英会話スクールのNOVA(ノバ)では、レッスンのレベル分けのために独自の英会話力診断テストを実施しています。
レベルチェックは専門のネイティブ講師が100項目をチェックし判定しており、国際的な英語レベル(IELTS:アイエルツ)に準拠しています。
このレベルチェックテスト、通常は有料(約5,000円相当)ですが、体験レッスンを受けた人は無料で受けられます。
今回、筆者はNOVAのレベルチェックテストを受け、NOVAスコアを判定してもらいました。
筆者の体験を踏まえて、この記事では以下について説明します。
- NOVAレベル、NOVAスコアとは?
- NOVAレベルチェックテストの内容【無料体験とセットで受けられます】
タップできる目次
NOVAレベル、NOVAスコアとは?
「NOVAレベル」とは、NOVAの英会話レッスンのレベル分けに使う指標です。
レベル5~9の5段階に分かれており、英語の習熟度により始めるレベルが変わります。
そして、NOVAレベルを決めるために、15分のテストを受けて「NOVAスコア」を算出するというわけです。
下の表にNOVAスコアとNOVAレベルの対応を示しました。
ではNOVAスコアはどのように決まるのでしょうか?
NOVAスコアは、国際的な英語力の指標であるIELTS(アイエルツ)に準拠しています。
ご参考:IELTS
日本人にとってIELTSはなじみがないので、対応するTOEICスコアと英検の級を参考に載せておきます。
(参) https://eikaiwa.weblio.jp/school/information/exam/summary-english-examination/
NOVAレベルチェックテストの内容
NOVAのレベルチェックテストは、スクールで受講します。
受付にテストを受けに来た旨を伝えると、専用の個室に案内されます。
用意されているヘッドホンをつけ、TV画面を通じて講師とオンラインテストを受けます。
時間になると、講師がログインするのでしばらく待機。
レベルチェックテストの概要
15分程度のスピーキングテスト、講師はネイティブです。
↓
リスニングテスト
↓
ロールプレイ
↓
写真を見ながら説明
↓
雑談
自己紹介
簡単に自己紹介をします。
名前、趣味、住んでいる場所など。
私の返答に対して、さらに「今いる場所の天気は?」「今日、いままで何をしていた?」などの質問で、会話をつないでくれました。
リスニングテストの内容
次にリスニングテストです。2種類のテストがありました。
リスニングテスト1問目
英語の音声を聞き、会話の内容を説明するよう求められます。
音声は15~20秒程度、男性と女性の会話でした。
結構スピードは速くナチュラルスピード、背景に雑音も聞こえるのでTOEICのリスニングより難しいと感じました。
聞き取った話の概要を英語で説明します。
リスニングテスト2問目
1問目とは別の英語音声を聞きます。今度は会話ではなく、男性があることについて説明をする内容。
1問目より少し長く、30秒程度です。
聞き終えた後、講師が音声の内容について質問をします。それに対し、”True” or “False”で回答する形式。
全部で4つ質問を受けました。
リスニングテストの感想
TOEICなどのリスニング試験と比べても、かなりレベルが高いテストだと思いました。
英語の音声自体も聞き取りづらいですし、聞いた内容について即座に英語で答えることが求められるからです。
たしかに、この試験で生徒一人一人のリスニング力や理解力を測ることができると感じました。
ロールプレイ
続いて、講師とロールプレイをします。2種類のシーンを想定してロールプレイをしました。
① 「あなたが飼っている犬が子犬を6匹産んだとします。そのうち1匹を、友人に飼ってもらうよう電話で勧めて下さい」
(講師が友人役)
② 「あなたと私(講師)は動物園に来ています。チケットを買った後、どのような順番で何を見るか相談して決めて下さい」
講師が冗談を交えながら話をしてくれたので、楽しんでロールプレイができました。
写真を使った説明
TV画面に写真が表示されます。
これらの写真を使って、英語で説明をすることが求められました。
まず、動物が4種類表示されました(カメレオン、ネコ、犬、小鳥)。
そして、老夫婦の写真が示されます。
「あなたなら、この老夫婦にどの動物をペットとして勧めますか? それはなぜですか?」
この質問に答えると、続いて3人の子供の写真が表示されます。
