「自分の発音に自信がなくて、他人に聞かれたくない......」という人は多いでしょう。
実際、こんな悩みをよく耳にします。
仕事で英語で話すチャンスが巡ってきても、周りの目が気になって口を閉ざしてしまう。
家で音読練習したくても、家族に聞かれるのがイヤで思い切り取り組めない......。
私も同じように悩み、発音を良くするために試行錯誤し、今ではネイティブから「良い発音だね!」と褒められるようになりました。
この記事では、私の体験をもとに、恥ずかしさを解消して英語の発音を良くする方法を解説します。
「英語が話せるようになりたい!でも、英語の発音が恥ずかしくて、話したくない......」と悩んでいる人に役立つ内容なので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
タップできる目次
英語の発音が下手で恥ずかしいと感じるのはあなただけではない
「英語の発音が恥ずかしい」という悩みを抱えているのは、あなただけではありません。
むしろ、まったく恥ずかしさを感じないという人のほうが少ないのではないでしょうか。
6割以上が同じ気持ちを経験
TOEICの運営団体IIBCが20代~50代のビジネスパーソン男女500名を対象とした調査で、次のような結果が出ています。
自身の英語の発音に自信がないため、「英語で話したくない」と思ったことがある人は64.4%
6割以上の人が、発音が原因で英会話に抵抗感を持っているのです。
一方、英語で話す事自体は「好き(どちらかといえば好き)」と答えた人は85.2%。
「英語で話せるものなら話したいのに、うまく発音できないから話したくない」というジレンマを抱える人が多いことがわかります。
発音のコンプレックスを乗り越えた体験談
私も昔は自分の発音にコンプレックスがあり、「英語を話したくない......」と思っていました。
きっかけは中学生の頃、英会話教室で自分が英語を話しているところを、ビデオで見たことです。
それまでは何も考えずに英語を話していたのですが、ビデオを見たら思った以上に下手でした。
それがショックで、急に自分の発音が恥ずかしくなってしまったのです。
自信がなくなったため、大きな声を出せなくなり、ボソボソと話すように。英会話教室の先生にも「声が小さいよ」と注意されるようになり、英会話を楽しめなくなりました。
しかし、海外ドラマや洋画を見ていて、「やっぱり英語ペラペラになって海外に行きたいな!」と思うように。「このままでは、英語を話せるようにならない」と一念発起をして、後半で紹介する学習法を実践して発音を改善し、再び英会話を好きになれました。
このような経験があるので、「英語の発音が恥ずかしい」という気持ちは痛いほどよくわかります。
そして、この悩みは適切なトレーニングによって克服できることも知っています。
ここからは、恥ずかしさを解消するための方法について、順を追って見ていきましょう。
英語の発音を恥ずかしいと感じる理由
英語は世界中で日常的に使われている言語です。
そんなメジャーな言語の発音を「恥ずかしい」と感じてしまうのは、一体なぜなのでしょうか?
聞き慣れないから
英語の発音と日本語の発音は、大きく異なります。
日本語の母音は「あいうえお」の5つだけですが、英語の母音はなんと20以上。
カタカナで「ア」と表記される発音だけでも、発音記号で書くと wantの[ɑ]、 appleの[æ]、 loveの[ʌ] 、aboutの[ə] の4種類もあります。
さらに子音も英語のほうが多いので、日本人からすると英語の大半が「聞き慣れない音」になるわけです。
普段の会話の中で、「グェ」とか「ピゥ」のような聞き慣れない音が出てきたら、違和感を覚えますよね。
英語の発音に慣れるまでは、このような違和感が生じ続けることになります。
自分でこのような聞き慣れない音を発音しようとすると、「変な音を出している気がする」と感じ、恥ずかしくなってしまうのです。
思うように発音できないから
たくさん英語を聞くことで、先ほど挙げた「聞き慣れない」という違和感は消えていくでしょう。
しかし今度は、「正しい発音はわかるのに、自分ではうまく発音できない」という状態になります。
英語には日本語に存在しない発音がたくさんあり、話している時の舌や口の筋肉の動かし方が違います。
なので、トレーニングせずに聞いたとおりの英語の音を再現することはできません。
先に耳だけ慣れてしまうと、自分の発音が下手なことがわかるようになります。
それなのに直すことができず、「こんなに下手な発音をしてしまうなんて恥ずかしい」という気持ちになってしまいます。
目立ちたくないから
日本人が英語で話しているのを聞いて、「おっ、すごいなぁ」と注目したり、「あれっ、なんで英語?」とつい耳を傾けたりした経験はありませんか?
