

「短期間でリスニング力を伸ばしたい!」
こんな人には、シャドーイングがおすすめです。シャドーイングは、英語教材の音声の後に続いて発声するトレーニングで、リスニング力アップに非常に効果が高いです。
しかしシャドーイングを独学でやると、多くの人が失敗します。なぜなら、我流でやると思ったような効果が得られないばかりか、間違った発音が定着してしまうことがあるからです。さらに、シャドーイングは負荷の大きいトレーニングなので、我流でやって効果を実感できないと、続けるのが苦痛になってしまいます。
2020年から、英語コーチングスクールのプログリットが、シャドーイング添削に特化したコース(シャドテン)を始めました。「シャドーイングに取り組み、リスニング力を伸ばしたいけれど、一人で続けられるか不安......」という人にオススメできる内容です。
この記事では、実際に筆者が受講した経験も踏まえてシャドテンについて詳しく解説します。

\7日間の無料体験あり!/
タップできる目次
シャドテンの概要|プログリットの派生サービス
シャドテンの概要について解説します。
シャドーイングは最強のトレーニング法
シャドーイングとは、英語音声の後に続いて発声するトレーニングです。
外国語習得のプロセスを研究する、第二言語習得論と呼ばれる学問分野で、シャドーイングが英語習得に効果が高いことが示されています。特に、リスニング力アップへの効果が高いです。
なぜなら、音声認識は単に耳で聞き取るだけでなく、自分で発声することの影響を受けるからです。
最近の脳科学の研究結果も、このことを裏付けています。
次の写真は、米Nature誌に掲載された論文から引用したものです。
引用:Listening to speech activates motor areas involved in speech production. (http://quote.ucsd.edu/sayginlab/files/2013/01/Mirrorspeech_Nat_Neuro.pdf)
英語母語のイギリス人の大人10人に、1音節の無意味語(意味を持たない言葉)を聞いてもらいました。そのときの脳の活動をfMRI(核磁気共鳴)と呼ばれる手法で測定したものです。
すると音を聞いたときに、「運動」に関する脳の部位が活動していることがわかりました。黒く囲われた箇所が「運動」に関する脳の部位です。
つまり、実際に英語を口に出していなくても、聞き取った音に対応する音を発声するイメージをしているということです。
したがって、リスニング力を鍛えるには、実際に自分でも発音してみることが大事だと考えられます。そうすることで、聞き取った音と自分で発声した音がリンクするようになるからです。

シャドーイングは最強の英語トレーニング法ともいわれ、他にも多くの効果が得られます。以下の記事ではシャドーイングで得られる4つの効果を詳しく解説しました。興味がある方は参考にしてみてください。
シャドーイングの2つの問題点
しかし、シャドーイングには2つの問題点があります。
- 一人だと挫折しがち
- 我流だと間違った発音が定着する
シャドーイングは一人だと挫折しがち
シャドーイングは効果の高いトレーニング法ですが、そのぶん高い負荷がかかります。そのため、一人でシャドーイングに取り組むと挫折しがちです。「今日は、しんどいからやめておこうかな......」と思って一旦サボると、だんだん面倒になり続かなくなってしまいます。

我流だと間違った発音が定着する
英語には単語間で音がつながる「音声変化」があります。『アナと雪の女王』の主題歌“Let it go.”が、「レット・イット・ゴー」ではなく「レリゴー」と発音されるのが一例です。他にも次のような音声変化のルールがあります。
これらの音声変化があるため、ネイティブの英語を聞き取るのが難しいと感じるのです。
シャドーイングに取り組むと、これらの音声変化が聞き取れるようになるので、リスニング力がアップします。しかし、我流でやると音声変化に気づけず間違った発音が定着してしまう恐れがあります。そうなると、ネイティブが話す英語の音声変化を聞き取れず、リスニング力も伸びません。
そのため、プロのサポートや添削を受けながらシャドーイングをするが効果的です。つまり、毎日継続するよう促してもらったり、間違った発音を直してもらったりということです。
プログリットのカリキュラムで人気のサービス
シャドテン(シャドーイング添削コース)は、リスニング力アップに特化しています。受講生が録音したシャドーイングの音声をプロが添削してくれるサービス。
シャドテンは、英語コーチングスクールの「プログリット」から派生したサービス。
プログリットの通常コースは、スピーキング、リスニング、リーディングのすべての技能を伸ばすように設計されています。中でもリスニング力アップを狙ったシャドーイング添削は人気が高いです。
実際、私がプログリットを受講したときに感動したのはシャドーイング添削でした。毎日、シャドーイングの添削を受けられるので、日々上達していくのを実感できるからです。
筆者のプログリットの体験談は以下の記事を参考にしてください。
⇒【受講生の体験談!】プログリットの2ヵ月で英会話が飛躍した感想
シャドテンはプログリットのカリキュラムの中から、シャドーイング添削を切りだしたサービスです。
卒業生限定のサービスを一般向けに公開
なぜ、プログリットはシャドーイング添削に特化したサービスをはじめたのでしょうか?