「この3人の子供には、どの動物を勧めますか? それはなぜですか?」
内容は何でもよく、質問を理解して回答できているか? 理由もセットで話せているか? を見ているようでした。
雑談
最後に2分ほど雑談をしました。
講師の出身地や、日本に来てどのくらい経つか? など。
日本のことが大好きな様子でした。
これでテストは終わりです。15分間はあっという間でしたが、話に盛り上がったおかげで汗をかきました。
NOVAスコアの判定結果
NOVAスコアとNOVAレベルの結果
テストを終えて2~3分くらい待つと、カウンセラーがフィードバック結果をもって部屋に入ってきます。
結果はNOVAスコア7.5、仮にNOVAに通う場合はレベル8からのスタートです。
スコアは「正確さ」「語彙」「発音とイントネーション」「流暢さ」「リスニング」の5つの項目で採点されています。私の場合は、どれも同じ程度のレベル、カウンセラーからは「バランスが良いですね」とのコメントをいただきました。
NOVAスコアの詳細
別紙でさらに細かなフィードバックがあります。
先ほどの5つの項目に対し、それぞれ20個のチェックリストがあります。各要求レベルに対し、「できている」「できていない」を講師が判断してチェックをつけていきます。
合計100個のチェックリストを元に、NOVAスコアを算出しているというわけです。
このチェックリストを細かく見ると、いまの自分の課題がわかります。
たとえば、私の場合だと「関係代名詞を使えない」というのが課題。
テストを振り返り、「たしかにそうだったな」と思いました。
このように課題が明確になると、今後の意識が変わってきます。
まとめ|無料体験レッスンを受けて、NOVAスコアを測定してみよう
この記事ではNOVAスコア、NOVAレベルの詳細について解説してきました。
自分の英会話力を定量的に測定できる機会は貴重です。
無料体験レッスンとセットで、NOVAスコアのテストを受けられるので、自分の英会話力はどのくらいかな? と気になる方は試しに受けてみるとよいでしょう。
NOVAスコアが伸びないときは、自習を増やしてみる
NOVAスコアは英会話力を測定しているので、英会話レッスンを受け続ければスコアが伸びると思うかもしれません。
しかし、現実にはレッスンを受け続けてスコアを伸ばすのは非常に効率が悪いです。
理由は2つあります。
1つ目は英語力を効果的に伸ばすには、「インプット」が大切だから。これは、第二言語習得研究と呼ばれる、外国語習得のプロセスを研究する分野で得られた知見です。より具体的には、インプット:アウトプット=8:2くらいが理想的。
つまり、40分の英会話レッスンを受けたら、200分のインプット(=自習)をするのが効果的ということ。
レッスンとあわせて自習に取り組むと、スコアを効率的に伸ばせます。
↓↓↓ご参考。「科学的」な英語学習法をまとめました。
2つ目はレッスンを受けるだけだと勉強時間が圧倒的に足りないから。40分レッスンを週2回受けても、英語学習時間は週に80分。
社会人が英語を習得するには、1000時間の学習が必要と言われています。週に80分の学習だと、単純計算で14年かかってしまいます。
↓↓↓ご参考。なぜ1000時間の英語勉強が必要なのかを解説しました。
自習が続けられない......という人へ
とはいえ「自習を続けるのは厳しそう......」という人もいると思います。
それでも英会話スキルを伸ばしたい場合は、英語コーチングスクールを検討してみるのもアリです。
英語コーチングスクールでは、次世代型の英語スクールで専属コンサルタントが受講生一人ひとりに合ったカリキュラムを作成してくれます。
- オリジナルカリキュラム作成
- 定期面談
- 日々の学習フォロー
- モチベーションサポート
短期集中で取り組むため、数ヶ月で飛躍的に英語力を伸ばす卒業生が続出しています。
- 3ヶ月でTOEICスコア300点アップ
- 3ヶ月でビジネス英会話をマスター
このような成果を出している卒業生がゴロゴロいます。一人二人ではなく、文字通りゴロゴロと。
以下の記事には筆者が実際に体験したおすすめの英語コーチングスクールを厳選しています。
「ビジネス英会話を身につけたい」「初心者にやさしい」など目的別にランキング形式で紹介。
「これから英会話力を伸ばしたいな......」という場合は、ぜひ読んでみてくださいね。
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