
「英語がペラペラになると、どんな良いことがあるの?」
「留学なし、30代でも英語ペラペラになれるの?」
「どんな勉強をしたらよいの? 独学でもよいの?」
この記事は、こんな悩みを持つ方に向けて書いています。
私は留学経験のない30代です。
こんな私が3ヵ月の間、英語のトレーニングをしました。独学で出来るトレーニングです。
その結果、会社の同僚から「英語ペラペラですね!」と言われるようになりました。「100人いる部署の中で、一番英語を話せる」ともほめられました。
この記事では、私の経験も踏まえては以下について説明します。
- そもそも英語がペラペラとは? ビジネスパーソンが目指すべき英語ペラペラの姿
- 英語がペラペラになって得られた5つのメリット
- 留学なし、30代が3ヵ月で英語ペラペラになった勉強法
この記事の目次
英語がペラペラとは? ビジネス英語ができるレベルを目指す
最初に英語ペラペラとはどのような状態か? 特にビジネスの場にフォーカスして解説します。
要点1|ネイティブレベルは目指さなくてよい
要点2|30代ビジネスパーソンは、「周りから見てペラペラなレベル」を目指す
30代ビジネスパーソンが、ネイティブレベルの英語ペラペラを目指さなくてよい5つの理由
「英語がペラペラ」と聞くと、ネイティブレベルの英語力を想像する方も多いかと思います。
しかし、30代のビジネスパーソンはネイティブレベルの英語を目指さなくても構いません。
理由は5つあります。
理由1|発音はネイティブレベルにはならないから
理由2|どんなに頑張っても、英語を使うときの脳の動きもネイティブと同じにはならないから
理由3|世界のビジネスパーソンは、英語が母国語でない人が大半だから
理由4|英語圏の文化的背景を理解するのに膨大な時間がかかるから
理由5|コンテンツ×英語で勝負すればよいから
以下で詳細に説明します。
発音はネイティブレベルにはならないから
残念ながら、日本語環境で育ったわれわれ日本人はネイティブレベルの英語力は身に着きません。
なぜなら、発音に使う舌の動きをつかさどる脳の構造や、英語を使うときの脳の働きは幼少期に決まってしまうからです。
日本語が非常に流暢な外国人を想像してみて下さい。おそらく5分程度話をする限りでは、日本語ネイティブではないと気づかないと思います。ですが、数時間話をするうちに、どことなく違和感を覚えるはずです。なぜなら、発音やイントネーションが微妙に日本人と異なるからです。
英語の場合も同じです。「ほぼ」ネイティブ並みの発音を身に着ける日本人はいますが、完璧に習得するのは困難です。
英語を使うときの脳の動きも、ネイティブと同じにはならない
また、英語を使うときの脳の使い方はネイティブと同じにはなりません。
なぜなら、言語を操る脳の回路はある程度、幼少期にきまってしまうからです。
たとえば以下の実験があります。
以下の3パターンの人が、英語を使うときの脳の働きを調べた研究です。いずれの人も、はたから見ると英語ペラペラです。
b) 両親とも日本人で、英語圏で生まれ育った人
c) 日本で生まれ、3歳~小学生を海外で過ごした人
しかしながら、脳の働きはa)~c)の人で違っていました。
英語ネイティブの人は、英語を使うとき言語を操る「左脳」が活性化します。同様に、a)の人は英語を使うとき「左脳」を使っていました。ネイティブと同じ脳の働きです。
しかし、b)の人は「左脳」だけでなく、一部「右脳」も活性化していました。つまり、「左脳」だけでは英語を処理できず、「右脳」の助けを借りていたのです。
さらに、c)の人は「左脳」と「右脳」がフルで働いていました。脳をフル回転して英語を処理している状態です。
