英語を上達させるにはコツコツと地道な努力を続けることが大切。
単語を暗記して、文法を学んで、リスニングや長文読解の練習をして......と、色々なトレーニングを繰り返さなければなりません。
それが必要だとわかってはいても、ずっと英語学習を続けているとストレスが溜まってきますよね。
「本当に上達してるのかな?」と不安になったり、「苦労しているのに全然英語ができるようにならない!」とイライラしてしまったりします。
多少のイライラは仕方ないとしても、あまりに強いストレスは辛いですよね。
この記事では、ストレスやイライラを感じなくなる英語勉強のコツと、楽しく取り組む英語勉強法を紹介します。
英語の勉強にストレスを感じているなら、英語を嫌いになってしまう前に読んでみてください。
楽しみながら勉強を続けるヒントが見つかりますよ。
タップできる目次
英語勉強をストレスに感じてイライラする3つの理由
英語を勉強し始めた時は、「よし、頑張るぞ!」とやる気に満ちあふれていたはずです。
それなのに、いつのまにか英語学習がストレスになってしまったのはなぜでしょう?
ここでは英語勉強でストレスを感じてイライラする3つの理由を解説します。
脳を使うので疲れる
ひとつめの理由は、単純に「英語を勉強すると疲れる」ということです。
単語を暗記したり英語を聞き取ろうとしたりする作業には、集中力が必要なので脳を使います。
「エネルギーを消費するような疲れることはしたくない」というのが人間の本能ですから、英語の勉強自体がストレスになってしまうのです。
しかし、このストレスは勉強を継続することで乗り越えられます。
つまり英語の勉強が習慣になるまでの辛抱で、自然と「英語体力」がついていきます。
体を鍛える時も同じで、普段使っていない筋肉に負荷をかけると筋肉痛が起こりますよね。
ですが繰り返しトレーニングを行うことで、負荷のかかる状態が当たり前になり、筋肉痛がなくなります。
英語学習の場合も最初のうちは疲れますが、日常的に英語を使っていると「英語体力」がつき、脳が慣れてきてストレスを感じなくなるのです。
英語を学ぶ目的がわからない
英語に取り組む姿勢がストレスの原因になっている場合もあります。
それは「英語を学ぶ目的がわからないまま、義務的に勉強をやらされている」という状態。
学校や塾に通う生徒たちの中には、先生や親に言われて仕方なく勉強している子がたくさんいます。
自分では英語が必要だと思っていないのに学ぶことを強制されると、非常にストレスが溜まります。
社会人になっても、「今の時代、とりあえず英語くらいできたほうがいいかも」という漠然とした理由で勉強を始めると、つらくなった時にモチベーションを保つことができません。
「なんでこんな苦しい思いをして英語をやらなきゃいけないんだ!」とイライラが募るだけです。
あなたは英語ができるようになったら、何をしたいですか?
- 収入アップのために転職したい
- 外国人とペラペラ会話して友人を驚かせたい
英語ができたら叶う夢はたくさんあります。
もし明確な目的を持っていないのなら、一度立ち止まって考えてみてください。
勉強の成果を実感できない
苦しくても頑張れるのは、努力が報われると信じているから。
反対に、どんなに頑張っても成果が得られなければ、モチベーションが下がってストレスが溜まる一方です。
毎日勉強しているのに、英語力が伸びない。一体いつまで続ければいいんだろう......
こんな気持ちを抱えていたら、英語を楽しむことなんてできませんよね。
私も昔から英語の勉強を頑張ってきたつもりでしたが、仕事で英会話がうまくできなかった時、大きな挫折感を味わいました。
「今までの努力は無駄だったんだろうか」とガッカリしてしまったんです。
しかし実際には、自分では気が付かないだけで、勉強を継続している人の英語力は少しずつ伸びています。
私はTOEICを受け直してスコアが上がっていたのを見てで、英語力の伸びを客観的に知ることができました。
TOEICのように英語力が点数で表されるテストを定期的に受けると、勉強の成果が目に見えるのでやる気が出ますよ。
英語勉強でストレスやイライラを感じなくなる3つのコツ
ここからは、ストレスやイライラを感じずに、楽しく英語を学び続けるためのコツを紹介します。
無理のない範囲で勉強を続ける
英語の上達に最も重要なことは「継続」です。そして長く続けるためには、無理をしてはいけません。
高すぎる目標を立ててハードな学習計画をこなそうとするとストレスが溜まるので、無理のない範囲でコツコツと長期間続けることを目指しましょう。
たとえば「1年間、毎日3時間オンラインレッスンを受ける!」と決めたとします。
たしかに実現できれば確実に英語力がアップしますが、忙しい社会人にとっては相当無謀な計画ですよね。
- 「今日は1時間しか学習時間を取れなかった......」という日もストレス
- 学習時間を確保するために睡眠時間や趣味の時間を削ってもストレス
ほとんどの人が1ヶ月も経たないうちに音を上げてしまうでしょう。
それよりも、「1日最低10分は勉強する」くらいハードルの低い目標を立てるのがおすすめです。
背伸びしなくても達成できる目標なら、長く学習を継続することができるので、結果として英語力を伸ばすことに成功しやすいです。
まずは無理のない範囲で英語の勉強を習慣化しましょう。
勉強仲間を見つける
