こういった悩みを持つ方に最適なのが『パタプライングリッシュ』という教材。パタプライングリッシュは独学で取り組むスピーキング特化の音声教材です。
2020年9月に発売して以来、スピーキングに苦手意識を持つ人に人気を呼んでいます。実際、パタプライングリッシュに取り組んで「英語を話すのが苦でなくなった」という人が数え切れないほど出てきています。
今回、筆者は担当者にお話を伺い、スピーキング力アップに必要なことやパタプライングリッシュの特徴など、詳しく教えていただきました。
「オンライン英会話を受けたけど、スピーキング力が伸びなかった......」という人は必見です。
\独学でスピーキング力アップ/
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お話を伺ったパタプライングリッシュ担当者のプロフィール
アメリカではサービス全体の管理・顧客対応を担当している。
パタプライングリッシュの基本情報
サービス名 | パタプライングリッシュ |
料金 | 49,800円(買い切り型) |
受講期間 | 半年〜1年程度 |
サービス内容 | -スピーキング特化の音声教材(独学用) -ビジネスシーンを想定した62レッスン -メールサポート(無制限) -Zoomコンサルティング(1回無料) -無料セミナー |
※2022年12月にパタプライングリッシュ専用アプリがリリースされ、さらに使いやすくなりました。
パタプライングリッシュ7つの特徴
-最初にパタプライングリッシュが、どういうものか教えていただけますか?
(川崎さん)わかりました。以下7つの観点で説明させていただきますね。
ビジネス英語のスピーキングに特化した教材
(川崎さん)パタプライングリッシュは、ビジネス英語のスピーキングに特化した教材です。
スマホやパソコンのブラウザで操作し、音声のみで完結する内容となっています。
-なぜ、ビジネス英語のスピーキングに特化しているのでしょうか?
(川崎さん)スピーキングができるようになると、大きなメリットが得られるからです。
- 物おじせず仕事ができる
- 生涯年収が上がる
- 人間関係が広がる
しかし、現状ではスピーキングに苦手意識を持つ日本人が多いです。仕事ができて優秀なビジネスパーソンが、英語を話せないために海外で活躍できなかったり、グローバルに認められなかったりしています。
これは本当にもったいない。この現状を変えたいという思いで開発されたのがパタプライングリッシュです
具体的には、英語の音声の後に続いて発声するトレーニングを行っていただきます。これを「リピーティング」と呼んでいます。
パタプライングリッシュでは、ビジネスシーンを想定した62の音声レッスンを準備しています。これらのレッスンを受けることで、自然と英語が口からついて出てくるようになるはずです。
パタプライングリッシュは英語の筋トレ
-それは凄いですね。なぜ、パタプライングリッシュに取り組むとスピーキング力が伸びるのでしょうか?
(川崎さん)パタプライングリッシュは、いわば「英語の筋トレ」です。
教科書や参考書を読んで勉強して身につけた知識は「意味記憶」と呼ばれます。一方、スピーキングなど実践で使える知識は「手続き記憶」です。
ここがポイントなのですが、体系的なトレーニングをしないと、意味記憶を手続き記憶に転化することができません。
スポーツや音楽の練習を想像してみてください。
ルールブックを読んだり動画を観たりしても、テニスは上達しませんし、ピアノも弾けるようになりませんよね?
体を動かしてトレーニングをしないと、テニスもピアノもできるようにならないからです。
英語のスピーキングも同じです。スピーキング力を伸ばすトレーニングをしない限り、英語を話せるようにならないんです。
リピーティングがスピーキング力アップに効果的な理由
-なるほど、そうなのですね。なぜリピーティングが良いのでしょうか?
