いきなり知らない外国人と英語で話すなんて、緊張しますよね。筆者も勇気を振り絞って最初のレッスンを予約したので、よくわかります。
でも、せっかく自宅で手軽にレッスンが受けられるのに、緊張を理由に諦めるのはもったいないですよ。
この記事では、オンライン英会話で緊張する原因と、緊張を抑える対処法をご紹介します。
きっと「英会話を頑張ってみよう」と思えるはずですよ。
タップできる目次
オンライン英会話で緊張するのは当たり前
誰でもオンライン英会話は緊張するものです。
初回はもちろん、何回続けても多少は緊張します。筆者も毎回「うまく話せるかな?」「会話が途切れたらどうしよう」などドキドキしながらレッスンに臨んでいます。
Twitterで「オンライン英会話 緊張」と検索してみると、たくさんの人がつぶやいていますよ。自分だけではないと分かれば、少し安心できるのではないでしょうか。
あと5分でオンライン英会話開始
— ピュアハート (@WZY3ovJ0NXrqZYP) February 21, 2022
また緊張で死にそうです( ´ཫ`)
フリートーク上手くいくかな…
辞書片手に待ってます
221は、藤井の日。
— marco (@0213Marco) February 21, 2022
そして、人生初のオンライン英会話
レッスンを受けてみる日。。
極度の緊張から何回もトイレに行ってます。。
手が冷たくなってきた笑
オンライン英会話初めてみたけど緊張しすぎて胃が痛くなった
— はいやー (@HiYeahhhhhh) February 27, 2022
緊張しすぎてキャンセルした恥ずかしい体験談
筆者は初めてのオンライン英会話で、緊張のあまり前日にキャンセルしてしまったことがあります。
勢いで予約したものの、日にちが迫ってくるにつれ不安が大きくなっていったんです。
- 30分も会話が続かないんじゃないか
- ビジネス会話をテーマに選んだけど、日常会話の基礎もできていなくて呆れられたら恥ずかしい
などと考えているうちに、ネガティブな想像しかできなくなってしまいました。
レッスンの日が近づくにつれ、不安は高まるばかり......。前日になって「これは、もうダメだ」と思いキャンセルしてしまいました。
ところが後日、気を取り直してレッスンを受けてみたら、思いのほか楽しかったんです。
相手はベテランの講師だったのでどんどん話を振ってくれ、リアクションも上手でした。「えっ、もう終了時間?」と名残惜しかったほどです。
あれこれ悩んでいたのは取り越し苦労だったことが判明しました。
レッスンを受けてみると意外とあっという間なので、難しく考えずにチャレンジしてみましょう。
何か失敗しても、次に活かせばいいので心配いりません。
日本語相手でも初対面は緊張する
オンライン英会話だけが特別に緊張するわけではありません。
日本語でも、あまり親しくない人と話す時は緊張しませんか?
初対面だったり、面談などかしこまった場だったりしたら、よりプレッシャーを感じますよね。
オンラインレッスンは学校や塾の授業のようなものだと考えれば、緊張しても仕方ないと思えるはず。
しかも慣れない英語で話すのですから、緊張しないほうが不思議なくらいです。
最初は誰でも緊張しますが、日常生活と同じで、回数を重ねればだんだん慣れていきます。同じ講師と何回もレッスンしていれば、友達のように仲良くなれることもありますよ。
オンライン英会話は特別なものではなく日常の延長だと思って、構えすぎず気楽に受けてみてください。
誰でも最初は失敗する
英語がペラペラな人でも、ネイティブスピーカーや帰国子女でなければ、習得までに苦労した経験を持っています。
英語と日本語はまるで違う言語なので、全く失敗せずに上達するはずがないんです。
筆者は今ではビジネス英会話を身につけていますが、学生時代にアメリカに旅行した時は、あまりに英語が聞き取れず落胆しました。
「あれ、英語得意だと思ってたのに、全然ダメだ......」と自信をなくしてしまい、会話するたびに緊張するように。英語で注文するのが嫌で、食べたいドーナツすら我慢したこともあります。
でも、その時の悔しさをバネに帰国後さらに勉強に励みました。最初は緊張のためにオンライン英会話をキャンセルしてしまいましたが、数々の失敗を乗り越えながら英会話力を伸ばすことができました。
どんなに英語ができる人でも、緊張も失敗もたくさんしています。みんな同じなので心配しないでください。
オンライン英会話で緊張する2つの理由
誰でも緊張するとはいえ、オンライン英会話はあくまで練習ですよね。間違えてもいいはずなのに、緊張してしまうのはなぜでしょうか?
適度な緊張にはメリットがありますが、過度な緊張が続くと疲れてしまいます。
必要以上に緊張しないよう、なぜオンライン英会話で緊張するのか理由を理解しておくことが重要です。
全て相手任せにしている
一般的なオンライン英会話では、講師が会話の主導権を握ってくれます。だからといって、完全に任せきって受け身になっていませんか?
相手に任せると楽なように思えますが、逆に言うと自分では会話の流れをコントロールできないということ。
想像してみてください。
真っ暗闇で手を引かれるまま歩くのは怖いですよね。先に何があるか分からない状態というのは不安になるものです。
何も準備せずフリートークに臨むのは、暗闇を歩くのと同じ。
反対に、教材やテーマを自分で選び、英会話の内容がある程度予想できていれば、明るい道を歩くように緊張や不安は緩和されます。
プライドが邪魔している
「下手な英語を聞かれるのが恥ずかしい」というプライドも緊張につながります。
「社会人なのに他人に間違いを指摘されるなんて、かっこわるい」と、失敗を恐れる気持ちが強くなりすぎると、必要以上に緊張してしまいます。
でも、英会話が上手くなりたくてオンライン英会話に挑戦するのですから、最初は下手で当たり前ですよね。
オンライン英会話を利用する初心者はたくさんいるので、講師は下手な英語に慣れています。
逆に、日本語を練習しているアメリカやイギリスの人が単語や文法を間違えたら、あなたは怒ったり笑ったりしますか?