日本では日本語で話すことが普通なので、英語で話していると目立ちます。
そして、誰かが英語で話しているのを聞いて、「この人、英語うまいな」とか「この人の英語は日本人なまりでイマイチだな」など、無意識的に発音を評価してしまうのも事実です。
このように周りに注目され、自分の英語を評価されることがあると思うと、英語を話すのは緊張しますよね。
発音が下手で恥ずかしく思うのはもちろん、ネイティブっぽくしゃべることで「かっこつけてる」と思われるのも恥ずかしいかもしれません。
いずれにせよ、目立つことへの抵抗が恥ずかしさにつながっています。
そのため、「ひとりで英語を練習することはできても、人前だと急に恥ずかしくなってしまう」ということが起こります。
英語の発音を恥ずかしいと思うことのデメリット
英語の発音が恥ずかしいと感じるのは仕方のないこと。
しかし、そのままにしてしまうと、発音の改善や英会話の上達の妨げになってしまいます。
英語の発音を恥ずかしがることによって、次のようなデメリットがあるからです。
堂々と話せない
恥ずかしい気持ちがあると自信が持てず、堂々と英語を話せません。
「自分の発音を聞かれたくないな」という思いから、声が小さくなってしまうのです。
中学生時代の私も、まさにこの状態でした。
ですが英語はコミュニケーションの手段ですから、相手に聞こえなければ意味がなくなってしまいます。
声が小さかったり口数が少なかったりすると、言いたいことが伝わらず、会話が進みません。
英語でも日本語でも同じですが、はっきり大きな声で話さないと、通じるものも通じないのです。
ボソボソと話している人は、あまり良い印象を持たれないことも多く、円滑なコミュニケーションが取りにくくなってしまいます。
上達が遅くなる
英会話は「慣れ」が重要で、たくさん話せば話すほどうまくなるもの。
何度も発音することで、舌や口の筋肉が自然に動くようになっていきます。
また、たくさん英語を聞いて耳が鍛えられると、相手が言っていることを聞き取れるようになるだけでなく、正しい発音がわかるようになります。
それなのに恥ずかしいからといって話さなければ、いつまでたっても上達しません。
たとえば、あなたが発音を間違えて覚えているとしましょう。
勇気を出して堂々と話していれば、誰かが間違いに気付いて、「正しい発音はこうだよ」と指摘してくれるはずです。
その時は恥ずかしくても、すぐ改善することができますよね。
ところが、自信がないからといって話さないでいると、間違いに気づくことができません。
結果として間違えたまま記憶が定着してしまい、重要な場面でミスをしてしまう可能性もあります。
ネイティブに伝わらない
ネイティブらしい発音に対して恥ずかしさがあり、わざと「日本語のような読み方」をしてしまう人もいます。
「『Let it go.』を『レリゴー』と発音するのは芝居がかっていて恥ずかしいから、『レットイットゴー』と読もう」という感じです。
また、英語は日本語に比べてイントネーションがはっきりしていますが、それに抵抗があり、抑揚をつけずに読んでしまう場合も。
しかし、カタカナをそのまま読んだような「日本語読み」は基本的に日本人にしか通じません。
ネイティブには、正しく伝わらないどころか、英語を話しているということすら汲み取ってもらえない可能性もあります。
日本人にしか通じない英語を話す意味なんてありませんよね。
自分が英語を聞き慣れていないだけで、本来の英語の発音に何もおかしなところはないのです。
ネイティブに寄せた発音をしても、ネイティブに「かっこつけてる」などと思われることは一切ないので、安心してください。
英語の発音の恥ずかしさを解消する方法
「恥ずかしがる必要はない」と頭はでわかっていても、恥ずかしさは簡単には消えないでしょう。
どうすればこの気持ちを乗り越えられるのでしょうか?