(川崎さん)リピーティングは、一度聞こえた音を自分の頭の中に保持して、そこからセンテンスを出していく作業が必要になります。
実はスピーキングには「センテンスを作る能力」が必須なんです。
ですが、日本語で言いたいことを考えてから英語に翻訳していると、とっさに英語が口から出て来ません。
言いたいことを考える作業と、翻訳作業で脳のメモリ(*)がいっぱいになってしまうためですね。
(*)専門用語で「ワーキングメモリ」と呼びます。
リピーティング練習をすると、瞬時に英語の文章を作るスキルが身につきます。そこからさらに繰り返しのトレーニングをすることで意識せずとも自然と英語が思い浮かぶようになる。だから、英語が口をついて出てくるようになるわけです。
シャドーイングとの違い
-最近、シャドーイング(*)と呼ばれるトレーニングについて聞くことがあります。シャドーイングとリピーティングには、どのような違いがあるのでしょうか?
(*)英語の音声の後に続いて発声するトレーニング
(川崎さん)シャドーイングは耳で聞いた英語をを聞こえた瞬間から追いかけるように繰り返すトレーニングです。英語の音に敏感になるので、リスニング力アップに効果的です。
ただし、単に英語の音を繰り返すだけなので、トレーニング中に考える余裕がありません。
一方、リピーティングはトレーニングをしながら、発話する内容をしっかり考えられます。
- この表現は上司に対して使えるのか? それとも部下に使うのが適切なのか?
- どういうシチュエーションの会話に使えるのか?
こういったことを考えながら練習できるわけです。
だから、自分でセンテンスを作る感覚が身につき、実践で使えるスピーキング力を伸ばせるのです。
瞬間英作文との違い
-なるほど。そのような違いがあるのですね。パタプラと似たトレーニング法に「瞬間英作文(*)」があると思います。瞬間英作文との違いは何かあるのでしょうか?
(*)日本語の例文を見て、瞬時に英訳するトレーニング
大きな違いは2つあります。
- 瞬間英作文は文章を見る必要がありますが、パタプラは音声完結
- 瞬間英作文は日本語→英語ですが、パタプラは英語のまま表現を学ぶ
瞬間英作文も良いトレーニングですが、日本語を英語に訳すので、その習慣が残ってしまい、実践の場でも訳す作業を入れてしまうために英語を話すまでに時間がかかってしまいがち。パタプラは英語のまま表現を学ぶので英語の思考回路が身につきやすいです。
また、パタプラは音声完結なので、忙しい社会人でも隙間時間に取り組みやすいです。
チャンクで練習するのが大事
-なるほど。リピーティング練習にコツはあるのでしょうか?
(川崎さん)そうですね......。
ポイントは「チャンク」と呼ばれるカタマリで練習することです。「チャンク」とは2〜8語の意味を持つカタマリです。
たとえば請求書を発行する時に、請求書という単語は”invoice(インボイス)”となります。
「あれ、「インボイスを発行する」って何て言えばいいんだろう。”make an invoice”かな......」と迷ってしまい、口から英語が出て来なくなってしまうからですね。
ネイティブは、インボイスを発行するとき”issue an invoice”と言います。この”issue an invoice”がチャンクに当たります。
このようにチャンク単位でリピーティングの練習をすることで、ビジネスで使える英語表現が身につくわけです。
計算された復習タイミングで学習内容が定着
-リピーティングの効果はわかりました。ただ、英語を覚えるのが苦手で、すぐに学んだ表現を忘れてしまいそうです......。
(川崎さん)人間の記憶の仕組みから考えても、すぐに忘れてしまうのは当たり前なんです。
ドイツの心理学者エビングハウスの研究結果によると、1時間後には56%も忘れてしまうと言われています。なので、学んだことを忘れるのは当たり前です。
重要なのは復習することです。次の図は復習した時の覚えている割合を表しています。復習すると、覚えている割合を増やすことができます。
とはいえ、毎日復習すれば良いわけではありません。1日後、1週間後、1ヶ月後など適切なタイミングで復習するのが大事なんです。
パタプライングリッシュでは、人間の記憶のメカニズムに基づき、どのタイミングで復習をすれば良いかを計算し、マイページに表示するようにしています。
挫折させない仕組み
-確かに復習をすれば身につきそうです。でも、独学だと飽きて挫折してしまいそうです……。
(川崎さん)英語学習は継続するのが難しいですよね。パタプライングリッシュでは、皆様に学習を継続していただけるようにサポートをしています。
習慣化のコツとして、すでに日々やっている行動とセットでパタプラに取り組むことをおすすめしています。たとえば、電車に乗る時間や駅まで歩く時間を使ってパタプラに取り組むと、習慣になりやすいです。
他にもメルマガでビジネスパーソンが身につけるべきマインドセットを学べたり、Zoomで学習をサポートしたりしています。
さらに無料で参加できるオンラインセミナーも開催しています。パタプラの利用者に登壇してもらい「なぜ、パタプラに取り組んでいるのか?」、「どうやって習慣化しているのか?」などを先輩の立場でお話してもらっています。
このセミナーは「英語学習のモチベーションが上がりました!」、「パタプラの使いこなし方がわかりました!」など好評です。
中上級者向けの教材
-それなら、学習を続けられそうな気がしますね。パタプライングリッシュをやれば、初心者でも簡単に英語を話せるようになるのでしょうか?