ほとんどの日本人は気にしないか、親切心から正してあげるでしょう。
オンライン英会話でも、ミスしたからといって馬鹿にされることはないので安心してください。
オンライン英会話で過度な緊張を抑える方法(勇気は不要)
過度に緊張しなくて大丈夫だと頭では分かっていても、怖くて逃げてしまいたくなることはあります。
いくら安心していいと言われても緊張するのですから、どうすれば安心できるのか教えてほしいですよね。
オンライン英会話での緊張を和らげるために、具体的な対策を2つお伝えします。
使う教材を予習しておく
先ほど暗闇の例を紹介しましたが、何が起こるか分からない状態だと緊張が強くなります。
反対に、何をするか事前に分かれば、緊張を抑えることができるのです。
多くのオンライン英会話では、オリジナルの教材を使ったり、自分でトピックを選んだりすることができます。
レッスンの前に内容を確認して、分からない単語を調べたり、音読の練習をしたりしておきましょう。
たとえば、何も準備していない状態で「地球温暖化についてどう思いますか?」「リモートワークについての意見を聞かせてください」などといきなり聞かれたら、日本語でも答えがまとまらなくて焦りますよね。
一方で、予習をして内容が頭に入っていれば、講師に言われたことが理解しやすくなります。また、使えそうな表現を用意しておくこともできるので、心に余裕が生まれますよ。
「予習なんて面倒!」と思うかもしれませんが、予習するのとしないのではレッスン中の安心感に大きな差が出ます。
「緊張するからレッスンをやめようかな」と悩んでいる時間があったら、とにかくレッスンを予約して予習に励むことをおすすめします。
質問を用意しておく
講師との会話をつなぐために、相手に対する質問をいくつか用意しておくと便利です。
たくさん英語を話すことも英会話上達には大切ですが、自分ばかり話し続けていると疲れますし、「通じているのかな?」と不安になります。
筆者の経験上、大手のオンライン英会話サービスで態度の悪い講師に当たったことはありません。それでも中にはリアクションが薄い人もいます。
そんな時、「あなたはどう?」「これについての意見を聞かせて」など質問を投げかけ、相手にも話してもらうと緊張が和らぎますよ。
沈黙が続くと気まずくなって緊張が高まるので、「Let me see...」「You know...」など間をつなぐ言葉も覚えておくといいでしょう。
事前に講師のプロフィールが分かっているなら、出身国や趣味にまつわる質問を用意しておくのもおすすめです。
「会話に詰まったらこれを言おう」と決めておくと気持ちが楽になりますよ。
オンライン英会話で緊張するのは悪いことではない
実は緊張しても悪くないどころか、適度な緊張には成長を促す効果があります。なぜなら緊張によって集中力が増し、平常時以上のパフォーマンスを発揮できるようになるからです。
たとえば筆者は昔ピアノを習っていましたが、だらだら練習していてなかなか上達しませんでした。そこで先生から「1回ミスしたら曲の最初からやり直し」というルールを課されたんです。
「最初から弾き直すのはイヤだ、間違えたくない!」と緊張感をもって弾くようにしたら、一気にミスが減りました。
今以上の実力を身につけるには、適度な緊張によって気を引き締めることが必要なんです。
緊張するのは本番をイメージできている証拠
オンライン英会話で緊張するのは、実際に英語で話す場面をきちんとイメージできている証拠でもあります。
もし「レッスンだし適当でいいや」と思っていたら緊張しませんし、上達もしません。
本番だと思って本気で取り組んでいるからこそ緊張するんです。言い換えるとオンライン英会話に熱心に取り組んでいるということ。ですから、英会話に対する自分の姿勢に自信を持ってください。
レッスン中に緊張しながら英語を話す経験を積んでおけば、実際に英会話をする機会が訪れた時にも冷静に対処することができますよ。
緊張を和らげるために努力すればOK
緊張が悪いものではないと分かっていても落ち着かないものです。どうにかして和らげたいですよね。緊張を和らげるために必死に頑張れば、スキルが上達しやすくなります。
どういうことか、具体例を挙げて説明しますね。
筆者はあがり症なので、プレゼンなどで大勢の前で話す時にはとても緊張します。
大学でスピーチ大会に出場することになった時は、広い会場を思い浮かべるだけで胃が痛くなったほどです。
不安を消すために当日まで何度も何度も練習し、想定した質問に対する答えを考えておきました。おかげで落ち着いて本番に臨め、最初は想像もできなかったほどスラスラ話せるようになりました。
全く緊張しなかったら、適当な準備で本番を迎えて失敗していたかもしれません。緊張は練習する原動力になるんです。
まとめ|緊張をコントロールしてオンライン英会話を活用しよう
緊張からは逃げたくなるものですが、実は緊張には良い効果もあります。
緊張するからこそ成長できるので、日常に刺激を取り入れてみてはいかがでしょうか。
適度な緊張をもたらしてくれるという意味でも、オンライン英会話は英会話力を伸ばしたい人に適した学習方法です。
やってみるまでは不安でいっぱいかもしれませんが、勇気を出して挑戦してみましょう。思ったよりスムーズに進むはずです。
オンライン英会話で失敗した経験がある人も、講師や教材との相性もあるので、めげずに再チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
この記事で紹介したように、緊張しすぎないための対策をすれば、前より楽しく話せるかもしれません。
ぜひ緊張と上手く付き合いながら、オンライン英会話を活用してください。頑張って続ければ、きっと英会話力アップにつながりますよ。