それは、リスニング力に苦手意識を持つ日本人が多いからです。実際、プログリットが英語学習における課題意識を生徒に調査したところ、リスニングに課題意識を持つ人が83.5%にのぼりました。
⇒ご参考:英語学習者の課題意識
もともと、シャドーイング添削コースはプログリットの卒業生のみに向け開発されたサービスでした。卒業生からの反響が大きく、2020年6月から一般向けに公開されました。
\7日間の無料体験あり!/
シャドテン(シャドーイング添削)の内容
レベル別の教材を選びシャドーイングの練習〜WPMを選べる〜
50以上の教材が準備されており、WPM(Word Per Minutes)別に分けられています。WPMとは一分間に話す単語数です。
TOEICのリスニングパートの音声がWPM150程度で、早口のネイティブがWPM180~190程度です。あなたのレベルや目標に合わせて、教材を選ぶことができます。もちろん、学習レベルや目的をサポートメンバーに伝えると、おすすめの教材レベルを教えてくれます。
プロからシャドーイング添削を受ける
教材を選んだら、後はシャドーイングの練習をします。毎日練習を行い、一日の最後にLINEのボイスメッセージでシャドーイングの音声を送信します。
すると、24時間以内にシャドーイング音声の添削をしてくれます。添削内容を見ながら、再度練習を繰り返します。
シャドーイングのやり方
以下の6ステップで取り組みます。
- 教材を選び、音声と文章(スクリプト)を準備する
- 文章を見ずに音声を聞く
- 文章を読み、わからない単語や表現を調べる
- 文章を見ながら音声を聞き、「英語の音の変化」をチェックする
- 文章を見ながら、オーバーラッピングする(*)
- 音声を見ずにシャドーイングをする
(*)オーバーラッピングとは、英語音声と同時に発声する練習です。音声を聞きながら音読する感じ。
シャドーイングは、音声に1~2秒遅れて発音します。
シャドーイングの詳しい取り組み方と5つのコツを、以下の記事にまとめたので参考にしてみてください。
⇒ご参考:英語シャドーイングの正しいやり方|5つのコツを解説【重要!】
プロがシャドーイング音声を添削してくれるサービスは効果絶大です。「これからリスニング力を伸ばしたいな」という場合は、無料体験を受けることをオススメします。
\7日間の無料体験あり!/
2ヶ月シャドテンを体験した感想
最初に目標設定
コースを始めるときに、Google formを通じて目標を設定します。具体的な目標を立てるように促されます。なぜなら、シャドーイングは楽なトレーニングではないので、明確な目標を設定しないと途中で挫折してしまうからです。
私の場合は、以下のように設定しました。
③シャドーイングの目的:電話会議でネイティブが早口で話す内容を、すべて聞き取れるようになる
④達成したい目標と期間:WPM190の英語を3ヵ月以内に聞き取れるようになる
⑤行動目標:平日は、毎日30分シャドーイングに取り組む
⑥上記を達成する上で障害になりうること:仕事が忙しくなり、シャドーイングをサボってしまう
⑦⑥の障害が訪れたとき、どのように乗り越えるか:通勤の徒歩の時間を使ってシャドーイングをする
これはウープ(WOOP)と呼ばれる目標設定法です。WOOPとは、Wish(望み)、Outcome(目標)、Obstacle(障害)、Plan(対策)の頭文字をとったものです。
