働きながらMBAを取得する方法【勉強時間と5つの工夫】~社会人必見~

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「MBA取得にはどのくらいの勉強時間が必要なのか?」

「働きながらMBA取得を考えているが、勉強時間を確保できるか心配」

「MBAの学習と仕事や家庭の両立ができるか不安」

この記事は、このような悩みを持つ人に向けて書いています。

 

私は働きながらBOND-BBT MBA大学院を卒業しました。オンラインがメインのMBAコースです。

このときの経験から、社会人が働きながらMBAを取得するのに必要な勉強時間や、時間マネジメントの工夫をお伝えします。

この記事でわかること
  • 働きながらMBAを取るには、毎週20~30時間の勉強を2年間続ける
  • 勉強を継続するための時間マネジメント5つの工夫
  • 働きながらMBAを目指すからこそ、仕事のアウトプットは落とさない
  • 入学前に家族の理解を得ることが重要

    社会人が働きながらMBA取得するのに必要な勉強時間

    毎週20時間の勉強を続けた

    私は2.5年でMBAコースを卒業しました。

    科目履修状況により学習時間に差はありますが、平均すると毎週20時間程度の学習を継続しました。

    私だけでなく、同級生の話を聞くと大抵は毎週20時間程度の学習をしているとのことでした。

    毎週20時間とすると、1日平均3時間近勉強をしていることになります。

    なぜ、こんなに勉強するのか? どのように時間を捻出したのか? と疑問に思われる方もいるかと思います。

    以下で順に解説していきます。

    まず、毎週どのような学習をしていたのか説明します。

     

    毎週の学習時間の内訳

    MBA在学中、平均して常に2科目を同時受講していました。

    2~2.5年で卒業するペースです。

    2科目で週20時間なので、1科目あたり毎週10時間の学習をしていたことになります。

    具体的には下に示す表の内訳です。

    一週間の学習時間の内訳の例

    講義動画の視聴

    私が取得したMBAはオンラインコースであったため、講義は動画配信されました。

    1科目あたり10~20時間程度の講義動画が配信されます。講義の視聴に1科目あたり週4時間、2科目合わせて8時間程度を充てました。

    1科目を2ヵ月で履修するペースです。

    動画を一度見るだけでは理解できないことがあるので、動画を1.5倍~2倍速で繰り返し視聴しました。

    通学型のMBAで対面講義を受ける、動画を1倍速で見る場合は、講義受講の時間が増えることになります。

     

    オンライン掲示板への投稿

    毎週、講義内容に関連する課題が出されました。

    たとえばマーケティングの場合。

    「●●社が自社ブランドで、新事業を展開していることのメリット、デメリットを論ぜよ」

    などです。

     

    そして、課題内容に対する自分の考えをオンライン掲示板に投稿します。

    また、他の受講生の投稿内容に対してコメントをつけ、議論することで理解を深めます。

    オンライン掲示板への毎週の投稿も、単位を取るための要件の一つでした。

    そのため、毎週4~6時間程度を費やしました。

     

    グループワーク

    個人課題とは別にグループワークでのレポート提出も、単位取得の必要要件でした。

    グループワークとは、受講生同士で4~5人程度のグループを作り、課題に対するレポートを作成するものです。

    グループメンバーは住んでいる地域が異なります。場合によっては顔を会わせたことがない人もいます。

    そのため、基本的にはすべてオンラインでワークを進めました。

    最初にオンラインミーティングで取り組む課題の内容、分担、マイルストンを決めます。ミーティングにはスカイプを活用しました。

    その後は各個人の分担を進め、定期的に(週1回程度)オンラインミーティングを行います。

    これらの作業に毎週2~4時間程度使いました。

     

    レポート作成

    科目によっては個人課題のレポートがあるものがあります(レポートの代わりに期末テストがある科目もあります)。

    科目によっては、5000文字~10000文字のレポートを書きました。英語で作成したレポートもあります。

    レポート作成、期末テストなどに週2~4時間程度を使いました。

     

    講義の視聴・教科書のインプット、オンライン掲示板への投稿、グループワーク、レポート作成を合わせて、平均して週20時間程度をMBAの学習に充てていました。

     