英語ネイティブの人は、ほぼ「自動的に」英語を処理して、話の内容に集中しています。
しかし、一見英語ペラペラに見えるb)やc)の人は、英語の処理を完全に自動化できておらず、話の内容に完全には集中できていないということです。
本人にインタビューをしても「英語を使う方が、日本語よりも楽」と回答しているため、本人は無自覚でも脳の使い方が違っています。
これらの結果から、ネイティブと同じ英語処理能力を身に着けるには、幼少期から英語で過ごす環境にいる必要があることがわかります。つまり、30代の日本人がネイティブと同じレベルで英語を処理できるようにはならないということです。
ここまで説明してきたように、30代の日本人ビジネスパーソンがネイティブと同じレベルで英語を使えるようにはなりません。
そして、以下で説明するようにネイティブレベルを目指す必要はありません。
世界のビジネスパーソンは、英語が母国語でない人が大半だから
いま、世界の公用語は英語と言われています。実際、英語を話す人口は約17.5億人です。全世界の人口が70億人なので、100人のうち25人が英語を話していることになります。
一方で、アメリカやイギリスなど英語が母国語(ネイティブ)の人口は3.9億人。つまり英語を話す100人のうち77人はノンネイティブです。
実際、ビジネスの場でも英語ネイティブでない人が多いです。
私はシリコンバレーの企業と一緒にすることがありますが、8割くらいは中国やインドなどアジア出身の方です。当然、英語で仕事をしますが、ネイティブではありません。
このように、大半の英語スピーカーはノンネイティブなので、ネイティブレベルの英語力を目指す必要はありません。
英語圏の文化的背景を理解するには膨大な時間がかかるから
ネイティブレベルで英語を使いこなすには、英語力だけでなく文化的背景を理解する必要があります。ヨーロッパ、アメリカの歴史、キリスト教などの知識です。
なぜなら、会話の中で文化的背景を踏まえた比喩やジョークが出てくるからです。ネイティブレベルで会話をするには、文化的背景を理解していないとついていけません。
しかし、これらの知識を得るのには膨大な時間がかかります。私たちビジネスパーソンは、歴史や宗教の専門家になるわけではないので、そこまで深い知識を得る必要はありません。
それよりも、異文化理解の重要性 ~グローバルにビジネスをしたい人必見~の記事に書いたように、異文化を受け入れる視点(異文化理解力)を身に着ける方が大事です。
コンテンツ×英語で勝負すればよいから
私たちビジネスパーソンは、通訳などの英語の専門家になるわけではありません。一人一人、なんらかのビジネスの専門性を持っているはずです。
そのため、コンテンツ(専門性)×英語で勝負すればよいのです。
つまり、あくまで重要なのはコンテンツです。自分の専門性をグローバルな舞台で最大限に発揮するために、英語力をみにつけるという考え方です。
ビジネスでコミュニケーションをとる上で、お互いにストレスを感じないレベルの英語力を目指すのがよいでしょう。
30代ビジネスパーソンは、周りから見て英語ペラペラなレベルを目指す
では30代ビジネスパーソンは、どのレベルを目指せばよいのでしょうか?
それは、「周りから見てペラペラ」なレベルです。
周りから見てペラペラなレベルになると、海外のビジネスパートナーとも英語でコミュニケーションができます。
実際、私もネイティブレベルとは程遠いですが、同僚からは「英語がペラペラですね」と言われます。海外の方とビジネスをするには、周りから見てペラペラに見えるレベルで十分です。
では、「周りから見て英語がペラペラ」なレベルとは具体的にどのようなものなのでしょうか?