ニューヨーク大学のガブリエル・エッチンゲン教授の研究で、目標を立てるときにWOOPを使うと、目標達成率が2倍になることが分かっています。特に重要なのがObstacle(障害)とPlan(対策)です。事前に障害になりそうなことを想像し、対策を考えることで目標を達成しやすくなるからです。
シャドテンの最初に、ウープを使って目標設定をすることで、目標の達成率が高まります。
WOOPの法則については以下の記事に解説したので、興味がある方は読んでみてください。
⇒WOOP(ウープ)の法則を使った英語勉強の目標設定の例【決定版】
教材を選ぶ
次に、プログリットの専用ページから課題として取り組む教材を選びます。これまではTEDの音声がメインでしたが、今後はより自然な英語音声であるJapan Timesの音声がメインになります(TEDのサポートは2021年1月で終了)。
以下の画面から、教材を選び音声とスクリプトをダウンロードします。
WPMとアクセント(アメリカ英語、イギリス英語など)を参考にしながら教材を選びます。私はJapan Timesの“4 companies(WPM 180、アメリカ英語)”を選びました。GAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon)に関する内容です。
毎日の添削とフィードバック
教材の準備ができたら、いよいよトレーニング開始です。毎日、シャドーイングに取り組みます。一日の最後にLINEボイスメッセージで、あなたのシャドーイング音声を録音して送信します。
すると、24時間以内に専属スタッフからシャドーイングに対するフィードバックが、LINEで返ってきます。夜にボイスメッセージを送ると、翌朝の9時~10時くらいにフィードバックが返ってきています。
フィードバック内容は、“Good points”と“Improvement points”です。最初に“Good points”で、音声通りに発音できていた場所を褒めてくれます。その後に、“Improvement points”で改善できる箇所を指摘してくれます。カタカナを使って、具体的にどのように練習すれば良いかを教えてくれるので、次の日の練習に反映させることができます。
こうやって、フィードバックを受けながらシャドーイングの練習をするサイクルを回すと、短期間でリスニング力を伸ばすことができます。
サポートメンバーからの励まし
シャドーイングの添削とは別に、サポートメンバーから励ましの言葉が届きます。シャドーイングは負荷が高いトレーニングですので、一人でやると挫折してしまいがちです。しかし、励ましのメッセージをもらうと「今日も頑張ろう!」と感じられると思います。
励ましのメッセージは、シャドテンコースを開始して10日間続きます。10日間続ける頃には、シャドーイングが習慣化しているので、そのまま継続できるというわけです。
\7日間の無料体験あり!/
シャドテンの料金は高い?〜無料体験でコスパを実感〜
シャドテンの値段を紹介します。
プラン | 料金(税別) |
月額プラン | 月額 19,800円(税別)、21,780円(税込) ※自動課金(サブスクリプション) |
料金を見て「ちょっと高いな......」と思いましたか?