私も同じ悩みを抱えていましたが、次の方法を実践することで克服できました。
目標となる人を見つける
英語の発音が恥ずかしいという気持ちの裏には、「日本人が英語を話すなんて、おかしいと思われるんじゃないか」という違和感があります。
これを払拭するためには、「英語を話す日本人=かっこいい」というようにイメージを塗り替えることが有効です。
そこで、あなたの目標となる人を探してみてください。
身近な知人でもいいですし、有名人でも構いません。
たとえばサッカー元日本代表選手の中田英寿さんは、とても流ちょうな英語でインタビューを受けていました。
こちらは脳科学者の茂木健一郎さんの英語スピーチ。
日本人なまりはありますが、堂々と大きな声で話しているのが印象的です。
「発音が完璧でなくても、自信を持って話すことが大切なんだ」と思わせてくれます。
「自分もこんなふうに英語を話したいな」と思える人を見つけ、その人になったつもりで話してみると、自然と恥ずかしさを忘れることができますよ。
場数を踏む
とにかく英語を話さないことには、上達のしようがありません。
英語に限らず慣れないことをやると、緊張したり「これで大丈夫かな?」と不安になったりするものですよね。
でも何度も同じことをやっていれば、落ち着いて臨めるようになっていきます。
日本語と英語はまったく違う言語なのですから、間違えて当たり前。
発音だって、帰国子女でもないかぎり、最初からうまい人なんていません。
今ネイティブのようにスラスラ話している人も、場数を踏んで少しずつ上達していったのです。
実は、私は発音のトレーニングをして自信をつけた後も、英会話をするたびに緊張していました。英語の発音に対する恥ずかしさや不安が本当の意味で解消されたのは、大学時代に留学した時です。
留学中は英語を話さないと生活できないので、強制的に英会話の経験を積むことができたのです。
このように聞くと「やっぱり留学しないとダメなのか......」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
日本にいて独学であっても、積極的に英会話の機会を見つければ場数を踏むことができます。
実際に、日本に居ながらにして英会話ができるようになった人も多くいます。
周りに英語を話す人がいなければ、オンラインレッスンなどを利用しましょう。
最初は恥ずかしいかもしれませんが、失敗を恐れずにどんどん話してみてください。
正しい発音を身につける
「下手な発音を聞かれるのが恥ずかしい」と思っているなら、正しい発音を身につけるのがシンプルな解決策になります。
そうすれば自信を持って英語が話せるようになります。
かつて私も、そうやって発音のコンプレックスを乗り越えました。
英語の発音には、才能もセンスも関係ありません。
正しいトレーニングを積めば、誰でもうまくなります。
「発音を習得できるのは◯歳まで」などと言われることもありますが、大人になってからでもほとんどの発音はできるようになりますし、少なくとも正しい発音に近づけることができます。
ちなみに私は生まれつき舌が短く、医師に「成長してから発音しにくい音があるかもしれない」と言われていました。
ですが少なくとも英語に関しては、ネイティブから「発音いいね」とほめてもらえるレベルに達しました。
英語の発音は多少のハンディがあっても身につけられるものなのです。
センスは不要|英語の発音が上達する学習法
しかし、すでにお話ししたとおり、英語には日本語にない発音がたくさんあります。
さらに、単語と単語がつながって発音が変わることもありますし、文章全体のリズムも独特です。
自分では英語らしく発音しているつもりでも、「なんだかネイティブとは違う」「なぜか聞き取ってもらえない」という経験がある人もいるかもしれません。
具体的に何をすれば、英語の発音が良くなるのでしょうか?