伸び悩んだ時やモチベーションが上がらない時、相談できる仲間がいると心強いです。
なので勉強仲間を見つけて、励まし合ったり情報を提供しあったりするのがおすすめです。
誰かに話してみることで、「悩んでるのは自分だけじゃないんだな」と安心できますよ。
学生時代と違って、社会人は周りの皆が勉強しているわけではないので、仲間を見つけにくいと思うかもしれません。
ですが、社会人になっても英語を学び続けている人はたくさんいます。
友人や同僚など身近な人に聞いてみると、
- 英語のアプリを使っている
- 英語をやり直したいと思っている
という人が数人はいるはずです。
身近な人が見つからなかったら、ネットやSNSで仲間を探してみましょう。
私が使っている「Studyplus(スタディプラス)」というアプリもおすすめです。
「TOEIC900点以上を目指す!」のような達成目標ごとにユーザーを検索し、タイムラインで勉強記録をシェアして、「いいね!」やコメントを付けて交流することができます。
「みんなも頑張ってるから、自分も一緒に頑張ろう!」と思えますよ。
いつもと違う勉強法を試してみる
単語の暗記など単調なトレーニングを繰り返していると、飽きてしまいますよね。
そんな時はいつもと違う勉強法を試してリフレッシュしましょう。
- 発音練習に疲れたら英語の本を読んでみる
- 暗記にウンザリしたら英会話レッスンを受けてアウトプットしてみる
というように変化をつけながら学習すると、英語に対する興味を保つことができます。
また、新しい教材にチャレンジしてみるのもいいですね。
「ひとつの教材をやり込むべき」という考え方もありますが、飽きてしまったのなら変えても大丈夫です。
英語の教材は次々に登場していますから、ワクワクできるものを探してみましょう。
ストレスを感じず楽しく取り組む具体的な英語勉強法
「どんな勉強法なら楽しめるのかわからない」という人のために、具体的な勉強法を3つ紹介します。
ストレスをかけずに効果が期待できる勉強法なので、英語勉強に疲れたら試してみてください。
スキマ時間にアプリで勉強する
アプリは気軽に使えるので、ぜひ学習に取り入れることをおすすめします。
机に向かうのが面倒な時も、アプリなら横になりながら指一本で起動できます。
電車の待ち時間や会社の昼休みなど、ちょっとしたスキマ時間にも勉強できるので、忙しい社会人には嬉しいですよね。
アプリを使って5分でも勉強すれば、「今日は英語の勉強ができなかった......」というストレスから解放されます。
私はAIと会話練習ができる「スピークバディ」というアプリを愛用しているのですが、1レッスン10分〜15分くらいで終わります。
10分程度ならスキマ時間でこなせるので、忙しい時でも1日1レッスン、やる気がある日はば2〜3レッスンやっています。
他にも短時間で単語の暗記やリーディング練習ができるアプリも出ているので、いくつかダウンロードしておけば気が向いた時に使えますよ。
海外ドラマを見る
海外ドラマを英語音声・日本語字幕で見ると、娯楽にも勉強にもなります。
最初は頑張って聞き取ろうとしなくていいので、とりあえずストーリーを楽しんでください。
英語でドラマを見ることに慣れてきたら、英語字幕にしたり、好きなシーンのセリフを真似してみたりしましょう。
自然とリスニング力を高められるだけでなく、会話表現やイントネーションを学べるのでスピーキング力の向上も狙えます。
私は学生時代『フレンズ』が大好きで、DVDを買って繰り返し見ていました。
『フレンズ』のような人気ドラマだと、英語表現を解説しているサイトもあるので、英語学習に最適です。
近年では『アップロード〜デジタルなあの世へようこそ〜』というAmazonオリジナルのSFドラマが気に入っており、続きを楽しみにしています。
NetflixやAmazon Primeで色々なジャンルのドラマを配信しているので、ひとつふたつはお気に入りが見つかるはず。楽しみながら探してみましょう。
勉強会に参加してみる
ひとりで黙々と勉強を続けていると、どうしてもストレスが溜まってしまいます。
勉強仲間がいるとモチベーション維持につながるので、英語の勉強会に参加してみてはいかがでしょうか。
コロナ禍でオンライン開催の勉強会も増えましたし、最近はオフライン開催も復活してきています。
私もこれまで「Vital Japan」や「カフェ英会話」などの英語勉強会に参加し、たくさんの人と知り合ってきました。
勉強会には「英語を学びたい」という共通の目的のもと、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちが集まってくるので、普段は接点のない業界の話なども聞けて刺激をもらえます。
もちろん英語で会話するので、アウトプットの場としても活用できます。
初心者向けの勉強会ならそれほど話せなくても心配いらないので、思いきって参加してみると気分転換になりますよ。
まとめ|ストレスフリーで楽しめる英語勉強法を取り入れよう
英語の上達には継続が大切ですが、長く続けていると嫌になってしまうこともあります。
ストレスやイライラを感じると「もうやめたい!」と思うかもしれませんが、コツを押さえれば楽しく勉強することもできますよ。
英語学習に疲れたら、この記事を参考に少し勉強法を変えてみてください。
長く続ければ必ず英語ができるようになるので、ストレスを軽減しながら上手に英語と付き合っていきましょう。