以下で、その基準を説明します。
- 英語でプレゼンテーションができる
- 英語でビジネスの議論や交渉ができる
- TOEICで最低800点とれる
英語でプレゼンテーションができる
あなたの周りに英語がペラペラの同僚がいたら、その人のことを想像してみて下さい。きっと、英語でプレゼンテーションができるはずです。
ビジネスの場ではプレゼンを行う機会は多いです。
自社の製品紹介、プロジェクトの進捗報告などです。
実際には英語でプレゼンをするのに役立つ「型」やフレーズがあります。型やフレーズを覚えて練習すれば、わりと簡単にできるようになります。
以下の記事にくわしく書いたので、英語プレゼンのやり方を知りたい方は参考にどうぞ。
ご参考:英語プレゼンの極意! 役立つフレーズとスライド例~始め方から最後まで~
英語でビジネスの議論や交渉ができる
英語でビジネスの議論や交渉ができることは、英語ペラペラの大事な基準です。
議論や交渉をするには、相手が言ったことを理解し、自分が主張したいことを瞬時に英語で話す必要があるからです。
たとえば英語でミーティングをするとき。
あんたの同僚が日本語で議論をするのと同様に、英語で議論をしていたらどうみえるでしょうか? 「ああ、この人は英語がペラペラだ」と思うはずです。
英語で議論や交渉をするのは、プレゼンをするよりもむずかしいです。なぜなら、プレゼンは自分が話すだけで良いのに対し、議論や交渉は相手とリアルタイムにコミュニケーションをとる必要があるからです。
しかし、正しくトレーニングを積めば英語で議論や交渉ができるようになります。
英語で議論するコツを以下の記事にまとめました。
ご参考:英語ディスカッションの6つのコツ おすすめの教材やスクールも紹介
TOEICで最低800点とれる
英語でプレゼンや議論をこなすには、英語の基礎力が必要です。
スポーツをするために、基礎体力をつける必要があるのと同じです。
基準となる英語力はTOEICで800点です。
TOEIC800点をとれれば、基礎的な文法力や単語力が身に着いていると言えます。
反対にTOEICで800点をとれない場合は、英語の基礎力が足りません。
基礎力をつけずに、プレゼンやディスカッションのテクニックを身に着けるだけでは、英語をペラペラに使いこなすようになるのは難しいでしょう。TOEICには賛否両論がありますが、800点をとれるレベルを目指すべきです。
TOEICの点数を伸ばす方法は以下の記事を参考にしてみて下さい。
ご参考:TOEIC点数が上がらない原因と、おすすめ教材とスクール【図で解説】
ここまで、30代のビジネスパーソンが目指すべき「英語ペラペラ」のレベルを解説してきました。
では、英語がペラペラになると、どんなメリットがあるのでしょうか?
英語がペラペラになって得られた4つのメリット
メリット1|同僚から一目置かれる
メリット2|社内で海外顧客の仕事がもらえた
メリット3|転職市場でも価値が高まった
メリット4|「やればできる」と自己効力感が高まった
メリット1|同僚から一目置かれる
英語がペラペラになると、同僚から一目置かれるようになります。
実際、私も海外の顧客と英語でディスカッションをしています。その姿を同僚が見て、「すごいですね!」、「英語がペラペラですね!」とほめられることがあります。
また、他部署の方からは、「100人いる部署の同僚の中で、一番英語が上手い」と言われました。
このように、英語がペラペラになって同僚から一目置かれるようになりました。
メリット2|社内で海外顧客の仕事がもらえた
英語がペラペラになった結果、海外顧客案件の仕事をもらえました。
多くの場合、海外顧客の仕事は重要なものが多いです。
そのため、この仕事で結果を出すと、大きな成果につながります。
実際、私も担当させてもらった仕事で成果を出した結果、社内で認められ昇進に繋がりました。
メリット3|転職市場でも価値が高まった
転職市場でも価値が高まります。
私が転職を検討したとき、複数の転職エージェントに話を聞きました。
そのときに転職エージェントは口をそろえて以下のように言っていました。
「専門性があって、英語ができる人が本当に少ない」
私は英語が話せて、専門性があることが認められて、外資系企業を紹介されました。
結局、私は転職をしませんでしたが、紹介されたのは年収1,000万円以上の案件ばかりでした。
メリット4|「やればできる」と自己効力感が高まった
以前の私は、英語を話せないことがコンプレックスでした。
英会話スクールに通ったり、ネイティブ講師からマンツーマンレッスンを受けたりしても一向に話せるようにならない。