フォニックスを学ぶ
ゴールが見えないままいくら練習しても、努力が無駄になるだけ。
まずは正しい発音を学びましょう。
英語をなんとなく聞いていると、とても複雑な音のように思えますが、実は発音には法則があります。
その基本が「フォニックス」です。
フォニックスは英単語のスペルと発音の関係性を学ぶ学習法で、簡単に言うと、「文字を見ればどう読むかわかるようになる」というもの。
たとえば「first」や「girl」という単語の中の「ir」という部分は、口を閉じ気味で発音する力の抜けた「あ〜」のような音です。
これを知っていれば、「stir」という単語を見た時「すたぁ〜」のような発音だということがわかります。
もともと英語圏の子供たちのために開発された学習法なので、フォニックスを学べば、ネイティブと同じ順序で発音を身につけられるということになります。
シャドーイングに取り組む
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、後を追うように発声するトレーニング。
英語のイントネーションやリズムの習得に効果があります。
音読をやったことのある人は多いでしょう。
音読は、リスニング力やスピーキング力の向上が期待できる反面、自己流で続けると無駄になってしまうリスクもあります。
間違った発音や日本人特有の平坦な調子で読んでいると、変なクセがついてしまうからです。
一方、シャドーイングは正しい音声を聞きながら取り組むものなので、音読のような「自己流の勘違い」が起きにくくなります。
ただし、シャドーイングは初心者にはやや難易度が高いかもしれません。
最初のうちは英語の意味を考えず、機械的に音を追うだけでOK。
それでも「難しい」と感じる場合は、オーバーラッピングがおすすめです。英語の音声と同時に発声する練習。シャドーイングよりは負荷が少ないので、試してみてくださいね。
とにかく「正しい発音をマネする」ということを意識してチャレンジしてみてください。
⇨ご参考:シャドーイングの4つの効果と正しいやり方〜最強の英語トレーニングと言われる理由〜
自分の英語を録音する
自分がどのような発音をしているのか、客観的に確認することも大切です。
スマホのレコーダー機能などを利用して、定期的に自分の英語を録音して聞いてみましょう。
かつて私がそうだったように、自分の下手さにショックを受ける可能性もあります。
ですが、本当は下手なのにうまいと思いこんでいたら、もっと恥ずかしいのではないでしょうか?
私は、最初こそツラかったですが、結果としては現実と向き合ってよかったと思っています。
自分の英語を聞きながら、
- なぜ下手に聞こえるのか
- どこがネイティブの発音と違うのか
を考え、分析してみてください。
たとえば「子音で終わる単語なのに、母音をつけてしまっている(例:deskを「desuku」のように発音する)、「つなげて読むべき箇所を分けて読んでいる(例:Thank you を「サンク・ユー」と発音する)など。
弱点がわかったら、次はそこに気をつけて読んでみましょう。
これを繰り返すと、だんだんネイティブの発音に近づいていきます。
英語の発音が上達するアプリやスクール
効率的に発音を改善したいなら、アプリやスクールを賢く活用しましょう。
英語の発音の上達に役立つ教材を3つ紹介します。
あいうえおフォニックス
フォニックスを一から学びたい人におすすめなのが、「あいうえおフォニックス」というサイト。
フォニックスは英語圏の子供たち向けの学習法ですが、こちらのサイトは日本人の方が日本人向けに作ったものなので、解説がとてもわかりやすいです。
小学生でも楽しく学べるよう、かわいらしいイラストが添えられていて、「勉強している」という感じがありません。
それにもかかわらず内容が充実しており、大人でも「なるほど!」と思う部分が多いです。
- カタカナ読みのクセがついてしまって、直したくても直せない
- 発音が下手だという自覚はあるけど、どこから手を付ければいいかわからない
こんなふうに悩んでいる人は、あいうえおフォニックスで1音ずつ確認してみてくださいね。
シャドテン
「シャドテン」はシャドーイングに特化したアプリで、録音した音声に対するプロ講師のフィードバックを受けられるのが特徴。
シャドーイングは黙々と続けるだけでも効果がありますが、「どの発音が間違っていて、どうすればもっと良くなるのか」を細かく指摘してもらえれば、より上達が早くなります。
⇨ご参考:シャドテンの口コミと評判|2ヶ月受講した感想と効果を本気でレビュー
公式サイトではリスニング力アップが強調されていますが、発音矯正にも高い効果が期待できますよ。