    学習内容とタイムスケジュール

    私がMBAを受講していた頃、仕事もそれなりに忙しい時期でした。

    時期によりますが、平均すると残業時間は月60~80時間程度。

    以下に、代表的な一週間のタイムスケジュールを示します。

     

    平日は夜に2時間程度を学習に充て、土日は5~6時間の勉強時間を確保しました。

    もちろん、MBA在学期間中ずっと勉強していたわけではなく、遊びに行くこともありましたし、家でのんびりしていたこともあります。

    しかし、できる限り勉強を優先する生活を送りました。

     

    忙しい社会人がMBAを取得する、時間マネジメント5つポイント

     

    ここまで見てきたように、忙しい社会人が、働きながらMBAを受講するのは簡単ではありません。

    学習時間を捻出するため、時間マネジメントが重要なります。

     

    時間マネジメント5つのポイント
    1. 最初にMBA学習の全体スケジュールを立てる
    2. 各科目の最初に、課題の全体像を把握する
    3. 自信過剰バイアスを自覚し、見積もった時間の1.5倍かかると予想する
    4. 学習を生活に取り込み習慣化する
    5. 道具に投資をして時間を有効活用する

     

    最初にMBA学習の全体スケジュールを立てる

    MBA入学を決めたら、最初に卒業までの全体スケジュールを立てます。

    なぜなら科目によっては、事前に履修が必要な科目が設定されていることがあるからです。

    たとえば、「ベンチャー投資」の科目を受講するには、「統計学」「会計」「ミクロ経済学」の単位を事前に取得しておく必要がありました。

    そのため、どのタイミングでどの科目を受講するかを事前に計画しておきました。

    エクセルなどを使い、卒業までの大まかなスケジュールを作っておくとよいでしょう。

     

    各科目の最初にも、課題の全体像を把握し学習時間を見積もる

    科目履修を申し込んだら、はじめに履修案内をよく読み、学ぶ内容の全体像を理解しました。

    その後の学習を効率的に進めるためです。

    なぜなら「最初に全体像を把握し、その後で詳細を学ぶ」ことが効率的な学習法の原則だからです。

    たとえば、新しい仕事を覚えるとき。五月雨式に細かい作業を教えられていたら、なかなか仕事を覚えられないでしょう。

    反対に、最初に仕事の目的や全体像を教えてもらい、その上で細かい作業の進め方を学ぶと、効率的に仕事を覚えられます。

     

    また、ビジネス書を読むとき。

    いきなり冒頭順に熟読していくと、一冊を読むのに膨大な時間がかかってしまいます。

    その上、記憶にも定着しづらいです。

    一冊の本から、短時間で最大限のインプットをするには以下のように読みます。

     

    短時間でインプットする方法
    1. その本を読む目的を明確にする
    2. 目次をよく読み、どのような内容が書かれているか、目的に合致しているかを判断する
    3. 全体をパラパラと見て、どのあたりのページに、どんな内容が書いてあるかを把握する
    4. 気になる箇所を細かく読む
    5. 本から学んだ内容をアウトプットする

     

    このような読み方をすることで、短時間で得たい情報をインプットすることができます(もちろん小説など楽しみで読む本は、効率など気にせず冒頭から読みます)。

     

     

    MBAの学習も同様です。

    最初に科目で学ぶ内容の全体像を確認します。

    「科目で学ぶ内容」と「単位を取るために必要な課題」の観点です。

    たとえば、マーケティングの科目の場合。

    ●科目で学ぶ内容

    • マーケティングの基礎的な概念、フレームワークを学ぶ
    • マーケティング戦略を立てられるようになる

     

    ●単位を取るために必要な課題

    • 期末試験 50点
    • オンライン掲示板への投稿(週2回) 20点
    • グループワーク 30点

     

    この場合、マーケティングのフレームワークに関する内容、それを使いこなして戦略を立てる考え方を中心に学びます。

    また、単位を取得するために必要な点数の配分に目安をつけます。たとえば期末試験で7割、オンライン掲示板への投稿では7割、グループワークでは6割を目指します。

    これらの情報は、科目案内などに書かれているため熟読します。

    もし、身近に科目を履修し単位を取った先輩がいれば、上記内容に加えて、単位を取るためのポイントを聞いておくとよいでしょう。

     