自分には、英語をペラペラと話せるようになるのは無理だと感じていました。
しかし、次の章で紹介する英語学習を実践した結果、同僚から「英語ペラペラ」と言われるレベルにまでなりました。
正しい学習をすれば、自分でも英語を話せるようになるのだと実感。なにごとも「やればできる」という自己効力感が高まります。
この感覚は、英語に限らず他のことにチャレンジするときにも重要だと感じています。
留学経験なしの30代が3ヵ月で英語ペラペラになった勉強法|4つのポイント
次に留学経験なしで30代の私が、3ヵ月で英語がペラペラになった勉強法を紹介します。
ポイント1|1日2~3時間を3ヵ月続ける
ポイント2|リスニングスキルを3つに分解して対策 ①音声認識、②意味理解、③スピードアップ
ポイント3|スピーキングスキルも3つに分解して対策 ①概念化、②文章化、③音声化(流暢さ)
ポイント4|プロのサポートは英語ペラペラへの近道【フィードバックの魔力】
勉強法1|1日2~3時間の英語学習を3ヵ月続ける
留学なしの30代が、英語ペラペラを目指すには、まとまった英語学習時間を確保することが必要です。
具体的には1日2~3時間を2~3ヵ月です。
なぜなら、英語を上達するにはどうしても時間をかける必要があるからです。
英語習得には1000時間必要?【コツコツより短期集中がよい理由】に書いたように、1日10分を継続しても、ペラペラにはなりません。
そのため、1日2~3時間の英語勉強を2~3ヵ月続けました。
勉強法2|リスニングスキルを3つに分解 ①音声知覚、②意味理解、③スピードアップ
英語ペラペラになるには、相手が言うことを正確に聞き取れるリスニング力が必要です。
「リスニング力」は以下の3つに分解でき、それぞれに対するトレーニングをすると効果的です。
② 意味理解
③ スピードアップ
① 音声知覚とは、英語の音を聞き取る力です。
たとえば、”him”は「ヒム」ではなく「ィム」と発声します。このように、カタカナ英語ではなく実際にネイティブが発音する音を聞き取れるようになることが、リスニング力を上げる第一歩です。
音声知覚を鍛えるには、「シャドーイング」と呼ばれるトレーニングが有効です。後でくわしく説明します。
② 意味理解とは、文字通り聞き取った英語の意味を理解する力です。
英単語や英文法の学習が効果的です。
③ ゆっくりと話す英語は聞き取れても、ネイティブスピードの英語が聞き取れない人は多いです。
この場合、「多読」と呼ばれるトレーニングで、英語インプットのスピードを上げるのがポイント。
このように、「リスニング力」を3つのスキルに分解し、それぞれの力を鍛える学習をします。
以下に、具体的な学習法を紹介します。
シャドーイングで音声認識スキルを上げる
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら後について発声するトレーニングです。
音声の後に「影」のようについて発声するので「シャドーイング(shadowing)」と呼びます。
シャドーイングをすると音声認識スキルが向上します。
なぜなら、英語の音声をマネするには、英語の音の繋がりを意識しないとできないからです。
自分で”him”を「ィム」と発声するトレーニングを繰り返すと、次第に英語特有の音を聞き取れるようになります。
シャドーイングに使う音声でおすすめなのは”TED”です。著名なスピーカーが専門分野のスピーチをした動画を無料で見ることができます。動画、音声とスクリプト(原稿)がセットで公開されているものを教材に選ぶとよいでしょう。
私はアンジェラ・ダックワースの”Grit”を教材に使いました。
シャドーイングのやり方や効果について、より詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみて下さい。
ご参考:英語シャドーイングの効果とやり方【英会話が上達するコツを伝授】
英単語帳で意味理解をきたえる
英単語の語彙数が少ないと、聞き取った音声の意味を理解することができません。
そのため、英単語を覚える学習を進めます。短期間で語彙数を伸ばすには、英単語帳を使うのが最も効果的。
私はアルク社の「キクタン」シリーズを使いました(キクタンTOEIC 800、キクタンTOEIC 990
)。あなたの語彙数に合わせた単語帳を選んでみて下さい。
ポイントは、単語帳をパラパラ見て半分くらい知っているものを選ぶことです。なぜなら、知っている単語が多すぎると効果が薄く、少なすぎると覚えるのが辛くて続かなくなるからです。
