品から著名人の伝記まで、幅広いジャンルを扱っているため、書籍一覧を見ているだけでもワクワクしてきます。

 

また、5つのレベルに分かれており、レベルごとに使用語彙が限定されているところもポイント。

一番下のレベルは1000語(中学で習う基本語)のみを使って書かれているので、初心者でもストレスなく読書を楽しめます。

 

レシピー

アプリを使えば、外出中のスキマ時間にもサクッと英語を読めます。

レシピー」は無料で最新ニュースが読み放題なので、毎日の習慣として取り入れるのがおすすめです。

ペースメーカーでWPM(1分間に読む単語数)を調整できるので、だんだんスピードアップすることで成長を実感できるでしょう。

 

なお、有料プランではラダーシリーズを教材にしたり、音声読み上げ機能でリスニング力を鍛えたりもできますよ。

 

Kindle Unlimited

学習教材に限らずいろいろな読み物にチャレンジしたい人は、Amazonの Kindle Unlimitedに登録するのがおすすめです。

月額980円で200万冊以上の電子書籍が読み放題で、洋書もたくさんあります。

読み放題だと、読み始めた本がつまらなくてもすぐ別の本に切り替えられるので、気軽に取り組めます。ぜひいろいろなジャンルをのぞいてみてください。

 

よくある質問

最後に、多読についてよくある質問をまとめました。

 

「多読は意味ない」と聞いたのですが、実際はどうなのでしょう?

この記事で紹介したように、多読にはメリットと効果があります。

ただし、多読だけでは限界があるため、並行して別の学習法にも取り組むのがおすすめです。

多読はインプット重視の学習法なので、スピーキングやライティングなど、アウトプット型の学習を取り入れると、バランスよく英語力を伸ばせますよ。

 

多読と精読には、どんな効果の違いがありますか?

多読と精読は似ているようで全く異なるトレーニングです。

多読の最大の効果は、英語を英語のまま理解できるようになること。

英語を理解するスピードが上がり、多少わからないことがあっても推測する力がつきます。

 

精読の効果は、英語の構造を深く理解し、意味を正しく把握できること。

複雑な文章を読み解いたり、教養ある社会人として適切な言葉遣いで話せるようになります。

 

初心者は精読から始め、少しずつ多読を取り入れるのがおすすめです。

 

多読を毎日続けるとどのくらいで効果を実感できますか?

だいたい100万語を読むと、多読の効果を実感できるとされています。

ただ、私の感覚では20万語を過ぎたあたりから、徐々に英語を読むことに慣れてきました。

ラダーシリーズのレベル1が1冊1万語前後なので、20冊読めばいいことになりますね。

 

日本人平均程度にあたる1分100語のスピードで読んだとして、1冊100分(1時間40分)。

20冊で33時間20分くらいです。

毎日1時間多読をすれば、約1ヶ月で達成できます。

 

初心者にもおすすめの多読教材はありますか?

ラダーシリーズのレベル1から始めるのがおすすめです。

それでも難しく感じる場合は、まだ多読ができる段階ではないかもしれません。

まず中学文法を復習し、教科書や参考書の精読を行ってから、多読にチャレンジしてみてください。

 

まとめ

多読をやるかどうか迷っている人にお伝えしたいのは、「多読は楽しいよ!」ということです。

辞書を引かずにスイスイ読めますし、新しい知識や情報が入ってきてワクワクします。

ラダーシリーズのように初心者向けの教材もあるので、とりあえずやってみてはいかがでしょうか?

 

もちろん英語力アップに効果はありますが、「ついでに英語力も伸びたら嬉しい」くらいの気持ちで読書を楽しむのがおすすめです。

無理せず楽しむことが英語学習を続けるコツなので、気負わずに取り組んでみてください。

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