    自信過剰バイアスを自覚し、見積もった時間の1.5倍かかると予想する

    上述のように、科目で学ぶ内容と単位を取るために必要な課題を抽出しました。

    その後、必要な学習時間を見積もります。

    たとえば、オンライン掲示板の投稿に週3時間、講義視聴に週3時間、グループワーク課題に週2時間、などです。

    1科目は2ヵ月程度でしたので、大まかな学習スケジュールをたてました。

     

    ここで一点注意することがあります。

    大抵の場合、課題取り組みに必要な時間の見積りは、実際にかかる時間より短くなることです。

    なぜなら、人は自分の実力を過大評価しがちだからです。

    これは自信過剰バイアスと呼ばれます。特に初学者は、予測時間と実際にかかる時間のギャップが大きいです。

     

    たとえば、実際にはレポート作成に15時間かかるのに、事前の見積もりでは10時間でできると思ってしまいます

    そのため、最初に見積もった学習時間は自信過剰バイアスの影響を受けていると考えた方がよいでしょう。

    私は、最初に見積もった学習時間に1.5倍をかけてスケジュールを立てました

    何科目かこなすうちに、実際の作業時間を精度よく見積もれるようになるため、実態に合わせていくとよいでしょう。

     

    学習を生活に取り込み習慣化する

    MBAを受講しはじめたとき、モチベーションが高く気合を入れて勉強に取り組む人もいます。

    しかし、大抵は1か月もすると燃え尽きてしまいます。

    意志力を使ってやる気を奮い立たせても、モチベーションは長続きしないからです。

    MBAの学習は最低2年間続けることになります。

    学習を生活に取り込み習慣化する方が長続きします。短距離走ではなくマラソンのイメージです。

    習慣化のポイントは2つあります。

     

    決まった時間に決まったことをする

    一週間の中で、決まった時間に決まった勉強をすることを習慣にします。

    たとえば、通勤の電車内では講義動画を見る、家に帰ったらオンライン掲示板を開く、などです。

    風呂からあがった後に歯を磨くのを習慣にするのと同じです。

    決まった時間に決まった勉強をする習慣を作ることで、「今日は何をやろうかな?」と悩むことがなくなります。

     

    学習の中に楽しみを見つける

    モチベーション理論によると、アメとムチによる外発的動機は長続きしない一方、自分が「やりたい!」と思う内発的動機は長続きすることが分かっています。

    そのためMBAの学習にも楽しみを見つけると学習習慣を継続しやすくなります。

    私の場合は、新しいことを知るのが快感でした。ストレングスファインダーでも「学習欲」が最も強い資質です。

    そのため、知的好奇心が満たされることが楽しみであり、学習を継続できました。

    人によっては、同級生と交流することを楽しみにすることもありますし、学んだことを同僚や家族に伝えるのを楽しみにしていた同級生もいました。

    MBAの学習は長期戦になるので、自分が楽しいと思えることを見つけるとよいでしょう。

     

    道具に投資をして時間を有効活用する

    忙しい社会人がMBAの学習を続けるには、道具に投資して時間を有効活用することが必須です。

    なぜなら、道具に多少のお金をかけても、得られる効果が大きいからです。

    たとえば、スマホで講義動画を見られるようにする、モバイルPCでレポートなど課題を進められるようにすることです。

    通勤時間や外出先でも学習を進められるようになります。

    私はMBA受講中、外出先でも課題を進めるためにレッツノートを購入しました。

    確かに価格は高いですが、軽くて高性能のため、ストレスなくPC作業を進められました。

    また、MBAで使う教科書を裁断し、取り扱いやすくしました。

    具体的にはマーケティングの教科書の「コトラー&ケラーのマーケティングマネジメント」です。

    なぜなら1000ページにわたる厚さで、本を開くだけで筋トレのように疲れを感じ、本を読むのが嫌になってしまったからです。

    3つに分割することで、重さも軽くなり、教科書を読む抵抗感がなくなりました。

    このように、道具に投資し学習しやすい環境を整えることは、働きながらMBAを取るときに重要なポイントとなります。

     

    働きながらMBAを学ぶときの鉄則

    仕事のアウトプットは落とさない

    働きながらMBAの勉強をしていると、仕事のクオリティが下がったり手を抜きたくなったりすることがあります。

    しかし、仕事のアウトプットを落とさないよう意識しました。

    なぜなら働きながらMBAを取る目的は、仕事で成果を出すことだったからです。

    MBAを卒業した今だからこそわかりますが、MBAの肩書に価値はありません

     