英単語の覚え方のコツを詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみて下さい。
ご参考:英単語を覚えられない原因と勉強法6つのコツ【脳をだませ!】
※脳と記憶のメカニズムを元に詳細に解説しました。
多読で英語インプットのスピードアップ
ゆっくりとした英語なら聞き取れても、ネイティブスピードの英語を聞き取れないことはよくあります。
英語のスピードに慣れるのがポイントです。
このとき、実はリスニングではなくリーディングの速度を上げるのが効果的です。なぜなら、リスニングもリーディングも同じく英語インプットの動作だからです。
日本語でも、音声を聞くよりも読むスピードの方が速いかと思います。英語も同様に、読むスピードを上げるとリスニングのスピードも上がります。
読むスピードを上げるのに有効な勉強法は「多読」です。語彙や文法がかんたんな本を大量に読むトレーニングです。
たとえば「ラダーシリーズ」がおすすめです。ラダーシリーズは、かんたんな単語で書かれており、レベル別にわかれている本です。
一分間に読める単語数をWPM(Word Per Minute)と呼びます。TOEICのリスニング音声の速度は150WPM程度です。つまり、一分間に150語を話します。
そのため、150WPMを目標にリーディングの速度を上げる練習をしました。
多読の練習をするときに気を付けるのは、「返り読み」を避けて英語の語順で読むことです。
返り読みとは下の図のように、学校の英文解釈の授業で習った読み方です。この読み方ですと、どうしても読む速度が遅くなります。
多読をするときには、英語の語順の通りに読み進めることを意識します。
この訓練がリスニング力アップに効いてきます。なぜならリスニングのときは、返り読みができないからです。そのため、多読を通じて英語を前から読むトレーニングをすると、ネイティブが話すスピードについていきやすくなります。
勉強法3|スピーキングスキルを3つに分解 ①概念化、②文章化、③音声化(流暢さ)
次にスピーキングスキルを上げる方法をお伝えします。スピーキングスキルも3つに分解できます。
② 文章化
③ 音声化(流暢さ)
① 概念化とは、漠然とした考えを「結論」→「理由」の型にまとめる力です。
このスキルを鍛えるために、オンライン英会話を活用しました。
② 文章化とは、言いたいことを正しい文法や単語で瞬時に英語化する力です。
瞬間英作文トレーニグが効果的でした。
③ 音声化は、英語らしい発音やイントネーションで発話する力です。シャドーイングが有効でした。
以下で詳細に説明します。
オンライン英会話で概念化スキルを鍛える
概念化スキルを鍛えるため、私はオンライン英会話に取り組みました。
単に先生とおしゃべりをするだけでなく、テーマに沿ってディスカッションできるクラスです。
具体的にはDMM英会話の「テーマ別ディスカッション」です。
ある主張に対して「賛成か反対」のスタンスを取り、そのあとに理由を説明する練習です。つまり、英語でロジカルに話す訓練。
一例を示すと、「ソーシャルメディアに年齢制限を設けるべきか?」と講師から聞かれます。これに対して、英語で答えます。
たとえば、以下の内容です。
「私は不賛成です。理由は2つあります。1つ目は、今後ますますオンラインでコミュニケーションする機会が増えるため、小さい頃から慣れておいた方がよいからです。2つ目は、そもそも規制をしてもイタチごっこになるため効果が薄いからです。」
という感じです。
実際は賛成でも不賛成でもどちらでもよいのです。概念化のスキルを鍛えるトレーニングです。
瞬間英作文で文章化スキルを伸ばす
言いたいことを正しい文法や単語で瞬時に英語化する、文章化スキル向上には瞬間英作文トレーニングが効果的でした。
瞬間英作文とは、日本人の英語力向上のために考案されたトレーニングです。
中学レベルの英文法と単語で、大半の会話は成立します。そのため、学生時代に習った簡単な文章を瞬時に英訳できるようになると、各段に文章化スキルが伸びます。
つまり、瞬間英作文は、中学レベルの文章が瞬時に口からついて出るようにするトレーニング。
下の写真のように日本語例文と英語訳がセットになっており、日本語を見て瞬時に英語で発声できるようになることが目標です。
瞬間英作文のやり方を知りたい方は以下の記事を読んでみて下さい。
ご参考:瞬間英作文の効果的なやり方|独学で挫折した理由とプログリットで続けた結果