(川崎さん)基本的には、英単語や文法の基礎が身についている中上級者におすすめしています。なぜなら、パタプライングリッシュでは、単語や文法の解説は省いているからです。
新しい単語や文法を覚えるのではなく、「知っている英語」を「使える英語」にするためのトレーニングに特化しています。
そのため、単語や文法の細かな説明がなくても内容を理解し、トレーニングに集中できる人に向いています。
具体的には、最低でもTOEIC600点以上、できれば800点以上の方にお勧めです。
もちろん、初心者の方でも基礎的な単語や文法学習と並行して、パタプライングリッシュを受けていただくこともできます。
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パタプライングリッシュの学習内容
-続いて、パタプライングリッシュの具体的な学習内容について教えていただけますか?
ビジネス特化のレッスン
(川崎さん)先ほどお話しましたように、英語の音声を流してリピーティングの練習を行います。音声の後に続いて繰り返す感じです。
ブラウザで動作するのでパソコンでもスマホでもOKです。もちろん、スマホに音声をダウンロードすることもできます。
レッスンごとにテーマが決まっており、いずれもビジネスシーンを想定した表現を学びます。
たとえば「期限を決めて指示を与える」時に使える表現などです。ビジネス特化の表現をリピーティング練習することで、実践で使えるスピーキング力が身につきます。
初回練習用の音声
-レッスンの音声は、どのような内容なのでしょうか?
(川崎さん)1つのレッスンに2種類の音声がついています。初回練習用の音声と復習用の音声です。
まず、初回練習用の音声について説明しますね。
初回練習用の音声はだいたい15分くらい、リピーティング練習に加えて英語表現のニュアンスを解説します。なぜなら、ビジネスのTPO(時、場所、機会)に合わせた表現を使わないと相手に誤解されてしまうことがあるからです。
たとえば、次のような感じです。
- 仕事で指示やお願いをするとき。相手がお客さんの場合と部下の場合で、使う表現が違う
- 「可能性」を表現するとき。80%くらい確かな時と40%くらいの確かさの時で、使う表現が違う
- 相手の意見に賛成するとき。完全に賛成な場合と、一部だけ賛成な場合で、使う表現が違う
このように、ビジネスのさまざまなシーンで使いこなせるように、解説をしています。
この解説を聞いた後で、リピーティングの練習を行います。
リピーティング練習は3ステップ
リピーティングの練習は次の3ステップで行います。
- チャンクを口に出して練習する
- チャンクを使った文章を作る
- 応用練習
次の動画も参考にしてみてください。2分程度の動画で、パタプラのトレーニング内容がイメージできますよ。
復習用の音声
-復習用の音声は、どのような内容なのでしょうか?
(川崎さん) 復習用の音声には解説音声が付いていません。
効率的に復習できるように、チャンクのリピーティング練習のみで、時間も10分程度と短くなっています。
復習は、間隔をあけながら9回程度繰り返すと効果的です。
「いつ、どのレッスンを復習したら良いのか?」が、マイページに表示されるので、案内にしたがってレッスンをこなしていただければOKです。
パタプライングリッシュ受講生の成果
-次に、パタプライングリッシュを受けられた受講生の変化について教えていただけますか?