ただし月額19,800円(税別)と比較的高額なこと、毎日取り組む前提であることから、かなり本気度が高くないと継続が難しいかもしれません。
\7日間の無料体験あり/
もう少し軽い気持ちでシャドーイングをやってみたいという場合は、「NHK WORLD-JAPAN」や「TED」など無料アプリの音声素材を利用しましょう。
スピークバディ
「スピークバディ」は、スピーキングに特化したAI英会話アプリです。
英会話スクールよりも安価なのに、AIキャラクターを相手にリアルな会話練習ができるので、私も愛用しています。
このアプリを発音改善のためにおすすめする理由は、音声認識の精度が高いから。
スマホのマイクに向かって英語を話すと、発音の正しさを自動判定してくれます。
似たような機能は「スタディサプリENGLISH」や「レシピー」など他のアプリにも備わっていますが、実際にいろいろ試してみた結果、スピークバディの精度が群を抜いていると感じました。
AIは人間のように遠慮や忖度をしないので、判定はシビアです。
パーフェクトな発音だと評価されるまで、何度もトライしてみてください。
よくある質問
最後に、英語の発音についてよくある質問をまとめました。
英語の発音が下手すぎて一人でつぶやくのすら恥ずかしいです
恥ずかしい気持ちはわかりますが、話さずに発音を改善することはできません。
でもやっているうちに必ず慣れてきます。
私は英会話上達のために「英語でひとりごと」を習慣にしていますが、はじめのうちは「ひとりで何やってるんだろう......」と空しく感じることもありました。
そこで、外国人の子供に話しかけるつもりで「This pen is mine.(このペンは私のものだよ)」くらいの簡単な文から始め、徐々に話す分量を増やしていきました。
今では、人前でもうっかりつぶやいてしまいそうなくらい慣れきっています。
一人で話せるようになれば、英会話に対する恥ずかしさも薄れてきますよ。
頑張る価値のあることなので、小声からチャレンジしてみてください。
英語らしい発音のリズム感がわかりません
シャドーイングを続けていると、自然と英語のリズムが身につきます。
ただ、ですが細かい発音を気にしながら全体のリズムがつかむのは、難しいかもしれません。
そこで、単語ごとの発音は無視して、リズムと強弱だけ真似してみてください。
と言ってもわかりにくいと思うので、例を挙げますね。
たとえば、「I bought this book. (この本を買いました)」という文章の場合。
日本語発音の場合、全ての単語を同じ強さで発音します。
一方、英語では、意味を表現するのに重要な”bought”と”book”を強調して発声します。
×日本語発音
アイ・ボート・ディス・ブック
● ● ● ●
⚪️英語の発音
I bought this book.
・ ● ・ ●
注)●:強く発声、・:弱く発声
このリズムと強弱を練習するために、「ア」の強弱で表現してみる感じです。
そうすると、「ァ・アーァァ・アッ」のようになります。
大きな「ア」がアクセントのある部分で、小さい「ァ」が弱い音です。
これを繰り返すと、英語のリズムが体に染み込んでいきます。
私は学生時代『ボサノバリズムで英語が話せる』という書籍を愛用し、上で紹介したようなメソッドで英語のリズムを習得しました。
あまり頭で考えず、ダンスや歌を覚えるような感覚で取り組むのがコツです。
英語の発音練習をするとき注意すべきことを教えてください
何より重要なのは「正しい発音を意識すること」です。
間違った発音のまま何度も練習してしまうと、クセがついて修正が難しくなるので、最初のうちこそ「正しさ」にこだわることが肝心。
「たぶんこういう発音だろう」という推測で読むのではなく、必ずお手本となる音声データを用意し、それをマネするようにしましょう。
可能であれば定期的にネイティブの指導を受け、発音のミスを指摘してもらってください。
少なくとも録音した音声を聞き、自分の発音を客観的にチェックすることが必要です。
まとめ
- 下手な英語を話したら笑われるのではないか
- 変に目立ってしまうのではないか
という不安は、誰にでもあるもの。
ですが、恥ずかしさに負けて英語を話さずにいたら上達しないので、自分の可能性をつぶしてしまうことになるかもしれません。
それではもったいないので、勇気を出して一歩踏み出すことをおすすめします。
この記事で紹介した方法を実践すれば、恥ずかしさは軽減されます。
独学で発音を良くすることも可能です。
「英語の発音が恥ずかしい」という気持ちを乗り越えれば、英語で話すことを楽しめるようになり、自信がついてより魅力的な人物になれるでしょう。
「英語ができる素敵な自分」をイメージしながら、ぜひ頑張ってくださいね。