    学んだことをいかに仕事で実践し結果につなげるかが、ポイントです。

    これは現職で昇進を目指すときも、転職するときも同じです。

    厳しい言い方ですが、「MBAの勉強で大変だから、仕事は手を抜く」という甘えがある人は、結局仕事の成果につなげられずMBAが宝の持ち腐れになってしまいます。

    MBAを受講しながら、仕事のアウトプットを維持するには、生産性を高めることが必要です。

    生産性とは、「アウトプット÷投下時間」であるため、短い時間で成果を出す働き方にシフトしていきます。

    具体的には、以下のマインドセットです。

    ・仕事の大目的から考え判断につながらない不要なことはやらない

    ・いま自分が解決しなくてはいけない、一番大切なことは何か? を常に問いかける

    このように仕事の生産性を高め、アウトプットを落とさない工夫をします。

     

    家族の理解を得る

    家族がいる人は、MBA入学前に家族の理解を得ることが大切です。

    なぜなら2年間は勉強漬けの日々が続くので、理解を得ていないと家族の不満がたまってしまうからです。

    同級生に、家族に詳しい説明をしないままMBAに入学した人がいました。

    しかし、数か月すると家族の不満がたまり、勉強時間の確保に苦労していました。

    その後、家族にきちんと説明して理解を得られたため、MBAの学習を再開できていましたが、最初から理解を得ておくに越したことはありません。

     

    まとめ|忙しい社会人が働きながらMBAを目指すには、時間マネジメントを工夫する

    この記事では、働きながらMBAを取得するのに必要な勉強時間と、仕事と両立するための時間マネジメントのポイントと鉄則を説明してきました。

    たしかに、忙しい社会人がMBAと仕事を両立するのは簡単ではありません。

    しかし、ここで紹介してきた時間マネジメントの工夫を取り入れれば、何とかすることができます。

    もし不安に感じるのであれば、MBA入学の前に毎週20時間の勉強を続けられそうか試してみるとよいでしょう。

     

    その場合、MBA関連の本を読む、関連する動画コンテンツで学習する方法があります。

    たとえば、「グロービス学び放題 」の動画を見てみるのもよい選択です。

     

    株式会社グロービスが提供する、ビジネススキルに関する動画コンテンツサービスです。

    2,000本以上の動画、200コースが見放題で、月額1,500円(年間プランの場合)。ビジネス書1冊の価格で利用できます。スマホでも視聴可能ですので、スキマ時間を活用して学習を進めることができます。

    気になる方は7日の無料体験をしてみることをオススメします。

     

    ⇒【無料の7日間トライアル】グロービス学び放題

     

     

     

    MBAに関しては、以下の記事も参考にしてみてください。

    カテゴリー
    異文化理解の本質がわかる!無料メール講座

    これからの時代、「異文化理解力」は「英語力」以上に重要になっていきます。

    なぜなら、自動翻訳ツールなどテクノロジーの進化のおかげで外国人とコミュニケーションをする機会が増えるからです。

     

    これまでは、言語が壁になっていましたが、今後は言語の壁がどんどん薄くなっていきます。

    そのときに重要になるのが「異文化理解力」です。

     

    なまじ外国人とコミュニケーションが取れてしまうので、異文化のギャップが浮き彫りになります。

     

     

    異文化理解力が身に付いていないと、

    • 知らぬうちに相手に失礼なことをして、信頼を失ってしまう
    • 相手の対応にイライラしてしまう

      といったことになりかねません。

       

       海外で暮らしても異文化理解力は身につかない

      とはいえ、異文化理解力を身につけるのは簡単ではありません。

       

      • 海外で暮らす
      • 「異文化理解」に関する書籍や記事を読む
      • ビジネススクールで「異文化理解」の講義を受ける
      • 「アメリカ人は●●、日本人は▲▲」といった豆知識を調べる

      残念ながら、こういったやり方では異文化理解力の本質はわかりません。

       

       

      今回、『たった3通で異文化理解の本質がわかる無料メール講座』をお届けします。

       ぜひ、このメール講座で異文化理解の本質を学んでくださいね。

       

       

       

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