(川崎さん)本当に多くの方から「英語のスピーキング力が伸びた」という声をいただいています。ここでは、代表的なものを紹介しますね。
英語を話すストレスが減った
(川崎さん)まず「英語を話すストレスが減った」という声をよく聞きます。
以前は、いざ発言しようと思っても、英語が頭に浮かんでこず言葉に詰まっていたようです。
パタプラでチャンク単位のリピーティング練習をしたことで、表現の幅が広がり、英語のセンテンスが自然と口から出てくるようになった。その結果、英語を話すストレスが減ったと言われる方は多いですね。
自信がついた
(川崎さん)他にも、「英語に対する自信がついた」との声をいただきました。
- これだけトレーニングをしているので大丈夫
- 日本語→英語に翻訳しなくてよい
- チャンクをつなぎ合わせて会話をすればOK
トレーニングを続けことで「どんな場面でも、どうにかなるだろう」と自分を信じられるようになったとのお話です。
会議の準備が楽になった
(川崎さん)「英語の話出しが早くなった」という方もいらっしゃいますね。
以前は、英語の会議があるとスクリプト(原稿)を作成して、読み上げていたので、準備に時間がかかり英語の会議が憂鬱だったそうです。
ですが、パタプラでトレーニングを積んだ後は、「とりあえず、この表現を使っておけば良いだろう」というフレーズが負荷なく口から出てくるようになってきた。
今ではスクリプトも、ほとんど準備しなくても大丈夫になっているそうです。
受講生がセミナーで体験談を話してくれる
-みなさん、パタプラに取り組まれてスピーキング力を伸ばされているのですね。
(川崎さん)はい、そうですね。
ただ、パタプライングリッシュは「英語の筋トレ」なので努力しないと成果は出ません。
教材を購入するだけでなく、きちんと取り組んでいただく必要があります。
実際、パタプラを購入いただいた方の多くは、ちゃんと使っていただいています。これまでに独力で英語学習を頑張ってこられた方が多いので「ラクをして英語力を伸ばせる方法はない」ということがわかっているのだと思います。
たしかにラクではありませんが、パタプラにしっかり取り組んでいただき、スピーキング力をグンと伸ばされた方は本当に多いですね。
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パタプライングリッシュと英語教材の比較
パタプライングリッシュ | オンライン英会話(ビジネス英語特化) | 英語コーチングスクール | |
料金 | 4.98万円 | 約15.8万円 (1年間受講時) | 約132万円 (1年間受講時) |
月額料金 | 0.415万円 (1年間受講時) | 約1.32万円 | 約11万円 |
レッスン予約 | 不要 | 必要 | 必要 |
学習スタイル | 1人で練習 | 対人 | 対人 |
内容 | スピーキング特化のトレーニング | 英会話レッスン | 予習復習(自習)、英会話レッスン |
パタプラはオンライン英会話や英語コーチングよりリーズナブルですし、レッスン予約も不要なので隙間時間にサッと取り組めます。
1人でトレーニングをするのでモチベーションが維持できるか心配になる人もいるかもしれません。
しかし、Zoomでの学習コンサル(1回無料)、無料メールサポート(無制限)、無料セミナーなどサポートがしっかりしているので、安心です。
パタプライングリッシュがおすすめな人
- TOEIC600点以上あるのに英語を話せない
- ビジネス英語を身につけて活躍したい
- 英会話スクールやオンライン英会話を受けたのに、スピーキング力が伸びなかった
「英語の基礎知識はあるけどスピーキングが苦手」という方に特におすすめです。
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まとめ
この記事では、スピーキング特化の教材『パタプライングリッシュ』の担当者にお話を伺った内容を紹介しました。
いくら英語表現をたくさん知っていても、繰り返し練習して「使える英語」に変えていかない限り、ビジネスの実践で英語を使いこなせません。
パタプラは、確かにラクな学習ではありませんが、しっかり取り組めばスピーキング力をグンと伸ばす力のある教材です。
特に「TOEICスコアは高いけど英語を話すのが苦手......」という場合は、検討してみてください。
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