※図を用いて詳細にやり方を解説しています。
シャドーイングは音声化(流暢さ)にも有効
英語らしい発音やイントネーションで、英語を発話する「音声化(流暢さ)」のスキルを伸ばすには、シャドーイングが有効です。
先ほど、リスニングの音声知覚を伸ばすのにシャドーイングが効果的と説明しました。実は、シャドーイングのトレーニングをするとスピーキングの流暢さが改善されます。
実際、私はシャドーイングに2ヵ月取り組んだ結果、VERSANTと呼ばれるスピーキングテストの結果で、発音と流暢さの項目が大幅に改善しました。
リスニングとスピーキングの向上に有効な、シャドーイングのやり方を詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ。
ご参考:英語シャドーイングの効果とやり方【英会話が上達するコツを伝授】
勉強法4|プロのサポートは英語ペラペラへの近道【フィードバックの魔力】
独学でもOKだが、、、
ここまで紹介してきた、学習法は基本的に独学でOKです。
1日2~3ヵ月の学習を3ヵ月続ければ、英語力が伸びるはず。
しかし、毎日これらのトレーニングを独学で続けるのは簡単ではありません。
なぜなら、トレーニングを続けるうちに飽きてくるからです。
最初の2、3日はモチベーションが高いため、勉強を続けられます。しかし、1週間~2週間くらいたっても、なかなか成長実感を得られません。一方でトレーニングを続けるので辛い…
この時点で投げ出してしまう人が多いです。
実際、私も過去に瞬間英作文トレーニングに独学で取り組んだとき、途中で挫折してしまいました。
下の図のように、いくら勉強しても英語力が伸びない時期を超えられなかったからです。
そのため、独学で学習を継続するのに自信がない人は、プロからサポートを受けることをおすすめします。
実際、私も独学では勉強を続けられなかったので、英語コーチングスクールの「プログリット」を利用しました。
この記事で紹介した学習内容は、プログリット受講中に実践した内容です。
私が独学で瞬間英作文に取り組んで挫折した過去と、プログリットを受講して2ヵ月間で3冊の瞬間英作文に取り組み、スピーキングの「音声化」を伸ばした経験を以下の記事にまとめました。
ご参考:瞬間英作文の効果的なやり方|独学で挫折した理由とプログリットで続けた結果
プロからのフィードバックは英語ペラペラへの近道
もう一つ重要なポイントとして、プロからフィードバックを受ける効果です。
もちろん独学でも英語ペラペラになれますが、プロからフィードバックを受けると、成長速度が各段に速まります。
下の図はフィードバックを受ける効果を表すイメージ図です。横軸が日数、縦軸が学習効果です。
スポーツや音楽をイメージしてみて下さい。
大人になってテニスを始める人は、テニススクールに通いコーチから、フォアハンドの打ち方、ボレーのやり方を教えてもらうでしょう。
また、ピアノを始めるとき。独学でやる人はいません。ピアノの先生から習うはずです。
なぜなら、スポーツや音楽は独学で練習するより、コーチや先生からフィードバックを受けた方が伸びるとわかっているからです。
これは英語も同じです。
たしかに独学でも英語力は伸びペラペラになります。しかし、プロからフィードバックを受けて学習方法を改善すると、より成長を早められます。
私が英語コーチングスクールの「プログリット」を卒業した体験談を以下の記事にまとめたので、気になる方は読んでみて下さい。独学でも英語ペラペラは実現できますが、私の場合はプログリットを受講して成長を加速できたと感じています。
ご参考:【体験談】プログリット(Progrit)を修了した効果と感想~短期間で英語が伸びる理由~
まとめ|留学なしの30代が3ヵ月で英語ペラペラになる方法
この記事のポイントをまとめます。
- ネイティブ並みのペラペラレベルは目指さなくてよい。周りからペラペラに見えるレベルを目指す
- ペラペラになると、同僚から一目置かれ、ビジネスの幅が広がる。転職市場でも価値が高まる
- 英語ペラペラになるには、独学でOK。ただし、プロのフィードバックを受けると、さらに効果的。
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- 仕事相手の外国人の考えがわかり、コミュニケーションがスムーズになってストレスが減る。
- 英語の会議や議論をリードできるようになり、上司や同僚から尊敬される。
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