たしかに月額21,700円(税込)は気軽に出せる金額ではありません。
プログリットの英語コーチングを受けると3ヶ月で60万円近くかかります。プログリットとシャドテンの両方を受講した筆者からすると、プログリットで一番効果があったサービスはシャドーイング添削。
このシャドーイング添削を1日723円で受けられるのは、非常にコスパが良いと思います。
7日間の無料体験あり
シャドテンには7日間の無料体験があります。
「シャドテンが気になるけど、本当に料金に見合った内容なのか心配......」という場合は、無料体験を受けてみてください。
7日間試して「やっぱり、自分には合わなかったな......」という場合は解約すればOKです。少しでも気になる場合は、まずは無料体験を試してみてください。
\7日間の無料体験あり!/
***
2022年5月8日まで3ヶ月で9,000円OFFキャンペーンを実施中です。シャドテンが少しでも気になる場合は、キャンペーンを使ってお得に受講してみてください。
シャドテンの口コミと評判
続いてシャドテンの口コミと評判を紹介します。
良い口コミ
少しペースダウンした日もあるけど、もうすぐ2000分っ…🌺
— 伊佐 知美🇯🇵→🇦🇺 (@tomomi_isa) March 8, 2022
シャドテンを真面目に取り組んでいたら、ほんとに発音を褒めてもらえることが増えてきた。まだまだだけど、今年も英語続けて脱intermediate…! pic.twitter.com/hr9MXLx1FM
1か月近く継続している英語学習教材SHADOTEN。耳は良くなってきている。発音も強化されている。このSHADOTENとNative Campのオンライン英会話を組み合わせがワタシには合う。SHADOTENは7日間の無料体験で自分に合うかやってみる価値はありですね。https://t.co/JHSwtaRy1H
— ジョリビー (@Jolliebe_global) March 5, 2022
https://twitter.com/IchiShiogao/status/1501753909605548034?s=20&t=SyFVeXoyvfWRl1B9xcYe0w
- 継続したら発音が褒められるようになった
- リスニング力が身についた
- プロの添削の指摘が的確
- アプリが使いやすい
- モチベーションが維持しやすい
悪い口コミ
#シャドテン
— あかあか (@ko52215833) August 31, 2021
解約しました。25回提出。
TOEIC Part3 の7パッセージ分です。
10くらいやりたいなと思いましたが、やはり高い。
半額なら続けたんだけどね。
とりあえず、
音源とスクリプトは保存したから、
しばらく繰り返し聴いて、暗唱出来るようにしようかな?
https://twitter.com/chanman_haha/status/1468730543143809024?s=20&t=SyFVeXoyvfWRl1B9xcYe0w
仕事で喋りたおすから、仕事以外で
— あかあか (@ko52215833) August 4, 2021
シャドーイングや音読すると、もう喉がキツい。
声出さずに勉強するの難しい。
でもとりあえず毎日
シャドテンを提出。
はやくシャドーイング出来る課題をストックして解約しよ。月2万強はやっぱ高いわ。
- サービス料金が高い
たしかに月額2万円は安くありませんよね。
ただ、シャドーイング添削は3ヶ月で60万円するプログリットの目玉のサービスです。
筆者がプログリットを受講した時に、もっとも英語力アップに効果があったのが、このシャドーイング添削。値段の捉え方は人それぞれですが、月額2万円でプロからのシャドーイング添削を受けられるのは、お得だと思います。
シャドテンがおすすめな人
- 短期間でリスニング力を伸ばしたい人
- 海外とのWeb会議で聞き取れるようになりたい人
- TOEICスコアを短期間で伸ばしたい人
- 英語をゼロから学びなおしたい人
- 一日、2時間の英語学習時間を確保するのが難しい人
シャドテンのトレーニングは楽ではありませんが、その分効果が得られます。
シャドテンの申し込み方
公式HPから申し込みます。
利用規約を確認し、「7日間使える!無料体験はこちら」のボタンをクリックします。
フォームにメールアドレス、氏名を入力し、月額プランか6ヵ月一括プランを選択してフォームを送信すればOKです。
7日間の無料体験があるので、気になる方は試してみてください。実際に体験すると、シャドーイング添削の効果を実感できるはずです。
\7日間の無料体験あり!/
まとめ|シャドテンは短期でリスニング力を伸ばしたい人向け
この記事では、英語コーチングスクールのプログリットが提供するシャドーイング添削コース(シャドテン)について解説しました。
シャドーイングは、リスニング力アップに効果の高いトレーニングで、研究でも効果が示されています。最強の英語トレーニング法と言われることもあります。
しかし、一人で取り組むと我流になってしまい、思ったような効果を得づらいです。そればかりか、間違った発音のクセがついて逆効果になってしまうこともあります。
もし、あなたがリスニング力アップを目指し、シャドーイングに取り組むのであれば、プロからの添削を受けることをオススメします。
まずは、7日間の無料体験を試してみてください。
\7日間の無料体験あり!/